2017年11月14日火曜日

最近の出来事

 「あなたの余命はあと2日です。現代医学ではどうしようもありません。」そんな宣告をされるという夢を見ました。ちなみに、私は受験生にそのことを伝えて一人ひとり全員と面談をして受験までの残りの日数ですべき内容と遠い将来ふりかかるであろう困難とその対処、将来やりたい仕事をするために適切な時期に適切なことすべきで、その内容について詳しく熱く語っていました。非常にリアルな夢で、珍しくずっと覚えています。

 さて、授業と懇談会とPCのアクシデント続きで1週間ぶりです。今回の懇談会は志望校についてのみで、平素の様子については全くでは、各学年の最近の出来事について書いていきます。

 まず、小3算数は円と球の第2弾をしました。前回の授業で、入塾後初めて頭を抱えて悩んでいるMTを見ました。円(球)の中心と半径・直径がごっちゃになっているようで、正直さほど難しい内容ではなく、かつ算数のできる彼にとって問題はないだろうと思っていました。今週も前半は何か難しく考え込んでいるようでしたが、突然後半には理解できたようで、球の応用問題もいつものようにスラスラ解けるようになっていました。子どもの頭の中は不思議ですが、大人が想像もできないようなことで思い悩んでいることもあるのでしょう。

 小4算数は2学期に入り最も重い空気の学年でしたが(授業を聞いていない、宿題が雑など)ようやく落ち着き始めています。集団授業は間違いなく低学年になればなるほど難しいです。小学校の先生は本当に大変だと思います。私は小1を35人もまとめて指導できる自信はありません。6名ですら全員が同じことを集中してやらせることは非常に難しいです。こちらがしゃべるだけの大学や講演会のような展開をしたら誰も話を聞かないでしょう。また、小学生でも理解できる簡単な言葉で説明しつつ、少し、難しい言い回しも教えるのもまた難しいです。ところでYJは学校で行われた算数のテストでクラスで3人しかいなかった満点をTEと共に取れたと非常に嬉しそうに教えてくれました。元々理解力はあったのにコンプレックスが邪魔していただけで、少し自信をつければ一気に覚醒ですね。男子たちもほんのり良い感じです。

 小5は台形の面積の求め方を導入。もちろん暗記して間違えたら(噛んだら)アウトで言い直しのルールで即日暗記。ただ、塾の問題集はレベルが高く、導入した日に応用問題までこなす必要があります。面積から上底や下底を求める問題の理屈を説明したくてもその時間はありません。公式化して暗記して解かせているだけなので、もう少し数学的に教えたいな、と感じます。KNがようやく慣れてきたのか笑顔が見られるようになりました。クラスの雰囲気も良くなり、今後の成績上昇が楽しみです。先週より計算特訓小数バージョンをしていますが、小数点で間違える子はいなくなりました。と、こちらが油断すると数ヶ月でやり方を忘れるのが彼ら。定期的に今後も確認していきます。ちなみにHAが小テスト(本番)に強くミスが少ないのがとても良いです。

 小6はこの時期に20人になりました。どこかで人数調整が早々に入る学年になりそうです。人数は多いものの集中力や授業態度は一般的なワンセの中2と比較しても遜色ありません。私立中学の中3と比較しても負けていない自信があります。5年生の9月まで宿題のルーズさと格闘していた日々が懐かしいです。自覚で勉強したり、授業を聞ける姿勢ができているのがあり得ないですね。今の高2以来の先生を育ててくれる学年になりそうです。彼らを教えられる先生は幸せです。褒めまくっていますが、「拡大縮小」の単元の理解度は低かったので、どこかでしっかりと解説しなくてはいけないと思っています。

中学生は明日…

2017年11月6日月曜日

最近の出来事

 あっという間に懇談会の時期です。水曜日から今福鶴見校舎にて始まります。今回は志望校決定の懇談会ですので、弟妹様が在籍している方でも時間があればお話する程度となり、12月に詳細を話そうと思います。今年はここ数年の中で最も「お願い」をしに来る子が少なく、時間にゆとりがある嬉しさと、寂しさを感じています。そんなことを言いつつ、これから引っ張りまわされるのですけどね。

 週末、中3は五ツ木対策。過去問にチャレンジし、国語は茨田北ISがトップ、鯰江SR、HKが続きました。数学では鯰江HKがトップ、緑IM、菫NYが続きました。社会では緑IMがトップ、緑FRが2番手で茨田北ISが続きました。国語では文法を説明。中学文法を全て知っておかないと解けず、また出題されるのは応用問題ばかりです。しっかりと完全理解を図っていきます。数学では難問には手をつけず、定番問題ばかり」解説しています。すると最高偏差値は低いものの全員平均では5教科中数学が最も高いです。複雑な気持ちです。

 小5は計算特訓小数バージョンの日。不合格は3割ほど。安定して合格するのがHAHKも理解はあるのですが、彼女よりは若干ミスが多いのが玉に瑕です。授業では平行四辺形の面積の導入をしました。本当は応用問題の解説をしてから宿題を出したかったのですが、時間がなく応用問題も宿題として初見でしなくてはいけない状態になりました。頑張ってくる子が多いので楽しみですが、考え方を説明せずに出しているので忍びないです。次回、丁寧に解説しようと思います。算数でやや宿題が多かった分、国語が少なめにしました。

 小6算数は比例・反比例のまとめをしました。後半で、理解の浅い単元である拡大・縮小の計算の仕方と単位変換についてしましたが、次回も復習しなくてはいけないと感じました。単純な努力は頑張る子たちになりましたが、理解力には当然ながら個人差が激しく、全体的な底上げが今後の課題ですね。YAが少し良い感じのセンスを発揮するケースが続いてます。

 中1国語は故事成語についてしました。まずは漢文の読み方の基本的なルール。「文字は上から読む」という小1でもごく当たり前のことをしていたのですが、茨田TKや緑SKは予想通りの珍解答でした。後半では故事成語のできたきっかけと意味を解説。新入生は女子で真面目なのでようやく雰囲気も良くなってきました。授業後の特進数学では。簡単な応用の確認と最難問の図形の切り口の問題をしました。空間図形は頭の中で想像できるのかどうかなので、こちらも手探り状態です。

 中2数学は証明の確認。1行の文を読み取れないのがよくわかる単元で、少し切なくなります。数学というより国語なのですが、最近SNSの流行の副作用で「相手にとってわかりやすい短文」ではなく「自分が思いついたことを短文にする」子が急増中。文のおかしさを指摘しても何がダメなのかわからないケースも増えています。それでも大手前・寝屋川レベルな子が混ざっていることに危機感を覚えます。

2017年11月1日水曜日

改:最近の出来事

 新政権が誕生したり、木枯らし1号が吹いたり、神奈川で猟奇的な連続殺人事件があったり様々な事件がありました。全てにコメントしたいところですが、割愛します。唐突ですが、塾は11月8日から受験生のみ懇談会を実施します。

 今回は授業の様子が中心です。小3算数は快調です。MTの課題であった正答率も徐々に上昇中。小4は、実は最も厳しく展開しています。ゆるりとするとそのペースに悪いほうへ流されそうだからです。全学年中、最も気をつけている学年です。小5算数は計算特訓中で、今週に分数の計算のお呼び出しが終わります。KNは前回の授業で抜けた単元を補いにやって来て、頑張ったので分数はOKにしました。来週は小数の計算があるので、それはしっかり合格して欲しいところです。小6は漢字のテストでTSが初合格。努力がようやく実りましたね!長い道のりでした。

 中1国語は長文をしました。答え方の徹底をしている最中です。特進数学は、らしからぬピリピリした雰囲気で進んでいます。新入生緑IAは塾に慣れようと頑張っています。最新入生の緑YRは昨日の今日で出された課題をしっかりとこなして補習にも参加。良い感じです。

 中2数学は証明の応用をしています。とはいうものの全員が完全理解できる単元ではないので、標準レベルと特進と分けていますが、難問になってからのほうが士気が上がっています。とくに緑男子のAK,SH,CHは強制終了の声を何度かけても、もう少しもう少しと勉強をやめようとしません。受験生に見習わせたいほどです。

 中3は待望の五ツ木が返却。数値で満足できるものはありません。それよりも気がかりなのは偏差値の乱高下。例年のワンセの子たちは7月から11月で微増します。今年の子たちは乱高下が激しいのです。安定して結果を出せないのは本番に弱いということで大きな不安材料。もう1つは個々の受験に対するモチベーション。今年も全員合格を唯一にして最大の目標にしていますが、実現するためにしっかりと全員をついてこさせなければいけません。

2017年10月30日月曜日

高校レポート最終?

 ワンセからは比較的距離のある学芸高校に今期最後の(?)訪問。関関同立の水増し問題以来、ご縁のなかった学校なので、楽しみにしていました。校風3、教授力1.5、CP1、おススメ度2.5。aアニマル度3.5。ちなみに近隣にある浪速高校は「まだ見せられる高校」ではないとのこと。1学期に起こった授業中に飛び降り事件は色々闇がありそうです。

 さて、今年度の総括です。今年は公立高校に結局行っていません。寝屋川高校を筆頭に興味のある学校は多かったですが、総括していえるのは中学校同様、勉強に関して高校に頼ってはいけないということです。大学進学には塾・予備校が高確率で必要です。

 私立高校では昨年度より二極分化が進んでいます。良い学校は更に良くなり、逆も然りです。良い学校の筆頭は興国で常翔啓光や大和田も良いです。近高は例年のようにオール4の学校で小さい不満はでるもののトータルでは良い学校です。近高のポジションを狙っているのが関大北陽で急激な改善を実感します。私の思うこれらの良い学校の共通点は先生方の生徒に対する熱意です。きれいな校舎や・施設・設備は全く考慮しません。今年は希望者がおらず、説明会はありませんでしたが滝井・信愛は上記の学校に劣らない素晴らしい学校です。女子高のほうが良い学校は多いですが、敬遠する子がいるのが一定数いるのが残念です。偏差値とは関係なく、成蹊や好文も良い学校です。

 逆に行ってはいけない高校を実名で書くわけにいかないので、共通点を挙げます。まずは隠匿体質。見せられない、という学校はかなり大きな問題を抱えています。これはわかりやすいですね。先生としての熱量が少ない学校もおススメしません。愛校心や先生としてのプライドですね。羊頭狗肉でイメージだけが良い学校もたさくんあります。掲示板の情報は古くてあてにならないものが多いので、今後の参考にはあまりならないものもありますので気をつける必要があります。

 ワンセの子たちが行く可能性のある学校は全て訪問しました。ただ、外部の方でこのブログを参考にされている保護者の方や学校関係者にはまだ物足りないかもしれません。高校や中学校の現場について知りたい方は直接ご連絡ください。時間の許す限り優先してお答えします。oneself@wish.ocn.ne.jp

2017年10月25日水曜日

10/24.25の出来事

 日曜日の遠足は台風の進路の兼ね合いで決行できるのかどうか微妙です。それよりも2週連続の大雨が各地に大きな影響を及ぼすことが案じられます。ところで、高校レポートをしばらくお休みしていましたが、再びいくつかの高校を訪れる予定ですので、またご参考にしてください。

 水曜日は受験生以外の補習が入り乱れてあり、終始バタバタです。まずは小5の算数計算特訓から。5年生で習う計算問題が全て終わり、完全定着を図る時期です。約分ばかりに気を取られていましたが、小数のかけ算・割り算で小数点の移動が重要なのですが、習ったときはできていてもマメに確認をしていないと忘れてしまいます。今回は約分中心ですが、年内には小数の計算問題の徹底を図った確認テストと補習を実施します。今回はなかなか頑固だったKNに計算問題の解き方・途中式の重要性を力説。理解力はあるのに、自己流を貫く姿勢が気になっていたのですが、対面マンツーマンで教えるとすぐにできるようになりました。細かいことの徹底は大切です。同様に中2緑KMも計算の補習。入塾時はかなり前の学年から補習を行い、ようやく連立方程式に辿りつけました。彼女は嫌がらずによく努力しています。今回のテストは2週間ほどしか勉強する期間がなく、入塾前比約60点アップと小幅でしたが、次回は100点以上アップしてもらわないと、と強く思いました。

 中3特進は過去問三昧。大和田国語ではトップが鯰江HKで茨田北NM、緑IMが続きました。大和田数学はダントツのトップが鯰江HKで他は微妙な結果。近高社会では緑IMがトップで1点差で、続いて鯰江HKが3位でした。標準では基本に忠実な大阪高校の社会にチャレンジ。点差が大きく開き、トップは緑NYで茨田KYが2番、3番タイに緑HYTSが並びました。

 写真は満点賞の記念撮影と卒業生の子が作ってきてくれたロールケーキです。
 

2017年10月24日火曜日

最近の出来事~授業内容以外~

 日曜日は台風で本当に気を揉み続けました。大和川や宇陀川の氾濫により避難した人が多数いました。ところが、テレビ局は選挙ばかりで字幕程度にしか情報を流しません。全く高齢者には指示が行き届いていない状態で松井一郎大阪府知事は選挙の総括をやっています。こんなときに大阪のトップやNHKが本来の役目を果たさないことに強烈な不満を感じる共に、今回されたことを一生忘れません。次の選挙では…

 さて、今回は最近気になることがらについて持論を展開しようと思います。厳しさと激しい叱責は全然別物だと考えています。ただ、時流を考えて、しばらく「諭す」路線で授業を展開していました。一番最初に違和感を覚えたのは小5の算数。例年、約分でそんなにてこずった記憶はありません。注意を促せばすぐに気をつけて解くようになりました。ところが毎回の授業で、何度も何度も注意しても全く気をつける素振りがない子が続出。といっても3名ほどですが。流石に一ヶ月も約分ばかりしていたので厳しく注意。すると、すぐに気をつけられるようになりました。

 同じく中学生も多少緩くしていました。すると中1から集中力のなさが露呈。顔を上げて話しを聞いている振りをするものの、実際には聞いていません。質問をして「わかりません」と言うので私の質問は何だった、と聞きなおすと「聞いていませんでした」そういう割合が増えました。一括すると再び集中力は上がり、話しを聞くようになりました。中2も同様です。

 ところで、アクティヴラーニングを積極的に取り入れた学校でとそうでない学校で全国学力テストの平均点で5%の差があり、効果的だったという自画自賛の提灯記事を見ました。一見もっともらしく感じてアクティヴラーニングは効果的なのかと思いそうですが、全くあてになりません。全国学力テスト万年ブービー争いをしている大阪が、一度だけ10%以上平均点を上げたことがありました。その年限定で全国学力テストを内申に大きな影響を与えることにしたのです。すると、受験生が目の色を変えて問題に取り組み、果たして大幅に平均点が上昇したのです。ちなみに翌年以降、安定のブービー争いに戻りました。

 つまり、モチベーション次第でテストの点数は大幅に変わるので、その半分以下の数値しか上昇してないアクティヴラーニングに効果があったとはいえません、逆説的に論じるならば、気持ちの問題で成績は大きく上下するのです。そして、小中学生が自分の意思だけで集中してテストや授業に取り組まないことぐらい大人なら誰でも知っているでしょう。

 よって、授業する中で緊張と緩和は大きなテーマです。優しくわかりやすい解説だけの授業では全員を引っ張っていくことはできません。全員を引っ張っていけるカリスマ性や、気を抜いた一瞬を見逃さずに指摘する姿勢、早合点や独りよがりな解き方を絶対に認めない先生の姿勢が肝要だと改めて実感しています。時代とは逆行しても、全員に愛情を向けて正面から取り組もうと改めて誓った昨今の出来事です。

2017年10月23日月曜日

10/20.21の出来事

 今日は茨田北で文化祭。「役者」として活躍した中3MASYがいました。ところで、午前中には歯医者に通院し、麻酔を打たれていたので口の中が違和感です。その後、事務所に着き冬休みの時間割の作成。仮時間割ができてからが本決定になるまでが非常に時間がかかるのですけどね…

 夕方、小4算数は授業前に先週休んでいたYSと面積の補習からスタート。早くに着いたFSが少し理解が怪しかったので合流。ちょうど良い機会になり、わかった状態で授業を開始。今日は応用で難問の単位変換。中学生でも怪しい単元で、正直さらっと終わらせたい内容です。完全理解を全員に望むのは少々厳しいです。

 土曜日、中3特進数学は近高の過去問でトップ鯰江HKで茨田NM、緑IMでした。社会は大和田の過去問でトップ緑IMで2番手以降が緑FR、茨田北ISでした。大和田国語ではトップ茨田北NMで二番タイが茨田KC,茨田北MAでした。教科によって得手・不得手が違うので例年以上に上位陣のメンバーが入れ替わる内容となっています。