2023年3月16日木曜日

最近の出来事

 今日から三日間、卒業旅行の引率です。とりあえず初日のナガスパは終わりました。ちなみに公立入試では悪くない手応えだったと聞いて少し安心しています。

  さて、新年度が始まりました。新小5は出来ることが学年相当よりも多く、期待値が高まっています。算数の課題は精度を上げること、国語は読解したことをうまく文にまとめられるようになること。時間を掛けて出来ることを増やそうと思います。新小6の算数の課題はスピードアップと精度の向上。計算をミスしないことです。英語は今までのスピーキングがやや多めから、単語・文を書くライティングを多めにしていきます。2学期からは中学生内容に入って、英語が好きで得意になれるための小学生期でありたいです。算数よりも国語の方が課題が多く感じます。学年相当に出来て欲しい読解力や演習問題の答え方です。こちらも時間をかけてやっていこうと思います。

中1はやる気があるので、モチベーションのコントロールをしていこうと思います。英語の単語テスト量が多めだったことを案じていましたが、みんな事前に勉強すら癖が出来ていて嬉しいビックリでした。ただ、詰めが甘く満点にはならない勉強方法だったので、そこはしっかり伝えていかないといけません。

 中2は教科間のバラツキとやる気に個人差があるものの、平均すると悪くない状態です。今年度よりペナルティ制度がなくなった2年と3年。ペナルティは真面目に小テストの勉強をするためのやむを得ない手段。全員が自覚で勉強してきてくれるのが一番です。新しいスタイルの定着に向けて試行錯誤中です。

 中3も同じく新しいスタイルの確立中です。ただ、受験生なので2年ほど悠長にはできません。言われたことを期日通りにしてこなかったり、手抜きが続いたので久しぶりに厳しく注意しました。でも、感じ方の温度差が年々激しくなっており、対応に試行錯誤中です。

 長くなりそうなので、次回ワンセの集団授業と個別について考えを書きたいと思います。

2023年3月9日木曜日

受験前夜

 明日はいよいよ公立一般入試です。今日は最終確認ぐらいでしたが、全員過去問5年分で志望校の合格最低点を大幅に上回っています。いつもだと彼らとの思い出をかみしめながら余韻に浸っているところです。

 今年、少し違うのは高校3年生の合格報告があったことです。阪大・神大複数名を筆頭に国公立大学進学が5名確定。私立大学は同志社大学に5名以上、関西大学・立命館大学も複数名、そして、高校で色々苦しんだ子も武庫川女子や関西外国語大学に努力して合格できた報告も聞いています。高校生で頑張り切れなかった子がほとんどいなかったことがとても嬉しいです。高校合格がゴールになって「燃え尽き症候群」にならない子たちが自慢です。自覚を持って勉強できていたのだと感慨深く、是非彼らに続いて欲しいと切に願っています。

 翻って今年の受験生。文理学科を除くと寝屋川・東を受験する子が多い傾向があります。90点満点で安定して70点前後取れる彼らを見て頼もしく感じつつ、実力をしっかり発揮してきて欲しいです。国立大学に合格してきた先輩と比較しても劣る要素はない彼ら。怖いのは緊張とミスだけです。私立高校入試が終わってからは長く感じた1か月でした。あえて言えば国語の考えを書く問題で条件違いやタイトル違いをやらかして大幅な減点を食らうことぐらい。それをやっても大丈夫なぐらいに貯金は出来ているはずです。実力は折り紙つきなのでDo your best!!

2023年3月8日水曜日

卒業生へ~贈る言葉ファイナル後半~

 緑YJ

 感性や価値観が独特だ。マイペースを乱されることが少ない。価値観の擦り合わせをして「和して同ぜず」を具現しよう。

 自分観があるため、他人の価値観を否定しないのが長所だ。独創性を貫くのは良いが自分の言動が世間の最大公約数と比較してどの位置にいるのかは強く意識しよう。立ち位置の把握なしでのマイペースは想定外のことも起こる。

 基本を固めたら好きなことに集中して知見を究めよう。その道を深く深く極めて欲しい。

 緑KH

 最も短い付き合い付き合いで、伝えられなかったことがたくさんある。ストレスは大切だ。その向こう側にしか見えない景色がある。

 これから先、多種多様な未知のストレスを経験する。その度に強く向こう側を意識して欲しい。達成感や充実感がそこで待っている。大半の人がストレスを感じたら忌避するがゴールを信じて突っ込む。

 そうすることで得られた経験や知識は誰にも奪われない自分だけの特別な個性となって返ってくる。

 鯰江MH

 中学生時代、1日24時間を常に自己研磨に捧げていた。精進するのは素晴らしい。ただ、健全な精神と健康な身体は表裏一体だ。

 どちらかが欠けてもいけない。若いときは自分の身体の限界を考慮せずに多くのことに取り組みがちだ。体力・気力の限界を知り、その手前で少し息抜きする必要がある。成果は短期間で判断しない。

 トライ&エラーを繰り返し、目標を具現できる精神力は素晴らしい。でも、同じ努力を大半の人は出来ないことを知っておく必要はある。

卒業生へ~贈る言葉ファイナル前半~

 緑ST

 入塾当初はスピードが大きな課題だった。その速さについていくためにかなり努力した。果たして、出来ることが大幅に増えた。

 ストレスの向こう側を知る人間は強い。この時期に苦手意識があったことを乗り越えたのは大きな大きな財産になる。自分と向き合える素直さと合わさって最も成長した一人になった。努力しても結果が出来るまでに時間がかかる。

 こんな濃い経験を出来た中学生時代。自分の弱さを知っている人ほど、他人に寄り添える。徳を積み重ねて良縁に恵まれる。

 緑SK

 人間関係に悩んだこれまでの学生時代。多くの経験をしたからこそ、人との接し方が見えてくることもたくんさんある。

 自分が嬉しくなった経験は「恩送り」する。人からされて嫌だったことは人にしない。その姿勢を継続し続ければ人の和ができてゆく。「ありがとう」を言った経験、言われた経験分良い成長を重ねられる。

 人間関係で悩むことがあれば思い出して欲しい。何があっても自分のことを心配してくれる人だけ大切にすればいい。

2023年2月21日火曜日

合格報告

 今年も無事に受験者全員廻し合格なしで第一希望の学科に合格できました。

近大付属高スーパー文理2名中特待生(スカラシップ)2名)進学1名、開明1名、関大北陽6名、大阪国際スーパーα3名(内特待生3名)、スーパーβ3名、Ⅱ類2名、常翔啓光特進Ⅰ類1名(内特待生1名)特進Ⅱ類1名、興国スーパーアドバンス1名(内特待生1名)大阪産業大学高特進1名(内特待生1名)信愛・好文看護1名ずつ。信愛・好文からは特待生での合格を得たかったところです。それでもみんなの頑張りで全員第一志望の学科に合格できたのは素晴らしいですね。各高校の詳細は春先にでも出来ればと思います。

 残すところ、公立高校のみになりました。公立受験者は、例年通り文理学科とその他が半々ぐらいです。とはいうものの専願で卒業した子が多く、寂しい状況ではあります。少人数にはなりましたが、最後まで精進し公立高校も全員無事合格の報告が出来るよう頑張っています。

 数学ではC問題対策を中1の頃から強く意識した学年で、ここまで出来ることが増えたのか、という驚きが大きいです。センスを発揮しないと解けない、解き方が見えない、解説されてもわからないのがC問題。これを寝屋川レベルの子だとかなり苦戦します。理系のセンスがよくわかる問題です。 ただ、専願で卒業した子が多く、モチベーションを保つのが大きな課題です。

 ところで、現在高校3年生子たちの吉報が続いています。旧大和田組では指定校推薦で同志社・武庫川女子に進学を決めたり、神戸大学や鳥取大学という国立大学進学を決めたり、一般での同志社大学合格報告も複数聞いています。中3のときに看護師希望と言った子はブレずに進学するのも嬉しいことです。高校生になり直接指導はしていませんが、頑張っている報告を聞くと頬が緩みます。

2023年2月9日木曜日

受験生との出来事

 私立入試前の最後の授業が終わりました。授業と言っても最後は各種確認と前日諸注意のみです。彼らには数多くの思い出があります。それらの一部を伝えようと思ってもみんなの前では言えない個人情報的なことが多く、無難に話さざるを得ませんでした。

 コロナ世代で多くの時間があったので、3年間を通じて勉強時間がかなり多く確保でき、過去問演習も余裕を持って取り組めました。数学社会の平均点は過去トップクラス。五ツ木偏差値も全員平均で61を超えてくるという快挙。どんな進学塾にも負けない数値です。ちなみに大阪進研は問題が易しく五ツ木よりもかなり偏差値が甘くでるので、文理学科や難関私立受験の子への精度は低いです。また、塾内でテストをすることが多く、何でもできるので信憑性から私立高校では参考にしない学校が多いです。

 話が逸れました。彼らは厳しく注意し続けた最後の世代になるでしょう。宿題やルール遵守に耳にタコができるぐらい言いました。中学校では自由な子が多いらしいですが、ワンセでは無縁。ただ、宿題を出来ず卒業できなくなった子の数は多かったです。学校の先生に聞くと、ワンセでは当たり前の「授業を集中して聞く」「宿題は期限までにきちんと仕上げる」「ルールを守る」は望めないと言われます。ちなみに小・中・高校の全ての先生に言われました。

 毎年、企業の人とも会って最新の情報を聞くようにしていますが、ワンセで望むことができている人がいわゆる大企業に勤められる可能性が高くなり、そうでないと社員になれる可能性が低くなるんだと思いました。

 今年の卒業生たちが社会に出る頃、小中学生で身につけた「ワンセの望む普通」が役に立つと自信を持って言えます。継続する力、集中力、目標に向かって努力する姿勢を継続できること、挨拶できること。出来ることを積み重ねた君たちは私の誇りです。

 入試で実力を出し切ってくることを信じています。

2023年2月8日水曜日

卒業生へ~贈る言葉⑤~

 緑HA

 勉強が得意、とは決して言えなかった。それでも卒業まで努力を継続できたことは称賛に値する。

 勉強が得意な子より、不得手な子が努力を継続するのは至難の業で価値がある。果たして、集中力はつき、暗記は非常に速くなった。何よりはゴールまで努力できたことは誇って良い。年を重ねれば応用力ができる。

 少し辛くなったとき、中学生時代のことを思い出しゴールに向かって前を向こう。明けない夜はない。

 緑KM

 興味を持った分野でも深さを追求するほどの貪欲さはないが、そこそこハマる。勉強面では苦労したこともある。

 インプットしたことを如何にアウトプット(使いこなす)かがポイントになる。努力で培った暗記力を有効活用しよう。中学生時代に身につけた能力は、かなり長期間忘れることはないのだから。

 他人の価値観を否定しないのは長所だが、もう少しだけ自分の世界観を拡げることも深めることも意識しよう。

 緑KY

 好きではなかった勉強だが、卒業まで頑張り続けることはできた。将来の夢は現実的で具現化できるだろう。

 勉強の習慣や長時間の努力も出来るようになった経験は非常に大きい。好奇心に流されず、足元をしっかり見て優先順位をつけて行動しよう。出来れば面倒なことは先に取り掛かり丁寧さを心掛ける。

 純粋で素直な言動は微笑ましいが、齢を重ねると周囲を見て言動しなくてはいけない時期がやってくる。