2018年2月10日土曜日

入試前夜&卒業生へ贈る言葉前半ファイナル

 いよいよ明日は私立高校受験の日。今年の子たちは全員それなりの努力をしてきました。例えば数学では過去問を解き始めるとクラスの半分が歴代ワーストを塗り替えるという黒歴史から始まり、今となってはクラス平均が歴代最高クラスとなりました。わずか2か月間での伸びは驚異的です。私も彼らから多くのことを学びました。専願の一部の子にとっては最後の日。全員の顔を思い出し、初めて会った日からの成長ぶりに目を細めつつ様々な思い出に浸っています。ただ、公立の子たちにはまだ1か月残っているので、そこまで感傷的な気持ちにはなりません。今宵一晩は私立専願者に思いを巡らせます。

 蒲生TY

 初見ではワンセで卒業するのは厳しいのではないかと感じていた。それでも良くも悪くも鈍感なことが塾として奏功した。今までに注意されたことのない細かいレベルの要求や、ルールを守る重要性について何度も言われた。

 それでも後ろを向かずに前向きに捉えた性格が素晴らしい。全てにおいて素直さは肝要で、大きな長所だ。それを活かして多くの知識を身につけてほしい。

 緑SH

 身体は大きいのに気は大きくない。「気は優しくて力持ち」だ。最もつきあいの短い部類で要所要所で体調不良になった記憶が残っている。

 勉強との相性は決して悪くないにも関わらず中学時代には伸ばしきれなかった。「成長期」は高校生で必ずやって来る。ただし、努力しない人にはやって来ない。目標を見つけて一心不乱に打ち
込み後の糧にして欲しい。
 
 緑NK
 様々な場面で男子独特の雑さが目立った。悪気のない言動が周囲にどう見えるのか、という意識が希薄だ。それを気にしない肝っ玉の大きさを持っているのは長所だ。

 無意識な言動は人を傷つけることもある。未然に防ぐため、言動や自分の立ち位置を客観視することを習慣づけよう。そうすれば成長速度は速くなる。

 緑FE

 年齢以上に幼く、無意識にとんでもない言動をしても注意すれば素直に聞く耳を持っている。その素直さは大きな武器となる。どれだけ齢を重ねても素直さを失ってはいけない。それが大きな魅力となり、友人に恵まれ笑顔で過ごせる日々になる。

 意識さえすれば傷ついた分、人に優しくできる。素直さが優しさの増幅になり、人徳が積める。弱さは短所のみならず長所にもなる。

2018年2月6日火曜日

卒業生へ~贈る言葉⑥~

 緑HM
 
 第一印象は「自信のなさそうな子」語弊を恐れずに表すなら思春期独特のコンプレックスの持ち主。縁がありワンセに来てもうすぐ卒業する。私にとっては一生大切な卒業生となる。

「どうせ自分なんて」そんな思いをすることがあれば、いつでも君のことを真剣に考えている家族があり、ワンセがあることを思い出して欲しい。目立つことができなくても信頼している人がいる。

 茨田MH

 諸口の当代初期メンバーだ。男子にしては珍しく将来の仕事を視野に入れて志望校を決めた。少し余力のある高校生活を送れるだろう。その時間をできる限り有効活用しよう。

 勉強以外にも視野をいれることができる学生時代。7年以上かけて学ぶのは5教科の知識以外のことだ。ヒトとヒトとの交流はプライスレス。若いときほど後に大きな財産になる。

 鯰江HK

 姉譲りのマイペースで勉強でも顕著に現れた。それでもできることが急激に増えているのはセンスの賜物。そこに努力が加われば自信につながる。

 センスの塊ゆえ、ややもすると器用貧乏になる可能性もある。そうならないために取捨選択できる多種多様な知識・経験をすることだ。食わず嫌いは損をする。

 


 
 
 

2018年2月1日木曜日

贈る言葉⑤

 茨田IN

 良くも悪くもマイペース。マイペースといえば響きは良いが、周囲が見えていないということの裏返りでもある。気は優しく人を傷つけることをしないのが長所だ。優しさの裏側には自分の弱さもある。

 思春期は自分の欠点ばかり気になりコンプレックスになることもある。学生時代に弱点から目をそらさずに1つずつ改めれば「とても良い人」になる。

 菫MH

 年齢以上にあどけなさが残り素直だ。反面、無邪気なやりとりが人を傷つけることもある。純粋さは残し、自分の言動の影響を意識しよう。

 学生時代は許されることも社会に出てからはそうでないこともある。言動は意識すれば良い方向に行き、しなければ変わらない。良き成長をし続けよう。

 茨田SK

 やりたいことが見つからなかった中学生時代。勉強のセンスは決して悪くないのに上手く活用しなかったように感じる。もったいない、という思いからかける言葉はきつかった。

 せっかくの良いセンスを持っているのだから、学生時代にしっかりと磨こう。すると突出した何かを身につけられる。それが必ず自分の為になる。芸は身を救う。

 緑NK

 ワンセにやってきたのが中2の春。勉強以外に多くの課題を感じた。それでも驚くほどの成長速度で課題を解消した。その最大が「人目を気にする」こと。

 傍若無人に振る舞い、少し自分を大きく見せたいという思春期にありがちだった中2まで。それを経験した上で成長は、将来、他人に良い教育をできるようになる。同じペースで成長できることを非常に楽しみにしている。

 茨田北FS

 初めて会ったときから比べると随分身体が強くなった。身体の強さと比べると少し打たれ弱いメンタルがある。換言すると、痛みに敏感で他人に優しくできている。

 少し自信なさげで自己評価が厳しめだ。謙遜は日本人の美徳として大切だが、自信をもつことも大切だ。そのために多くの経験値を得ていく学生時代にしよう。
 
 

2018年1月31日水曜日

新方針(ボツになったチラシ用原稿)

ボツになったチラシ用~塾長からの一言~
 OneSelfは入塾テストがありません。それでも中学入学時よりお預かりした全生徒平均点が過去最高の449点になり途中入塾生(300点未満)の全生徒平均で127upという子どもたちの頑張りを誇らしく思っています。入塾テストなしで大手塾に負けない全生徒平均を嬉しく思うと同時に、面倒見の良さをご信頼いただきお預けいただいている責任を改めて感じています。

 ところで「ワンセは宿題忘れや授業態度・礼儀について厳しい塾だ」と聞いていただき、お子様の意向ではなく保護者の方主導で入塾された場合、示しのつかない言動が続くことが年に若干名発生することがありました。これまでは「お預かりした限りは塾の責任で指導」と考え、それなりの対応をしていましたが「月に3回のさぼり、または故意の宿題忘れ」で退塾勧告させていただくことになりました。注意され続けることは本人のストレスにしかならず、周囲への示しのつかなさからの新方針となります。入塾前の成績で区別することはありませんが、学校平均点は塾内順位がほぼ一番下からのスタートになります。一番大切なのは、そのような環境で入塾しても上を目指して頑張ろうという「気持ち」を持ってきていただくことです。

 

2018年1月28日日曜日

週末の出来事&卒業生へ~贈る言葉④~

 金曜日は小4算数。新入生が多く、躾期間中の学年です。今日は1名の宿題忘れがいました。まだまだ完璧に宿題をできないようです。どこかで手抜きしようとしているのでしょうね。大人は決して見逃さないですよ。

 受験生はまだまだ基本の徹底を図らなくてはいけない子と、プラスアルファのためにできることを増やさなくてはいけない子に二極分化されています。どちらにしても最後まで気を抜かずに勉強させようと思います。特進クラスの過去問結果では公立国語ではトップ鯰江SRKCが同点。公立数学では満点の茨田MHに茨田KC,茨田北ISが続きました。満点は素晴らしいですね。土曜日の清風国語の過去問ではトップタイに鯰江SRと緑NYが並びました。日曜の標準数学ではトップノギー、2番タイが緑SKMAでした。国語では緑TSがトップ、門真7中NK、茨田MHが続きました。日曜日の特進国語では四天王寺の過去問にチャレンジ。トップは茨田北NMで茨田北SY、緑MKが続きました、では、好評の贈る言葉第4弾
 
 緑TS

 入塾時、ワンセルフ生として卒業できるのか非常に案じていた。宿題や提出物において甘さがあったからだ。いつからか、勉強から逃げることを諦めて、前向きに取り組むようになった。同時に塾友とも随分馴染み始め、プラスアルファの勉強も手をつけた。

 受験生になり自分との葛藤と戦いつつ、ようやく形になりそうな状態まで来れた。高校生になったら進学校に行ったことを自覚して精進して欲しい。
 

 

 

2018年1月25日木曜日

最近の出来事&贈る言葉③

 今週は人と会う予定が多くて、朝から少々バタバタしております。受験生はいよいよ私立高校へ願書を出しに行く時期となりました。ところで、第2回進路希望調査を見て感じたこと。ブログ内のおススメ度と競争率がほぼ相関していたということです。宣伝が下手でも中が良い学校は正しい評価を、宣伝だけが上手で中身のない学校も然り。みんなに正しい情報を持っていただきたいと思っています。

 さて、授業内容は小3算数から。体験の子もいたのですが、THの成長が非常に目につきました。9月から12月までにMTと随分差がついたと思っていたのに急速に差を埋めてきました。逆にMTは油断からかミスが少々気になりました。体験に来た子たちもそれぞれに感じる課題があって、良い雰囲気になりそうな予感です。小学生の低学年をこれだけ力を入れてやっている塾はそんなにないでしょう。

 小6算数は体積・容積の問題をしました。応用問題中心なのですが、基本的な応用問題はみんなそれなりにできていました。やや気になるのは宿題になったとき、もう少し考えたら答えがわかりそうな子が「わからない」という理由で白紙の解答になっていることです。ほんの少し時間をかけて考えてくれたら更に良いのに、と感じました。

 中3はようやく全員が復帰。前代未聞の欠席率の高さに驚きと心配をしていましたが、体調が戻ってきたので「この時期で良かった」と思うことにしておきます。好文学園の数学過去問にチャレンジすると鯰江HKと緑SKが満点でした。易しい問題でもノーミスは素晴らしい。平均点も80点を超えており少々安心しました。

 では、卒業生へ贈る言葉第3弾です

茨田KY

 3月からと付き合いは長くない。勉強をする・しないで自分のやる気スイッチのオン・オフの切り替えが激しかった。自分の心と戦っているように思えた中学生時代。本当にやりたいことに出会えず力を持て余した。

 高校生になったら多くの経験を積極的に積み、取捨選択できる知識を身につけ、本当にやりたいことに出会うために全力で精進してほしい。

鯰江IS

 真面目な頑固者。頭が固すぎ、もう少し柔らかい発想をしないと様々なギャップに悩まされることが続くだろう。同時に勉強面でもそれが邪魔をした中学生時代。

 ただ、それを上回る努力で少しずつ現状打破した。壁にあたったとき、愚直な対応で乗り越えたのは大きな糧となったはず。高校生になっても愚直な努力を忘れず、かつ柔軟な対応ができるように常に意識しよう。

茨田NM

 興味があることとないことへの思い入れの差が激しい。いや、無関心なことが多すぎるのかもしれない。それが自分に関することであってもだ。ケ・セラ・セラは適度なら良いが、過ぎたるは及ばざるが如し。

 高校生になったら、もう少し視野を拡げてできることを増やそう。セーフティゾーンの内側にいるだけの学生時代はつまらない。

2018年1月23日火曜日

卒業生へ~贈る言葉②~

 菫NY

 非常にマイペースで独特の価値観がある。個性の範囲である今は問題ない。学生時代に自分の個性や価値観が世間一般とどれだけの乖離(差)があるのかを強く意識し、社会人になるときには周りをしっかりと見えているようにしよう。
 
 授業後の誰も見ていないときのゴミ集めや、誰も見ていない場面での駐輪場の整理など誰からも何も言わていない場面での様々な忖度は多少の雑さを吹き飛ばす大きな長所だ。

 茨田北MA

 個性の表現の仕方に悩んでいた中学生時代。友人との距離の置き方も然り。悩んだとき、自分を隠す選択をしつつ、時折出る中学生らしい自己表現やアピール。その度に周りからの評価を気にしていた。

 これからはアイデンティティを大切に、もう少し上手な自分らしさの表現の仕方を覚えよう。本当の友人は決して小さなことでは離れていかない。

 緑HY

 女性のように優しい思い遣りの心を持っている。それは近しい人を安心させたり幸福にする力がある。年齢以上にあどなさが残っているのは少し幼いのかもしれない。素直だということだ。時には空気が読めない言動があるのもそのせいだろう。

 短所を打ち消す優しい心は不変。優しすぎる心を、時には心無い言動で傷つくこともあるだろう。それに染まらず、身近な人の痛みを感じ、緩和させる方法を増やして欲しい。