2016年3月1日火曜日

2/29の出来事

今日から新年度が始まりました。初々しい小学生たちは緊張感のある雰囲気で初授業です。

まずは全員にオリエンテーション。名前を書き、3大原則の確認を中心に宿題や授業態度の大切さについて話しました。その後、学年毎に授業。私は新小3を担当しました。5人ながら完全集団授業形式で講義。まずは国語の鉄板お約束「答え方」の確認から。理由だと文末は「~から。」「~ため。」にならないといけないのですが、学校ではほとんど徹底されていないので困ります。英語教育の前に国語を正しく小学生から教えないといけません。漢字は形が合っていれば「はね」「長短」「むき」などは良いというルールができました。でも、複数種類のある漢字の書き方はともかく、決まっている「はね」は今後も塾では徹底しようと思います。最初ぐらいは正しい知識を伝授したいです。大人になってから小さいことは気にしなくてもいいと思いますが、最初から「適当でいい」には違和感を覚えます。

授業内容に戻ります。最初は答え方がよくわかっていませんでしたが、最後には全員答えられるようになりました。新入生のFSは初めの数問間違えて少し頭が真っ白。でも数問答えていくうちに理解できたようで笑顔になっていました。低学年は「メモする習慣」がないので、早い時期にできるようにしてあげたいです。算数では2年生の復習をしましたが、制限時間内に全問正解することが最大の課題です。適当に解いている感じがする子が若干名おり、悪い癖を早期に直そうと強く思いました。

夜は鯰江の国語数学のテスト対策。先週よりはマシになっていましたが、不安の残る状態…テスト報告がきており今回の緑中の数学の悪さは想定外。でも、緑中の先生方が良いテストを作られているのだと思います。学校のレベルを上げるには定期テストのレベルを上げれば即効性がありますから。もちろん!だからといって80点台で満足されては困ります。詳細は明日以降、出揃ってから書きます。

受験生は軽くイラっときました。「受験生だから何でも許されるわけでない」という親目線のものです。一方的に尽くされて当然と無意識に思われたらそうなりますね。いつまでもあると思うな親と愛、です笑 さて過去問では数学Aで緑MHがトップ、茨田北YMが続きました。数学BではYKがトップ、MR、NMが続きました。社会では緑AAがダントツのトップ、MRが2番手でした。あと9日に迫った入試なのに体調不良が気になります。心身を万全に臨めるようにラストスパート中です。

2016年2月28日日曜日

2/28の出来事

今日もみんなでエンドレス。鯰江・放出・門真7中は充実のテスト対策を過ごしています。普段の勉強が甘かったのでちょうど良いぐらいかもしれません笑 昨日今日で一部の子たちと三者懇談を実施。数日前のブログにて書きましたが、2択で悩んでいた子は、ほとんどレベルが高い学校にチャレンジすることになりました。ラストスパート頑張りましょう。

受験生は茨田北SRが体調不良とのことで少々心配です。ここ最近、最も頑張っている子の一人で結果もついてきています。早く元気な姿を見せて安心させてくださいね。例年3月に受験を残している子は片手で数えるほどだったのに今年は半分以上残っているので、勝手が違いますね。数学Bではトップ緑YKで緑MR、NM、鯰江NYが続きました。数学Aでは緑FYが初のトップ、茨田北ON、緑KHが続きました。国語では鯰江SAがトップ、NM、TMが続きました。国語はなかなかハイレベルで文理学科の合格点を余裕でクリアしています。

卒業生へ~贈る言葉~

鯰江MK
この学年の初期メンバーで明朗活発、笑顔が多いのが良い。時折てんぱるのはご愛嬌。でも随分メンタルは鍛えられことだろう。年相応以上の気遣いが長所だ。高校生になったら打ち込める何かを見つけよう。これからも良いアンテナで成長し「気遣いのできる良い女」になって一生笑顔の絶えない環境でいてほしい。


鯰江SA

10周年記念で見かけた第一印象とは随分変わった。今年の高校説明会では各校長やそれなりの地位の人から「あの子が欲しい」と言われたオジサマキラーだ。天真爛漫でかまってちゃん。正義感は強いものの時々変な方向に向かおうとすることもある。人徳があるので良縁があり色んな人に助けられるだろう。「情けは人の為ならず」

MR

男前キャラと女性独特の感受性を併せ持ち、周囲は大いに助かる。反面、びっくりさせられるマナー違反を目にすることが稀にある。ただ、長所が大幅に上回り注意されにくい環境だが、それに甘んじない心構えが肝要になる。各高校の校長に「指導者として十万人に一人の逸材で、この子がいれば数10年安泰だ」と言った言葉に嘘、偽りはない。

2016年2月27日土曜日

2/26.27の出来事

金曜日は過半数の中学校がテスト最終日、かつ夜は受験生が諸口で授業だったため非常に珍しく雑務がはかどりました。

小5は5年生として最後の授業。国語は快調でしたが、算数がやや遅かったため長めにしました。立体の切り口や面積・体積で難しい単元でしたがISが良いセンスを発揮していました。OSは少し慣れてきてワンセの勝手がわかってきたようです。今まで硬かった表情が少し柔らかくなってきています。TNは勉強スイッチが入っているようで良い集中力と家庭学習の形跡を感じます。最近、塾で課題をしていないSKは少々微妙な手応え。最高学年になるにあたってややの不安があります。6年生になったらもうひと頑張りですね。NMはマイペースながらできる問題が増えています。

中2とテスト対策をしましたが放出MMが良い吸収力でできることが急激に増えています。それでも勉強に対して貪欲な姿勢が良いですね。入塾後、初の定期テストとなる今回の結果が楽しみです。

土曜日のエンドレスでは中1数学をしました。図形および1年生の総復習なので努力が結果に結びつきにくい単元です。それでも基本問題はできないと受験に大きな影響を及ぼしますので、明日の日曜も問題演習と解説に時間をかけて理解を深めようと思います。門真7中SMは今福でエンドレス。足立とマンツーマンで英語を悲壮な顔つきで頑張っていました。

受験生は数学は緑YK、国語では鯰江SAがトップでした。標準問題のほうで合同条件や相似条件が怪しい子がいたので、明日には徹底できていることを信じています。

2016年2月26日金曜日

2/25の出来事

昼過ぎに痛ましい出来事が梅田で発生しました。NHKによると奈良県在住の会社経営者が大動脈解離で車を運転中に急死した可能性があるとのこと。大阪人には誰もが馴染みのある場所での事故に非常に胸を痛めています。運転中の急死だとすれば防ぐのは困難で巻き込まれる可能性もあり、あらゆる方向で考えさせられる出来事でした。遺族ならびに関係者に深い哀悼の意を表します。

さて、本日も来客応対に終われました。朝から同業者の部門の一つである求人サイトに興味があり時間を取りましたが、宗教に洗脳された人のように会社の美辞麗句をおっしゃっていました。ねずみ講の地方ボスと話しているような強烈な違和感で久々に人と会って時間の無駄を感じました。有意義な情報交換を期待していたのに非常に残念です。その後は近高の先生とお会いし有意義な情報交換をして口直しに良い会談ができました。

昼から中1、2の緑・横堤・蒲生・菫中がやって来て最終日に備えて勉強していました。中1緑HYを筆頭に今日の社会の手応えの良さを報告してくれました。中2緑は国語の手応えが良かったと報告。月曜日の点数報告が楽しみです。鯰江・放出中は来週からテストで、既にテスト中の彼らから良い刺激を受けており放出YHMMの結果に期待しています。

ついに受験まで2週間になりました。本番ではベストパフォーマンスが発揮できれば全員合格できます。秋以降、自分の担当教科以外でも解答用紙はチェックしており誰に何が起こればどんな結果になるのか把握しているつもりです。前述の残念な同業者はしきりにデータの分析をアピールしていましたが、子どもだましレベルでしか解析できていません。私は、うちの子たちに何が起こればミスをするのかも知っているつもりです。数値化できない部分も常に見ています。データを表面だけ見るのではなく、どうしてそのような結果になったのか解析するには全員の個性・性格を知っていなければ無理でしょう。勉強以外で抱える悩みがパフォーマンスに大きな影響を及ぼすこともあります。ところで、公立高校は上位になればなるほど私立高校ほどの個性はなく、無難に良い学校揃いです。行っては行けない高校なら全力で説得しますが、おすすめの中でなら偏差値ではなく行きたい高校を選んで欲しいと思っています。というアドバイスをすると最終的に上位高校を選ぶ傾向があります。どこを選んでも全力で頑張りましょう!!

2016年2月25日木曜日

最近の出来事

相変わらずピークが続き、定期テスト対策で各学年が入り乱れている状態です。身動きが取れない状態でブッチーが連日お手伝いをしてくれ非常に助かっています。というか、いないと回りません。鳴海も多忙な中、いつもよりシフトに多く入ってもらいとてもありがたいです。

ところで、今年ほどチャレンジャーの多い学年はありません。例年そのように思っていますが、評定・実力・競争率から全員合格はかなり確率は低く達成できれば奇跡でしょう。それでも昨年までの前期試験でも合格率は90%を超えており、充分奇跡の数値です。ちなみに進路指導で最も重要視するのは勘です。金言か格言に「勘は経験値の産物である」たるものがあったような気がします。私の勘は「最後まで受験生全員に少しの油断もしてはいけない」です。それに忠実に自分の時間を限界ギリギリまで彼らに捧げようと思います。合格可能性が低いから志望校変更することはなく、志望校合格を最後まであきらめません。もちろん、子どもたちが自分の意志で変更すればその限りではないです。

さて、久々に各学年の現状報告からです。小2、3はここ最近最も入塾者数が多く、季節外れの躾期間になっています。特殊な受験を除けば低年齢化するほど指導は難しく、経験とマニュアルに縛られないアドリブが必要になります。急増に対応するためしばらくこの子たちは私が算数国語共に指導しようと思っています。ワンセの子らしくなるためにしっかりと見ます。こんなことをしているからあっという間に週30コマ近くの授業数になるのですね。先日、某先生とお話の中で授業数の話題になったとき非常に驚かれました。まだまだ第1線で戦っています笑

小4は増えた時期がもう少し早かったので躾期間は完了。TTが良いムードメーカーとなり、さり気なくレベルの高いことをやっています。この1年で最も成長を感じる学年です。AYYMもすっかり明るくなってみんな楽しく取り組めています。新入生YSは戸惑いながらもついていこうと頑張っています。

中1は家庭学習の短さは嘆かわしいのにやる気はあるようで、早くから塾にやって来て頑張っており、先週予告したように月曜日からは基本的に帰宅後すぐに呼ばれる状態が続いています。横堤中の新入生は剛毅木訥(ごうきぼくとつ)でやる気オーラに良い意味で刺激を受けているようです。

中2は変わらず勉強への温度差のある学年ですが、少しずつ差が縮まっています。受験生へのお勤めは残り2週間。その後は新受験生となる彼らをびっちりしごこうと思います。先日、ツイッターにてつぶやきししたが、府教委の発表によると2017年度現在中2の特別選抜は2月20日、一般試験は3月9日と2016年度入試より早くなります。

受験生は公立過去問にチャレンジ。昨日の過去問では不安を覚えた緑YKがトップ、緑SK、そこにお初のKH、MRが続きました。国語前期Bの問題では緑NMがトップ、鯰江MK,SA,緑TMが続きました。前回、タイミングを逃して書けませんでしたが、緑MRが最も安定しています。自己申告書や記述ではあれこれ語っているのにブログはほとんど推敲せずにアップしています。ほぼ毎回誤字脱字があるのに気づいてもスルーしている現状。本当に学校の先生の添削って凄いと思います。添削や記述の採点をしているときに話しかけられると本気でイラッとしてしまいます。あ、朝刊がきたようです。中1,2が早朝のお願いをしなかったことに安心しつつ寝落ちします、、、







2016年2月22日月曜日

自己申告書、小論文

自己申告書や小論文の採点・選考をしたことがある人はどれぐらいいるのでしょうか。国語の先生は美しい言葉を使いこなし語彙力も非常に豊富です。でも、文学部の論文は型にはまらない自由度が極めて高いものです。そして、小論文を選考するケースはほとんどなく、選ばれるものを知らないことも多々あります。

地元中学で小論文対策のとき「書き方が大人びているからこどもらしく書きなさい」「言葉が難しいから易しくしなさい」という指導をしていることがあり、非常に驚いていました。今回の大阪府入試における自己申告書の扱いを現場の先生はあまりご存じないかもしれません。前回のブログで若干ぼかして書いたのは、ウチの子たちだけが有利になれば良いと思ったからです。

中学校とは陰と陽の関係だと認識しており、私は表に出ることを好みません。表の世界に憧れはあります。自己申告書の添削内容を見て、中学校の先生方の甚大な労力が推し量れます。それでも子どもたちの将来に大きく影響するので僭越ながら持論を展開します。

今回、非常に珍しく大阪府教育委員会より高校の校長にボーダーゾーンの子たちの扱いについて厳しいお達しが出ており、数値も明文化されています(これ以上は書けません。個人的に興味を覚えられた方は立場などを名乗っていただいたうえでメールしてください)ワンセにもボーダーに入りそうな子はいます。そんな子たちを自己申告書で選んでもらうには100人に1人以上の秀逸なものが必要です。

美しい型、無難に万人受けする自己申告書が上位校で選ばれることは絶対にありません。美しい型や無難な文章は最上位校レベルの子たちなら普通に書きます。そして、そんなものは5行読んだら心の中で捨てます。それが95%あるのです。他府県のように中学校までの経験をアピールするのは得策でありません。繰り返しになりますが「100人に1人」に選ばれなくてはいけないのです。自己申告書はエントリーシートのようなもので、書類選考で最初のふるいにかけるのが一般的ですが、大阪府は「極めて合致する」ものだけを選ぶのです。

文系の先生は一般的に自分以外の型を認めたがりません。自分の解答が最優秀であるというプライドがあります。対して理系は違い、美しい解法を見聞すれば、たとえ生徒であっても素直に感動します。小論文や自己申告書で客観的な採点をするとき、その論についての是非は採点外です。学生が極めて正しい論をもっているなんて専門家は絶対思いません。オリジナリティや思考の筋道がどれだけ通っているかがポイントです。その内容はアドミッションポリシーに極めて合致するかどうかが肝要で、言葉遣いや単純な思考でどうにかなるものではありません。今回では国家公務員試験の小論文で最優秀になるレベルに近づけなければトップレベル校では選出されないでしょう。

ただ、中学校の現場の多忙さや本来の役割から各学校ごとのアドミッションポリーシーを熟読して上位1%になるものを創作するのは違うと思います。でも、私は違います。全員志望校に合格させられるための敗者復活戦を設けてもらったようなもので、個々に対応します。もちろん中学校の先生の指導は99%以上正しいですし、労力に対して強い敬意を表します。

ご意見はoneself@wish.ocn.ne.jpまで