2019年7月11日木曜日

懇談会の出来事

 6月末より始まった懇談会もいよいよ終盤です。参加率99%で一件辺り40分の枠があり一日終わる頃には授業と違った疲れがあります。そんな懇談会は親御様の子どもへの愛情や期待を感じて、その期待に絶対に応えなくてはいけないという思いが一段と強くなるものです。

 ワンセの懇談会は独特だと思います。お勉強のことは塾で直接本人に指導するので、あまり詳細のご報告はしません。どちらかというと塾内での様子やご家庭での様子を情報交換している感じです。学校でのことも子どもたちから雑談を通じてある程度は把握しているので、評定(内申)に影響が出そうな場合は提出物や授業態度についてご報告しています。進路相談はどの分野でもOKですので、中学入試から大学入試・就活についてが多いです。兄姉が卒業生ならば近況もお聞きし一喜一憂します。

 塾講師を職業として選択しましたが、元々学校の先生も考えていました。だから、教育者の端くれだと思っており、勉強を通じて多くの成長を願っています。成績向上よりも大切な人間関係やモラルマナーなどは、気づいた大人がするべきだと思っているので、しっかり注意します。あいさつはその最たる礼です。100点取れてもあいさつできない子どもはダメだと常々言っています。

 そんな私が懇談会で心がけているのは親子関係に緩衝材になることです。思春期の子は正に「親心子知らず」なので、親御様の思いを話します。今は理解できなくても少し成長すればわかるはずですから。また、保護者の方にはできるだけ子どもたちの塾や学校での様子をイメージしやすいような逸話をできるだけ探すようにしています。人数が増えても一人ひとりを丁寧に見ることに変わりはありません。見ていないと具体的な話が懇談会ではできないのですが、学生講師との違いはこの辺り差でしょう。また、ワンセは懇談会でのオプション勧誘が一切ないので純粋にお子様の話で盛り上がっています。

 勉強以外の話が多い分、お互い懇談会で聞いた話はあまり子どもに言わないことのほうが多いような気がします。言わずに「知ってるで」と心の中で留めています。時おり、子どもから三者面談が良いといわれることもありますが、こっそり話ができなくなるので二者での面談尾のほうが私はありがたいです。

 最後に、懇談会中は電話を取れないケースが増え、ご迷惑をおかけして申し訳ございません。つながらなかった場合の遅刻連絡は本人からの深刻でも結構です。ご相談事は改めてご連絡いただくか、メールにておっしゃっていただければこちらからお電話いたしますのでよろしくお願いします。
 

2019年7月8日月曜日

補習=愛情

 先日、懇談会で「(小学生の)子どもが学校や他のことは時間や宿題が管理できないのに、ワンセだけは宿題や塾がある日は早めに帰宅し絶対遅れないよう早めに家をでます。どうすればそのようにできるのでしょう」と言われました。自己管理は小学生の最大のテーマの1つです。それができていることを嬉しく思いました。小学生は基本的に「言いつけ」は守ろうとします。だから最初に「ルール」を明示し守れなかったときにしっかりと注意します。それも初回は軽微なものでも注意することによって「ワンセではちゃんとしないといけないんだ」という意識が芽生えます。提出物のチェックも同様で、人数の多少に関わらず細部まで見て評価します。そうすることによって「ちゃんと見られている(からきっちりしよう)」という気持ちになるものです。

 ところで本題。OneSelfの補習は愛情でできている、というのは半分本当です。基本や勉強習慣が確立できていないケースは多少強引でも引っ張っていきます。反面、特進クラスのものは「気持ち」を大切にしています。プラスアルファの授業に前向きになれないならクラスの士気も、講師の士気も下がります。それなら参加しないほうがいいという考えです。

 基本的な補習(無料)が必要な子で、前向きにとらえていただけない場合は長続きしないケースもあり、時には勉強そのものから完全に後ろを向く可能性もありますので、より慎重な判断をしています。ちなみに特進用の補習は気持ち9割です。本人にその気がないなら原則として強制参加はしていません。最終的に公立C問題や私立難関高校を意識して実施しています。中2まではレギュラーで特進クラスを設けるか、イレギュラーで節目節目で実施するかはクラスの状態を見て判断しています。

 最も補習が多いのはやはり受験生。必要に感じた分は積極的に実施しており、クラブ引退後の1週間平均通塾時間は例年30時間を裕に超えています。それでもC問題は特別で、数学国語だけでプラス数時間必要です。平日は中1・2もいるのでメインは土日。休日を割いてするのですからやる気がないなら参加してほしくありません。基礎クラスは強制ですが、ハイレベルなものは子どもの気持ち次第です。「できるなら頑張りたいけど、どうしようかな」ではC問題に太刀打ちできません。まして保護者の方の思いと子どもの気持ちが離れている場合は厳しいです。気のない状態でハイレベルな講義を受講しても全く役に立たないので、他の教科に時間を費やしたほうが効率的です。

 私の授業であまり眠そうな顔をする子はいませんが、稀にいます。ハードなクラブなら必死に睡魔と戦うのであればともかく、単純にそのような姿勢を見せるならこちらのモチベーションは下がります。通常授業ですらそんな状態で「プラスアルファを頑張りたい」と言われてもこちらの愛情はあげられません。特進クラスの補習は子どもたちの気持ちを受け止めて講師が気持ちで動くのです。個別や大手塾であればオプションとして有料なので、誰でもウエルカムでしょう。そもそも、気持ちがないなら届かない点数や志望校を口にしてほしくありません。こちらは本気で受け止めそれなりのカリキュラムを考えます。やる気がないならお互い時間の無駄です。

 ちなみに七夕の今日は、一部有志と補習をしました。1ヶ月ぶりの休みの予定を、最終的にお願いされたので応えました。超久しぶりに私服でやりましたが、気持ちがある子たちの補習は気持ち良いほどに成果がわかります。

 他塾の先生と話をしたおり「ウチ(ワンセ)は先生のやる気をそぐ子どもや保護者の方はいません」「補習は楽しい」と言い羨ましがられています。ただ、こちらの愛情(補習)に対して気持ちで応えてくれないと冷めることもあるのが愛です。

 

2019年7月5日金曜日

続・期末テスト速報

 中3菫はまだほとんど返却されていないのでまた後日。中2は自己ベスト更新の嵐。緑中学ではHYFRTMSY、EANHKYSK、OMUT、MS、IHが入塾後自己ベストまたは1年一学期中間テストの結果(順位)を上回りそうです。その中でもFRが全教科90点超えという素晴らしい結果でした。TMKYIHは待望の大台突破です。未返却ながらMSYAも大台突破で自己ベスト更新の可能性があります。中1では英語の満点報告を複数聞きました。数学英語満点の緑MY、HAを筆頭にOA、NMです。金曜日の残り教科の報告が楽しみです。

2019年7月4日木曜日

塾対象説明会&懇談会

 塾対象説明会と懇談会で睡眠不足気味です。夜の授業が終わると少し疲れを実感する今日この頃です。

 さて、塾対象説明会は全く面白くありません。今年も行ける限りは参加していますが、足を運んで良い話を聞けた学校が常翔啓光&関大北陽。その逆が相愛・薫英・桃山・金光大阪・金襴会・城星。どちらでもない学校が追手門(大手前ではありません)開明です。まず、校長・教頭先生が出てきて話される内容が意味のないものや自己満足なもので大人になっても聞ける内容ではありません。何よりは綺麗に話されたり、美しいパワポを準備するのが目的となり肝心の学校が見えないのです。ちなみに昨年度の塾対象説明会で最もエキサイティングだったのが興国で、啓光・大和田が続きます。生徒を全く大切にしていないと伝わったのが四天王寺・清風で、絶対に行かせたくないほど酷かったのが兵庫県の武庫川女子でした。

 それを反面教師に、ワンセではみなさまの知りたい情報をできるだけヒアリングしてニーズに応えようと思っています。高校説明会では少しでも進路について親子で話し合う機会になってほしい、知らなかったことをお伝えしたいと考えながら組み立てております。毎年、ネタを少しずつ変えて話していますが、直前までテーマの決定に頭を痛めつつ、悩んだときは子どもたちに話を聞いてテーマを決めている状態。秋の進学説明会も既存のやり方にとらわれず、新しい試みを続けています。

 ところで、懇談会は3割程度終わりました。今回はお父様のご参加が目立ち、父の育児参加を目の当たりにしています。お子さまへの熱い視線や期待は何よりのモチベーションアップにつながります。ブログでエンドレスの存続について書きましたが、完全停止は予定していません。他の方へのご迷惑になる行為を続けられたら、個人に対して利用禁止はありえます。また、私自身はとても諦めの悪いタイプで、宿題・課題の雑なことは追いかけ続けたいと考えています。ただ、他の方へのご迷惑や示しのつかないことを繰り返されると許したくても、そうできない状態に追い込まれることもあります。一度お預かりした限りは卒業生まで責任を持って指導したいです。その思いに変わりはありません。辞めさせたいと思って退塾勧告をしたことはなく、断腸の思いで告げています。何度も何度もチャンスをあげても応えてくれないことが続くとやるせない気持ちになります。成績不振は塾が何とかしなくてはいけません。お預かりしたお月謝に見合った結果が出せず、費やした時間に対する成績にならない場合は、お金をいただくことに対して申し訳なく思います。

 土曜日からは懇談会の中盤戦です。夜にブログでアップしようと思っていますが、2年生の緑中は非常に素晴らしい結果です。おそらくやや問題が易しかったのでしょう。基本に忠実な問題だとワンセの子たちは無双です。1年1学期中間よりも上がる子がかなりいてそうです。そんな良いご報告をしつつ、基礎力はあるものの思考力が課題の子が多く、実力テストが案じられるという話も併せてしなくてはいけませんが…

期末テスト速報

 まずは中1から。茨田HKが全教科90点超えで大台突破。順調な出だしです。緑HAは3教科返却で英数2科目満点。中間に続き学習奨励賞獲得できるのでしょうか。緑NMは英語が満点。ノーミスは素晴らしいですね。緑TYは社会が未返却ですが、ここまで全教科90点以上で前回よりも上げてきているのは凄いですね。

 中2は鯰江KRが中間に続き1年1学期中間の点数を更新し自己ベスト。中1から在塾していて自己ベストを更新するす頑張りは立派です。茨田KKは入塾前比100点以上あげてきたようです。上々の出だしですね。新入生の緑UTは英語が得意ではなかったのですが、9割オーバー。緑IHMSは改善された勉強への取り組みがどれだけ点数に反映されているのか楽しみです。緑NHの入塾前比100点upも可能性充分。2科のみの返却ですが緑YA、FHは自己ベストの更新&学習奨励賞(480点or学年トップ)に期待。緑HYは少しモチベーションが上がってきた気配。明日以降の返却が楽しみです。

 中1中2は案じられていた鯰江中1女子、中2緑男子がそれぞれ悪くない結果。逆に、前回良かった中2鯰江はKR以外は少々物足りない結果でした。まだ4割程度未返却なので明日以降を楽しみにしています。

 中3は茨田KMが待望の大台突破。ここ数回5教科合計わずか1問で逃していた大台にようやく到達です。本当におめでとう!緑ではMHがここに来て伸びています。同様に緑MRもできることが増加中。菫は水曜までがテストだったので全く返却されていませんが、NMに期待しています。受験生らしい雰囲気に少しずつなってきた彼らの今後の伸びが非常に楽しみです。

2019年6月30日日曜日

G20前後の出来事

 大阪で開催されたG20は無事に終わりました。卒業生がここで活躍しており、G20首脳とのツーショットがインスタで7万人以上のいいね!がついていることを非常に誇らしく、私のモチベーションアップにつながりました。また、懇談会を通じ、保護者の方の子どもへの思いが何よりの糧になります。更にお父様のご参加が増えていることを嬉しく思っています。

 ちなみに思いがけない4連休はもちろんendless。約45時間を乗り越えました。中1の子たちがendlessを重ねる毎に集中力を持続できるようになっていっています。脳は鍛えるほど、応えてくれますのでしっかりと刺激を与え続けたいと思います。同時に「正しい勉強」を身に着けられるよう指導していかないといけません。ところで、緑SEがここにきてキャラ変。笑顔が増えました。緑NMNWも自習時間を色々考えてやっているみたいで少し安心しました。

 中2は緑OMが勉強に対する姿勢が変わり、結果に期待しています。男子では緑MS。波は荒いものの少しは勉強に対して感じるものがあるようで結果が楽しみです。緑KH、T・HIの自己ベスト更新も期待がかかります。

 中3は五ツ木対策過去問。数学では偏差値70オーバーで菫NMがトップ。社会は予想通り緑SSがトップ。両科目とも2番手との差がありました。期待値の高い子は多いのですが、まだ応えてくれる子が少ないので物足りません。それでも今後しっかりと応えてくれると信じ、鍛えていこうと思います。

2019年6月28日金曜日

最近の出来事

今週末からの懇談会を控えて各種準備と検討事項の正式発表に向けての調整の追われています。G20が大阪でありますが、そこで活躍する卒業生も良い刺激です。

 endless改革と新クラス設立が2大検討事項です。静かな自習室でガリガリ勉強しないとダメだと思っていますが例年中1は手抜きをしようとします。それを矯正していくのが恒例で、対処方法を変更し詳細を懇談会にて発表できるよう準備中です。

 中3では緑SSの追い込み楽しみです。同時に横堤OSのやる気スイッチオンも同様。懇談会が落ち着いたらしっかり特進らしいことをしていこうと思います。数学では彼らに緑IAがどのように刺激を受けあうかがポイントです。切磋琢磨して伸びていくのをしっかりサポートします。先週末には個別の面談を行い現在の進路について話しました。自分のことを真剣に考えている子が多くてほおが緩みます。この時期にある程度将来について考えているのは非常に良いことです。考える機会が増えるような話をしていきます。

 中2は鯰江の子たちに注目。昨年の後半に少し下げてきたのですが、ほぼ全員踏ん張っています。社会担当しては少々不満はあるものの状態が上向きなのは良いですね。緑中の子たちはかなりモチベーションの差があります。全員に上を向いてもらうような方法を暗中模索です。小学生から中1にかけて最も注意されることが多かった学年だけにクラスの雰囲気が出来上がってきたように思います。緑KH,T・HI、FHが頭角を現し始めましたが、数学担当としては寂しい思いをしています。

 はい、最も悩みの多い中1。例年通りかもしれませんが、想像以上に小学生と中学生の精神力や思考力は差があり、ルールを守るという概念も意識の差が非常にあります。ここ最近、ブログで愚痴ることが多いので「ワンセってとても荒れているのか」と思われると心外です。学校平均点以下はいませんし、週30時間は通塾して勉強しています。入塾テストを実施せず、気持ち一つで入塾できる環境としては決して悪くないです。私の理想が高すぎるのでしょう。全員自分の将来について真剣に考え、自習中ガリガリ勉強し、切磋琢磨し協調性も身に着ける。そして、例外を出さない。これが理想であり、私基準の「普通」です。緑HAが頭1つ分ほど飛びぬけているので、彼女に追いつけるよう鍛えていきます。

 小学生はまた次回…