2024年6月20日木曜日

大阪府公立高校入試改革

 早ければ2026年度(現中2)から始まる大改革の討論が本格的に始まりました。ポイントは大きく3点。

・入試時期を2月末に一本化

・公立高校内で第2志望まで合否判定する

・特色入試でボランティアや部活動を評価する

以上です。詳細は懇談会でお聞きください。

2024年6月2日日曜日

最近の出来事

 ようやく最後の鯰江中学のテスト対策が終わりました。来週から通常授業です。ただ、再来週から再び鯰江中学はテスト対策に突入します。充実のテスト対策の結果、ワンセでは通常授業が1か月続くことがほとんどありません。

 ところで、自宅に新規個別塾のチラシが入っていました。18年間、個別塾の雇われ店長(コンビニ店長レベル。唯一の社員=店長)でほんの少し集団塾経験をあるらしいです。集団授業のことを一斉授業と表記していたので、業界レベルが推し量られます。そんな塾のチラシの文言に「塾はどこでも授業のレベルは同じです」と書かれていました。そりゃ未経験の大学生を研修なしで授業させ、一番の目標は辞めさせないこと・コマ数を増やすことを中心に教育として18年間過ごせばそうなるでしょう。私は、個別指導専門塾を同業だと思ったことはありません。真面目に授業している塾を知らないからです。でも、世間では個別も集団も同じ学習塾という認識です。授業ではなく雑談ばかりの個別塾と、成績アップを真剣に考えている塾を同等に並べるな、と言いたい。少なくとも私は、ワンセは、一緒にされたくない。

本当は6/3(月)の高校説明会でワンセの現状について話す予定だったのですが、大幅に予定を変更しました。秋の高校説明会に一本化するつもりで、春は初めてフリートーク形式で時間をあまり気にせずに話す予定でした。また、今まではオープニング担当で、主に高校の先生方にお話していだいていたのですが、今年は私・常翔啓光・興国の順番で20分ずつ話すことになりました。かなり練習して削りに削っているのですがなかなか21分ぐらいから削れません。今までよりやや早口で話すかもしれません。

 土曜日にスタッフwith原で滋賀のクラブハリエに行き満点賞の副賞と先生方への手土産を買ってきました。その後、みんなでラウンド1でボーリングを10G以上するという暴挙に出てしまい筋肉痛でテキパキ動けません。リハーサルは絶賛実演中ですが、ロボットのような動きしかできなかったらどうしよう…。

2024年5月27日月曜日

今日の出来事

 緑中1中2・菫中のテストが返却中です。今回は満点が多く非常に嬉しいです。中1には厳しい小言が多かったのですが、平均約450点程度と結果が出て安心しました。緑THMは英語理科満点。緑THTは理科、菫YAは英語、菫MHは理科で満点報告。菫MH、菫YA、緑THMは480点以上の学習奨励賞の可能性があります。中2は新入生緑IOWYが共に入塾前より大幅アップ今津YIは悪くない結果ですが、満足できる内容ではなかったので次回に期待。既存生も緑UM、NYを筆頭に自己ベスト更新の可能性が高い子が大半です。中3は前回も書いたように一人を除き1年の1学期中間テストよりも点数を上げています。緑ISは数学、緑SKは英語、緑OSは理科で満点。二人に一人は450点以上です。努力が数値化されて分かりやすいのは社会でした。緑SKSHNHの努力が目立ちました。この3人は1年生から自己ベスト更新を何度も繰り返しています。一般的に一年一学期中間テストはサービス問題で点数を取り易いです。そこよりも上げてくるというのは実力がしっかりと伸びている証。また「例外を出さない」という根幹が崩れなかったことも安心しました。努力は裏切りません。ワンセっ子の結果は努力の賜物です。

2024年5月21日火曜日

最近の出来事

 今津・茨田北中学校全員、緑中は3年生のみテストが終了し返却されています。今回は集団部門のみの考察です。1人を除き全員400点以上、更に2人に1人以上は450点(ペース)で平均450点。中3に至っては自己ベスト達成者が約8割でした。ちなみに中1から在籍者は中1の中間テストよりも下がった子が一人のみで、ほぼ全員上がっているという良い状態です。学年末テストが悪かったので、今回は色々な思いを秘めていましたが、結果が出て一安心です。中1・2緑中、鯰江中はテスト対策真最中で、昨年度の学年末より下がる要素を感じていません。ちなみに、途中入塾者で入塾前350点未満の子たちの平均点281点から391点に110点アップとなっています。

 そんな中3ですが、中1のときからやるべきことが徹底出来ていたわけでありません。endlessの自習中も例年通りに叱られる子がいました。2学期期末・学年末は日曜日や午前中を自宅学習OKにすると、ほぼ全員がどちらのかのテストがワーストになり、昨年より10時から夜までの長時間endless復活の原因になりました。例年、中1の勉強習慣の定着に四苦八苦し、3年生になると自学自習できるようになるのがワンセの法則なのでしょう。

 中1はやはり小言の多い学年です。テスト2週間前から学校の課題・提出物をしてもらっていますが、持ってくるのを忘れたり、丸付けをしていなかったり話を聞いていない子が散見しています。ワンセで耳にたこができるぐらい言われるのが「間違い直し・覚え込みの徹底」です。問題演習をして間違いを発見してからが勉強の始まり。解きっぱなしで知識は増えません。それでも「やることがない(だから帰ってもいいのか)」と言う子がいます。過去にこのような発言をして課題をきちんと出来ていた子はいません。案の定、間違い直しは「赤で答えを写しただけ」で漢字すら覚えていません。それでいて、することがないとはどうすれば伝わるのか。

 満点以外不合格のルールなので、当日解いた演習問題・試験範囲の漢字・英単語がノーミスだったら帰れる「新・出来た者帰り」を実施すると、ようやく「二度と同じ問題を間違えない間違い直し」の意味がわかりつつあります。

 中1や新入生は大半がかなり適当な丸付けをします。模範解答をほぼ見ずに○ばかりつけてやるべきことをしたとアピールしますが、問題演習を超絶適当にする悪習慣が定着しているので改善は時間がかかります。何がダメなのか理解できていない子が多かったです。これも口癖ですが「自覚があることは直ったり成長できる。自覚がないことはどうしようもない」です。

 例年通り、中1・新入生に正しい勉強のやり方を伝えるのは時間がかかりますが、時代に合わせた新しい取り組みで「全員の成績アップ」にこだわっていきます。


2024年5月13日月曜日

5/13の出来事~大阪府教育委員会~

 コロナ前を最後に久しくご無沙汰していた大阪府教育委員会に行って来ました。当時は向山氏が長となっていましたが、モラハラが酷く女性軽視・蔑視の委員会でした。今日の委員会には女性が2名参加。発言も積極的で「会議」として成立し、公務員気質からの脱却をしなくてはいけないと維新が感じているのがよくわかりました。以前は「シャンシャン会議」で議題を読むだけ、議題成立のための挙手を促すだけの会議でしたが、内容があるものに変わっていました。後日、私見を述べたいと思います。

 その後、6/3(月)の高校進学説明会に向けて資料作成。細かいデータがなかったので、興国高校にお願いして、いただきました。今回のメインは「費用」「私立・公立の違い、選び方」です。費用では「高校3年間にかかる実費」「高等教育(大学)無償化について大学生活でかかる教育費実費」「2025年度3人きょうだいの長子における補助金の詳細」「新児童手当」について詳細を話す予定です。また、大阪府高校入試のシステムが大幅に変わります。時期・教科数・配点など過去と比べても非常に大きな変更になることが予想され、最新の情報について話そうと思います。春の高校説明会は、今年で最後にするつもりなので有終の美(秋は実施予定)を飾れるようにしっかり準備に勤しみます。

 また、学年末テストは、平均点がやや下がっているので、V字回復のためにいつにも増してテスト対策期間の時間の使い方を管理して、恥ずかしくない結果を全員が残せるよう頑張っています。

2024年5月2日木曜日

最近の出来事~中学生~

 今のワンセは中3は女子比率が高く、中1は男子ばかりです。注意の仕方一つとっても接し方が全く異なります。昨年度から叱る回数を大幅に減らして対話路線にしていました。気になることは伝えて「これからは気をつけよう」というスタイル。ただ、男子ばかりの中1は対話路線で話しても「十を聞いて一、二届く」状態で3月のスタートダッシュで大幅につまづきました。

 第26代になる中1は男子らしく、丁寧にする勉強とは縁が遠い子たちでした。言ったことを理解できているのは菫MHのみで、基礎が定着していないのに「これでいいやろ!」みたいな自信過剰なところや、小テストがあっても勉強が適当な小学生気分の延長という雰囲気でした。例年なら「きちんと」勉強する習慣の定着は1か月ほどで終え、全体の1~2割程度が手抜きする感じでしたが、今年は5月になってようやくワンセの中学生らしい雰囲気になりつつあります。1年以上対話路線では勉強習慣の定着ができなかったので、少し厳しい目で見ていき精神的な成長を促します。

 ちなみに、それを見ていた中だるみ気味の中3。空気を読める子が多い彼らは、次は自分たちが注意されるとピリピリムードでした。別にルール違反をしていなければ注意されることはありません。ただ、思い当たる節がある子は何かを感じて良い子ちゃんモードになり、何も言わずに済んで非常に楽です(笑) そんな中3は、二次方程式を2日(木)に終えて、ようやく中学生で習う計算問題が終了です。7月には教科内容を終わらせて、入試問題に取り組みます。

 中2は学校の授業態度が案じられます。緑中の社会は先生の話をしっかりと聞いていないと点数を取れない問題です。塾や市販の問題集で表面的な勉強をしていても点数が取れません。国語も同様で学校の先生の言い回しをしっかりと聞かないと90点を安定して超えるのは難しいです。反面、英数理については小テストをしても結果は悪くなく、学年末を超えられそうな感じです。

 新入生が入塾し、毎回感じるのは既存生との差です。例年、どの学年も350点前後が集団授業のワーストになるのですが、内部生に追いつくのに時間がかかります。ワンセではオールorナッシングなので満点以外は不合格の小テストや、正解するまで帰れない「出来た者帰り」があります。日頃より満点以外はだめ、と言われ続けたワンセっ子と2.3問間違いだと「これぐらいでいいか」と思う他の子の差は学年を重ねる毎につきます。長期間お預かりしているなら、それなりの差をつけていないとだめだとも考えています。そんな「ワンセの普通」に慣れることが志望校合格や高得点の近道です。みんなと同じことをするだけで結果はついてきます。

しばらくサボっていた(中1の基礎の徹底にずいぶん時間・気力を費やした)ので、これからは更新機会を増やしてきます。


2024年4月4日木曜日

新年度

 新年度が始まり一ヶ月が過ぎました。新体制になりたてで、新中1を中心に獅子奮迅中です。

 小学生の間は聞く姿勢を中心とした勉強への基本的な学習習慣定着に気をつけています。それができれば学校では困らないレベルにはなれます。逆にテストの点数だけ良くても学習習慣や聞く姿勢が疎かだと、どこまでつまづく可能性が高くなります。勉強でなくても社会人になってからでもです。

 だからこそ、基本的なことを忠実にできることが大切だと考えています。主体的に勉強できるのも基本知識と勉強方法の引き出しの数を増やすところからです。勉強するかしないかすら本人任せににしてスマホやゲームより勉強を選ぶ子がどれほどいるのでしょう。ある程度、勉強する方向への誘導やレールを大人が敷いてあげることは必要です。

 新中2、中3はすでに基本は出来つつあるので、自分で考えて勉強できる環境作りの真っ最中です。勉強の引き出しを増やし、場所と時間を提供し課題を考えることができるようにすることを強く意識しています。管理しないと出来ない子に「勉強しなくても良い」という選択肢を与えるつもりはありません。全生徒平均445点の彼らですから、勉強へのプライドはそれなりに持っているでしょう。若干名、勉強から気持ちが離れつつある人が気がかりですが、しっかりと引っ張っていきたいと思います。

 例年、新中1は非常に手間のかかる学年です。勉強に対する意識が低く復習や宿題に対しての姿勢ができ上っていません。満点以外は不合格の各種小テストですが、合格者が少ないです。昨年度より、ペナルティ廃止・再テストできるだけ廃止の方向性ですが「テストあるから勉強してくるようにだけで満点狙いの勉強を全員がしてくるようになるのはまだまだ時間がかかります。そうなるまでは「見せ鞭」としてペナや再テストが短期的に有効なのも事実です。また。20回書き程度の少量のペナは「テスト満点でなくてもペナすればいいんでしょう」という満点を取れる勉強をしてからテストに臨むという目的から異なる方向にいくこもでます。また、再テストも同様で「再テストで合格すればいいやん」となりがちです。また、勉強の不出来を授業後に残したり、後日提出させる手法も否定的です。そのような対処療法で改まった例があまりありません。次に同じ過ちをしないような根絶療法が必要です。

 今の中3は中1の頃からendlessの改善やペナ制度の改善についてみんなで話し合ってきました。ペナの廃止によってテストへの意識の低下が案じられましたが、そんなことはありませんでした。新高1の子たちも提出物や課題の精度はかなり向上していました。唯一変わらなかったのは、小テストの勉強をあまりしない子の割合が1割だったこと。つまり、ペナや再テストがあろうとなかろうとしない子はしないということです。

 中1はまだまだ自分に甘い学年なので、まずは家庭学習を疎かにしていることへの話し込みから始め、改善されないようだと仕方ないのでペナ・塾へのお呼び出し等々様々な方法で良い方向へ導いていこうと思います。ワンセにない方針は「放置すること」なのでベストを模索し続けます。子育てに模範解答なし!