2019年7月4日木曜日

塾対象説明会&懇談会

 塾対象説明会と懇談会で睡眠不足気味です。夜の授業が終わると少し疲れを実感する今日この頃です。

 さて、塾対象説明会は全く面白くありません。今年も行ける限りは参加していますが、足を運んで良い話を聞けた学校が常翔啓光&関大北陽。その逆が相愛・薫英・桃山・金光大阪・金襴会・城星。どちらでもない学校が追手門(大手前ではありません)開明です。まず、校長・教頭先生が出てきて話される内容が意味のないものや自己満足なもので大人になっても聞ける内容ではありません。何よりは綺麗に話されたり、美しいパワポを準備するのが目的となり肝心の学校が見えないのです。ちなみに昨年度の塾対象説明会で最もエキサイティングだったのが興国で、啓光・大和田が続きます。生徒を全く大切にしていないと伝わったのが四天王寺・清風で、絶対に行かせたくないほど酷かったのが兵庫県の武庫川女子でした。

 それを反面教師に、ワンセではみなさまの知りたい情報をできるだけヒアリングしてニーズに応えようと思っています。高校説明会では少しでも進路について親子で話し合う機会になってほしい、知らなかったことをお伝えしたいと考えながら組み立てております。毎年、ネタを少しずつ変えて話していますが、直前までテーマの決定に頭を痛めつつ、悩んだときは子どもたちに話を聞いてテーマを決めている状態。秋の進学説明会も既存のやり方にとらわれず、新しい試みを続けています。

 ところで、懇談会は3割程度終わりました。今回はお父様のご参加が目立ち、父の育児参加を目の当たりにしています。お子さまへの熱い視線や期待は何よりのモチベーションアップにつながります。ブログでエンドレスの存続について書きましたが、完全停止は予定していません。他の方へのご迷惑になる行為を続けられたら、個人に対して利用禁止はありえます。また、私自身はとても諦めの悪いタイプで、宿題・課題の雑なことは追いかけ続けたいと考えています。ただ、他の方へのご迷惑や示しのつかないことを繰り返されると許したくても、そうできない状態に追い込まれることもあります。一度お預かりした限りは卒業生まで責任を持って指導したいです。その思いに変わりはありません。辞めさせたいと思って退塾勧告をしたことはなく、断腸の思いで告げています。何度も何度もチャンスをあげても応えてくれないことが続くとやるせない気持ちになります。成績不振は塾が何とかしなくてはいけません。お預かりしたお月謝に見合った結果が出せず、費やした時間に対する成績にならない場合は、お金をいただくことに対して申し訳なく思います。

 土曜日からは懇談会の中盤戦です。夜にブログでアップしようと思っていますが、2年生の緑中は非常に素晴らしい結果です。おそらくやや問題が易しかったのでしょう。基本に忠実な問題だとワンセの子たちは無双です。1年1学期中間よりも上がる子がかなりいてそうです。そんな良いご報告をしつつ、基礎力はあるものの思考力が課題の子が多く、実力テストが案じられるという話も併せてしなくてはいけませんが…

期末テスト速報

 まずは中1から。茨田HKが全教科90点超えで大台突破。順調な出だしです。緑HAは3教科返却で英数2科目満点。中間に続き学習奨励賞獲得できるのでしょうか。緑NMは英語が満点。ノーミスは素晴らしいですね。緑TYは社会が未返却ですが、ここまで全教科90点以上で前回よりも上げてきているのは凄いですね。

 中2は鯰江KRが中間に続き1年1学期中間の点数を更新し自己ベスト。中1から在塾していて自己ベストを更新するす頑張りは立派です。茨田KKは入塾前比100点以上あげてきたようです。上々の出だしですね。新入生の緑UTは英語が得意ではなかったのですが、9割オーバー。緑IHMSは改善された勉強への取り組みがどれだけ点数に反映されているのか楽しみです。緑NHの入塾前比100点upも可能性充分。2科のみの返却ですが緑YA、FHは自己ベストの更新&学習奨励賞(480点or学年トップ)に期待。緑HYは少しモチベーションが上がってきた気配。明日以降の返却が楽しみです。

 中1中2は案じられていた鯰江中1女子、中2緑男子がそれぞれ悪くない結果。逆に、前回良かった中2鯰江はKR以外は少々物足りない結果でした。まだ4割程度未返却なので明日以降を楽しみにしています。

 中3は茨田KMが待望の大台突破。ここ数回5教科合計わずか1問で逃していた大台にようやく到達です。本当におめでとう!緑ではMHがここに来て伸びています。同様に緑MRもできることが増加中。菫は水曜までがテストだったので全く返却されていませんが、NMに期待しています。受験生らしい雰囲気に少しずつなってきた彼らの今後の伸びが非常に楽しみです。

2019年6月30日日曜日

G20前後の出来事

 大阪で開催されたG20は無事に終わりました。卒業生がここで活躍しており、G20首脳とのツーショットがインスタで7万人以上のいいね!がついていることを非常に誇らしく、私のモチベーションアップにつながりました。また、懇談会を通じ、保護者の方の子どもへの思いが何よりの糧になります。更にお父様のご参加が増えていることを嬉しく思っています。

 ちなみに思いがけない4連休はもちろんendless。約45時間を乗り越えました。中1の子たちがendlessを重ねる毎に集中力を持続できるようになっていっています。脳は鍛えるほど、応えてくれますのでしっかりと刺激を与え続けたいと思います。同時に「正しい勉強」を身に着けられるよう指導していかないといけません。ところで、緑SEがここにきてキャラ変。笑顔が増えました。緑NMNWも自習時間を色々考えてやっているみたいで少し安心しました。

 中2は緑OMが勉強に対する姿勢が変わり、結果に期待しています。男子では緑MS。波は荒いものの少しは勉強に対して感じるものがあるようで結果が楽しみです。緑KH、T・HIの自己ベスト更新も期待がかかります。

 中3は五ツ木対策過去問。数学では偏差値70オーバーで菫NMがトップ。社会は予想通り緑SSがトップ。両科目とも2番手との差がありました。期待値の高い子は多いのですが、まだ応えてくれる子が少ないので物足りません。それでも今後しっかりと応えてくれると信じ、鍛えていこうと思います。

2019年6月28日金曜日

最近の出来事

今週末からの懇談会を控えて各種準備と検討事項の正式発表に向けての調整の追われています。G20が大阪でありますが、そこで活躍する卒業生も良い刺激です。

 endless改革と新クラス設立が2大検討事項です。静かな自習室でガリガリ勉強しないとダメだと思っていますが例年中1は手抜きをしようとします。それを矯正していくのが恒例で、対処方法を変更し詳細を懇談会にて発表できるよう準備中です。

 中3では緑SSの追い込み楽しみです。同時に横堤OSのやる気スイッチオンも同様。懇談会が落ち着いたらしっかり特進らしいことをしていこうと思います。数学では彼らに緑IAがどのように刺激を受けあうかがポイントです。切磋琢磨して伸びていくのをしっかりサポートします。先週末には個別の面談を行い現在の進路について話しました。自分のことを真剣に考えている子が多くてほおが緩みます。この時期にある程度将来について考えているのは非常に良いことです。考える機会が増えるような話をしていきます。

 中2は鯰江の子たちに注目。昨年の後半に少し下げてきたのですが、ほぼ全員踏ん張っています。社会担当しては少々不満はあるものの状態が上向きなのは良いですね。緑中の子たちはかなりモチベーションの差があります。全員に上を向いてもらうような方法を暗中模索です。小学生から中1にかけて最も注意されることが多かった学年だけにクラスの雰囲気が出来上がってきたように思います。緑KH,T・HI、FHが頭角を現し始めましたが、数学担当としては寂しい思いをしています。

 はい、最も悩みの多い中1。例年通りかもしれませんが、想像以上に小学生と中学生の精神力や思考力は差があり、ルールを守るという概念も意識の差が非常にあります。ここ最近、ブログで愚痴ることが多いので「ワンセってとても荒れているのか」と思われると心外です。学校平均点以下はいませんし、週30時間は通塾して勉強しています。入塾テストを実施せず、気持ち一つで入塾できる環境としては決して悪くないです。私の理想が高すぎるのでしょう。全員自分の将来について真剣に考え、自習中ガリガリ勉強し、切磋琢磨し協調性も身に着ける。そして、例外を出さない。これが理想であり、私基準の「普通」です。緑HAが頭1つ分ほど飛びぬけているので、彼女に追いつけるよう鍛えていきます。

 小学生はまた次回…

2019年6月21日金曜日

最近の出来事

 長文で書いた今日の出来事が保存できずに全て消えてしまい心が折れています…

 endless中に手紙(メモ)の回しあいをするという事件が起きました。一人ずつ呼び出し、注意&今後の自習室利用及びendlessの自習時間の参加禁止を伝えました。同時にかねてより検討事項であったendlessの在り方について葛藤中です。今までのように全員強制参加の時間を縮小し、自由度を上げて自習時間を増やし、主体的な勉強をできるような空間を創りたいたいと考えています。今までごく一部の気持ちの乗らない子を中心に声掛けをしていましたが、その時間をその他大勢の子に遣うほうが効果的ではないか。迷惑行為をする子を注意し続けるのが生産的なのか。そんなことを考えます。全員参加型は土曜日のみにして、時間も縮小するのが現実的でしょうか。日曜日には頑張れる子だけを対象にし、平日のテスト対策も自由参加にしようか、など様々な思いで頭の中がグルグル回っています。

 では、最近の出来事。中学受験組のHF、TEが正常進化しています。できることが少しずつ増えています。少し、と言っても2回の授業で1単元なので急成長といえるでしょう。絶対合格できるようしっかりとカリキュラムを組み、実践していこうと思います。小4算数は大きな数の応用問題で少し理解が浅い単元ができました。数字の概念なので、暗記ではなく理解してほしいと思います。HUが見ていて面白いです。瞬発力は微妙ですが、一度理解すると定着率は高い。その差がとてもあり、想定の上を行くことが多いので面白いのです。

 中1では安定の緑HAに期待の緑SM。ここに緑TYがセンスを発揮し始めています。切磋琢磨し全員の底上げを実現していこうと思います。中2は気持ちの差が点数の差になっています。緑FHを筆頭にTH、KHが順調に出きることを増やしています。2番手グループとの差がかなりついてきたのが複雑な心境です。少し差がついた子たちとをしっかりと引っ張っていくための手段を模索中。中3は良くも悪くもない状態。4年前に大手前不合格を出した学年と何となく似ているのが少し気掛かり。期待値が非常に高い子たちなのにやる気スイッチのオンオフの回数が多いです。それでも時期を考えれば状態は悪くないのでしょう。紺今後の緑SS、横堤OS、緑MRには男子独特の瞬発力に期待しています。

2019年6月14日金曜日

最近の出来事

 LINE@(LINE公式)が始まりました。ワンセらしく対象は生徒・保護者のみで、主に補習を中心とした情報をアップする予定です。子どもたち向きにはタイムラインで、全体にはメッセージを流す予定です。endlessでは遅刻欠席連絡は子どもたちの申告で大丈夫ですが、LINEからの連絡は原則認めていません。

 ところで、一般企業の人と話していると自分が如何に俗世間から離れているのか実感させられます。子どもたち相手の場合、あまりオブラートには包まずダイレクトに伝えることに慣れており、遠回しな言い方でどんな方向にもいけるニュートラルな位置と距離感で接されることに慣れていないという自分の短所も痛感。一般企業では私のような歯に衣着せず物言いは浮くでしょう。ややもすると組織から排除されます。自分の立ち位置を再確認し世論との乖離を実感する良い機会です。そんな刺激を受けられるので人と会うのは良いですね。

 では、久しぶりに授業の出来事。小3算数はJAに成長の跡あり。出来ることが日進月歩増えています。気持ちが更に前を向けばまだまだ伸びるでしょう。小4は大きな数をやり始めて3週目。例年よりも理解度が良いように感じられます。MYMKが特に良い感じです。あとはミスが減ればばっちりですね。小5は小数の割り算を色々混ぜてやっています。概数や余りのある問題など、きちんと理解していないと解けない単元で、今までなんとなく割り算、何となく掛け算というやり方をしてきた子たちには一つの山場です。小6は少し難しい考え方の問題にチャレンジ。中受組以外ではSSが良い発想をしています。また、今年は漢字テストの勉強をしっかりしている子が多いのが良いですね。MHMSはこちらの校舎に来てとても良い刺激を受けているようです。

 中学生はendlessの後に…

今後のワンセ

 進学説明会における話のネタ繰りの中で「進学校の真の面倒見調査」が大きなテーマの一つでした。進学校に在籍しただけで国公立は当たり前、関関同立なんか、という雰囲気に流され関関同立にすら行けなかった子たち。つまり伸び悩んだ子たち。どうすれば高校生になってからも伸びてくれるのか。その鍵は開明高校にありました。

 開明高校は数年前に毎朝していた小テストを廃止し、自立性・自主性を重んじるように方向転換しました。果たして、国公立大学合格者は急増。開明中学高校説明会などでは積極的に数値のアピールをしています。反面、浪人生も私立高校ではありえない毎年3割前後。国公立大学を狙うために私立大学に合格しても浪人している子が多い、と説明していますがこれは実態と離れているでしょう。関関同立に合格できなかった子が半数程度いるように感じます。つまり、下を完全に切り捨て上を拾うという大手塾と同じシステムですね。開明に限らず、上の学科のみ力を入れている高校のほうが圧倒的に多いです。

 翻ってワンセルフ。全員の底上げという根幹は不変です。通塾時間を調べると成績下位層と上位層では受験生を除き下位のほうが圧倒的に長く、週6時間のレギュラー授業に対し、下位層は10時間以上、上位層で10時間程度です。これが受験生になると逆転し、例年上位層が週40時間、下位層が30時間程度の平均通塾時間になります。学校があることを考えるとほとんど塾三昧ですね。それでも卒業生に聞くと「自分で考えて勉強する時間が長く、その環境が整っていた」という意見が多いです。受験生になると自覚で勉強する子が急増しますが、それ以外の学年はまだまだその意識には至りません。では、どうすれば全員の底上げができるのか。

 これは永遠の課題です。ただ、開明のように上位のみ、やる気がある子のみ手を差し出す塾にはなりません。上位は今まで通り多種多様な刺激を与え、スイッチオンになっていない子は様々な方法で振り向かせる。それでも振り向かない場合は高校生になってから頑張っても手遅れにならない程度に最低限度の基礎を徹底させる。これが現状考え得るベターな手段でしょうか。模範解答がない分、悩みどころです。