2017年4月16日日曜日

大手塾との違い

 先週末に折り込みチラシに入れたヒヨコチラシは意外とインパクトがあったようで、ワンセをあまりご存じない方からお問い合わせをいただきました。その過程でタイトルにあることを聞かれました。久々の質問で返答に少々困りました。言葉で表そうとするとチープになるのです。面倒見の良さ(補習の多さ)、進路指導へのこだわり、etc…でも、私が一番感じてるのは関わりの深さです。

 土曜日、独立してお店を切り盛りしている卒業生のところへ行きました。もう23年前の卒業生で、私にとって独立前で前々社の子です。別のケースでは、卒業生の結婚式で恩師として挨拶させてもらったのは非常に嬉しい思い出です。京大大学院を首席で卒業したのに、ゼミの先生ではなく私を指名してくれたことが嬉しかったです。「普通、学校の先生ですら疎遠になるのに週数回のおつきあいの塾の先生とつながっているって凄いですね」と、卒業生の友人たちに言われるのもとても嬉しい。

 そう、塾(私)との縁をずっと継続させてくれていることが一番の誇りなのです。でも、気恥ずかしくてアピールできません。超進学塾所属時は待遇も生徒にも恵まれ、非常に良い環境でした。唯一の不満は生徒との距離が遠すぎたこと。年賀状のやり取りをする関係になりたかったです。今は子どもたちと信頼関係を築け(ていると勝手に思っています)教育している、という充実感でいっぱいです。

 また、何年たってもご家庭では「そんなことしてたら龍神先生に〇〇って言われるよ」という会話を
するという話をよく耳にします。物事の基準に私の考えがでてくることに感動もします。通塾していただいているご家庭ではわかりやすいことですが、世間一般では全く常識外です。

 私の感覚では「子育てのお手伝いを勉強を通じてさせていただいている」です。ただ、塾は勉強するところ。成績を大幅に上げなくてはそんなことを言っても誰も納得しません。だから成績を上げることは大前提で当然なのです。ワンセに入塾していただいて成績が上がらないのは塾の恥であり、期待に応えらなかった分、保護者の方に非常に申し訳なく思います。私にとって卒業生は自分の人生の集大成そのもの。そこまでの思いで子どもと接することができる大手塾は(個人塾でも)ないと思っています。言葉では表せなかった本音を徒然なるままに書きました。