2026年8月24日月曜日

事務所

 授業前後、事務所ではスタッフ間で子どもたちの情報共有に暇がありません。話題になっているのは「最近よく頑張っている子」と「最近少しモチベーションが下がっている子」です。後者の大半は教科的ではなく、どの教科(先生に)も満遍なく案じられていることが多いです。時おり、教科的に後回しにしがちというケースはあります。

 私たち講師は、教えていると親に近い感性になります。提出物がルーズになったり、理由の曖昧な遅刻・欠席、何よりは補習を休まれると講師のその子へのモチベーション低下に直結します。時間の対価で働いているのではなく、本気で向き合っているからこそ様々な感情に揺すぶられます。授業を集中して聞いてくれない状況が続くと「〇〇への気持ちが折れました」と愚痴られることもしばしばあります。時には子どもたちにダイレクトに「次に△△してこなかったら知らんで」みたいな言い回しをしていることもあり、そんな言葉を聞くと私はドキッとします。でも子どもたちには常々、どんな言動が先生の気持ちを冷まさせるのか諭しています。直接警告することもしばしばあります。

 残念ながら子どもたちに伝わらないときもあります。まぁ親の言葉を毎回に素直に耳を傾けて聞いて、反省する子なんていないでしょう。当然塾も同じです。それでも、モチベーションが下がっていた子が良い兆候になったとき、本当に嬉しそうに話す井川や佐々木、泉を見て、嬉しさと、本当は見放していなかったことに対する安心感に包まれます。親を筆頭とする家族を中心に、これだけ多くの人から愛情をもらいながら勉強できる環境をもらっている彼らは、もっと親に感謝すべきだと思います。

 お金で解決する塾なら何も気にする出来事ではありません。「管理」という名目で月に5万円請求するだけです。私は、子どもを動かすのは言霊だと考えています。だからワンセでは「情」を一番大切にしており、一度冷めた気持ちは戻ることが難しい、と子どもたちに伝えています。なので、マニュアルで「こういうときはこう言いなさい」というものは存在しません。

 性格は十人十色で、同じ子でもメンタル状況でかける言葉も変わってきます。それをマニュアル化できないからです。出来るなら子育てなんて楽ですよね。自分の言動一つがどのように感じられていて、どう伝えるのがベターなのか常に考えています。そんな話をスタッフと共有し、子どもを動かすことができたらとても嬉しく思い、逆のときはどこのスイッチを押せばやる気オンになるのか試行錯誤しています。