2022年3月9日水曜日

入試前夜

  いつもは感傷的な気分になりワイン片手に浸りたくなる日です。でも、今年はそんな気分になりません。どちらかというと晴れ晴れしい気持ちです。こんな年は初めてで、自分の心境にビックリです。HAは声に出して笑うことが多く、その雰囲気にみんなが吸い込まれた感じ。ただ、笑顔の奥で何を考えているのか模索している状態が続き、自分の言動がどう影響するのかを意識していました。どこまで強引に引っ張っていくか匙加減に最も悩んだクラスでもあります。

 私事ですが、厳しい先生を演じず、素の状態で授業していた初めての学年(私立後)かもしれません。このクラスでは柔和な表情でいることが多かったように感じます。単純に教科的なことを教えるだけで済む良い子ちゃんたちだからでしょう。最近は齢を重ねたこともあり、あまりみんなと長時間の雑談をすることはなかったのですが、久し振りに色々楽しく話せた学年でもあります。公立メンバーに感じたのはもっと上手に甘えたらいいのにということです。

 勉強面では明日に照準を合わせて人事を尽くしてきました。想定通りに出来たのは数学と国語の読解です。B問題なら8割以上全員取れるほどには実力をつけました。MSはC問題でも点数が取れるようになり、OAは問題の取捨選択が上手になり良い意味でも諦めと、出来そうな問題を「出来る問題」に変えていきました。MYは私立前後でメンタル面を心配していましたが、3月上旬から再び復活し実力を発揮できるようになっています。MAはアウエー感が漂う中での勉強を申し訳なく思いましたが、本当に切磋琢磨し良い刺激を受けていました。

 最後に、中1から中2まで「鯰江中の子たちは~」という枕詞で括られた彼女たちが最も精神的な成長を遂げたように感じ、そのことを非常に嬉しく思っています。