2022年1月31日月曜日

最近の出来事

  オミクロン株が猛威を奮う中、様々な議論を呼んでいます。近隣でも塾内でクラスターが発生していますが「感染対策をしていたのに」と言い訳していて苦々しく感じています。ワンセではコロナに感染しているかもしれない、でも感染拡大防止に尽力するという方針を掲げて変更していません。また、一番最初に対面授業を止めない方針を掲げたのも然り。当初はワンセで第1号の感染者が出れば廃業する覚悟でした。今でも絶対にクラスターを発生させてはいけないと強く感じています。学校の給食でも思うのですが、子どもたちに小さいルールを守らせることが出来ないのに大きなルールや面倒な事を徹底できるわけありません。隣席で短時間の一緒にいただけで感染したと聞きにわかには信じがたいです。

 さて、最近の小学生。4年生はできることが着実に増えたものの、忘れていることもあるので適度な復習と共に最後の単元に入ろうとしています。4年生は算数が「得意・好き」から「わからない」への転換期。「大きな数」「小数点・分数の計算」など単元毎では理解できてテストでは悪くない点数を取っていても、定着せずにルールがごちゃごちゃになりがちです。適宜復習することで定着を図ります。

 小5はいよいよ最終単元の「立体」である円柱などについて導入。展開図から出来上がりをイメージするのは中学生でも難しいです。正直、この単元は分からないと言われたら「仕方ないよね」と答えています。イメージできないものは努力では何とも難しいです。方眼紙などで実際に書いて組み立てるのが一番早いことを説明しました。家で実際に切ってくる子は将来理系選択をする確率が高いです。

 小6は基本の定着が終わり、いよいよ中学生になろうとしています。2月からは少しずつ中学生内容の導入をしていきます。今年は地理・歴史から少しずつ興味付けの授業をしていく予定です。中学生になってからのことを強く意識して学習習慣の定着が最大の課題です。

 中1は落ち着きました。ようやくです。勉強のレベルアップのみを図れるようになっています。そろそろ特進数学の再開を視野に入れており、学年末ですが自己ベスト更新が何人出るのか楽しみです。

 中2は全体的に落ち着きを見せ、できることを増やしたい子たちが集まっている状態です。補習も楽しそうに参加し上位の結果も緑IMがトップになったり刺激的な状況になっています。授業後には苦手な社会も98点を超える宣言。緑YJは学年トップを虎視眈々と狙っています。まあ、若干名の乗り遅れが少々気がかりではありますが…

 中3は後日詳しくアップします。

 

2022年1月25日火曜日

最近の出来事

  今は授業後。いつものように笑い声と共に教え合っている姿が見えます。思い起こせば中3の2年前はルール遵守ができないことが多い状態でした。自習中に雑談をして大雷を落とされたたり、小テストの満点への道のりが遠かったり。そんな彼らも受験生になり休憩時間を忘れて黙々と勉強している姿が日常です。こちらが止めなければいつまででも勉強している雰囲気です。

 そんな伝播を継承して中1もまた授業後に教え合う姿が増えています。同級生のワンセ歴の長い先輩が新入生に色々ルールや勉強を教えるのは定番です。受験生もですが、勉強が終わった後の笑顔がとても良いなと感じています。その雰囲気はテストが終わった瞬間の達成感とは少々異なり、どちらかというとテーマパーク帰りの笑顔に近いです。

 チラシの塾長からの一言に書きましたが、ワンセの自習室の充実具合は本当に素晴らしいと思います。そこにいる全員が集中して勉強している姿は壮観です。コロナ禍の影響でendlessの開始時刻を昼からにし、夜休憩も廃止。終了時刻は空腹または集中力の限界がきたらということになっています。それでも前述のように止めない限り勉強している姿が見えます。

 そろそろ終わろうとかと思ったけれど、周りが集中して頑張るからもう少し頑張る。そんなワンセの伝統が進化しつつ継承されている雰囲気を嬉しく思っています。

2022年1月22日土曜日

卒業生へ~贈る言葉①~

  鯰江NR

 三姉妹の末っ子。初めて見た日から様々なことを案じて来た。それでも卒業できることをとても嬉しく思う。

 理性と野性のバランスでどちらが勝つのか意識しなくてはいけない中学生。楽なほうに流されたくなり、誘惑に負けそうになったり愚痴ってみたり。それでもワンセで最後まで在籍し努力を継続したことは大きな糧となる。

 ルール遵守に厳しいコミュニティはどんどん減少している中で、社会に出ると非常に大切なことを会得した。その経験を社会に出てからも覚えていて欲しい。

 茨田北KM

 ワンセ歴が最も短い。コロナ禍でみんなが試行錯誤する中、吹奏楽部で皆を鼓舞してきた。引退は最も遅く再始動は最も早い。

 引退後は勤勉だ。部活で推薦をもらえると油断する子が多い中で自分を追い込み努力する姿は非常に頼もしい。自分に厳しくできる人はこれからも成長できる。目的意識を自分で探せたこも素晴らしい。

 唯一心残りなのは会話した時間が最も短く、性格や思考において未知なことだ。もっと上手に甘えれば良かったのに。卒業してもいつでもふらりと来たり連絡して色々教えて欲しい。

 緑NM

 6年生で初めて見たとき、年齢以上の幼さを感じた。補習の多さにくじけないか常に気にかけていた。

 いつから敷かれたレールを決められた通りに歩むことから、少しずつ自分のペースを探すように成長した。勉強では出来ることが増えた。志望校選びでは勉強を前提とした将来を考えている姿に目を細めた。

 高校生になると本気で勉強しろと誰も言ってくれなくなる。何か道を踏み外しそうになっても然り。今まで叱ってくれた人がどんなことでそう言いったのか、時には思い出して欲しい。

2022年1月14日金曜日

オミクロン株

 保健所の方と連携し、独自の感染拡大防止に努めています。連日、過去最高感染者数を更新していますが、保健所の方曰く「オミクロン株の初期症状は喉痛・発熱・咳」とのことです。比較的軽症者が多いらしいですが、デルタ株も同時流行しており検体検査が追いつかなくなり始めているとのことです。既に小中学校の濃厚接触者認定は学校内で実施することになっています。予想通りきちんとヒアリングして濃厚接触者認定している学校と、きちんと行っていない学校に分かれています。

 そんな大変な状況で苦言を呈したいことがあります。最も感染拡大の可能性が高い「マスクなしで飲食と同時に会話をすること」に対して指導できないことに対してです。給食中、先生がいない状況の学校もあります。先生がいるのに平気で会話する子に対しては厳しい措置を取って欲しいです。陽性者が給食中にマスクなしで離れた席の子と会話していても濃厚接触者なしにしている現状はいかがなものかと思います。

 濃厚接触者なしと軽々と発表する事の重要さを重く認識していただきたい。校内感染が拡がれば家庭にも大きな影響を及ぼします。飲食店のみにならず様々な業種において死活問題になることもあるのです。濃厚接触者に認定されるとPCRが陰性でも家族も自主隔離2週間を勧告されます。「勧告」は勧められるという意味で法的拘束力はありません。ただ、自主隔離を決めると仕事や学校を2週間休むことになり家族にとって大きなことです。ちなみに、潜伏期間が3~4日と言われるオミクロン株で2週間の隔離は既に現実に即さない方法で、吉村大阪知事は国に5日間を提唱しています。そして、このブログを打っている最中に国は10日間に短縮することを発表しました。

 最近はルールを守らない・守れないことすら個性として認める「お子さま主義」が目につきます。小さいことを見逃してきたので、大きなこと(コロナ感染拡大防止協力)ができないのです。「わがままを言えば」「泣けば」「ゴネれば」妥協する世の中(大人)にしてはいけないと実感しています。子どもは常に大人の「本気」を見ています。

 

2022年1月4日火曜日

謹賀新年

 今年もよろしくお願いします。

 ワンセは創立21年を無事に終えようとしています。以前、上沼恵美子さんがおっしゃった『「ありがとう」の反対語は「当たり前」』という言葉が反芻(はんすう)されます。好きなことを仕事にできているのは幸せであり、ありがたいことだと感じています。これが「当たり前」と感じたら天狗になっているということなのでしょう。

 子どもにとって「ご飯が用意されている」「着る服がある」「塾に行かせてもらえる」ことは当たり前ではなく、感謝の対象です。かつて、親の子への愛は無償であり無尽蔵だと思っていました。過去形です。我が子でも、我が子だからこそ、愛情に対する感謝の気持ちを持たず当たり前と感じる姿を見せられ、反抗期という名目で罵詈雑言されれば親の気持ちもいつかは切れます。

 普段は反抗しても強い愛情で守られる子ども。ところで、母性の不満はグラスに例えられます。子どもから受けた良くない言動に対する強い耐性が母にはあり、それがグラスの容量です。感謝の言葉や心遣いを受けるとグラスの容量は更に増えます。一方で、傷つけられると不満がグラスに溜まり続けます。そして、ついに溢れると元には戻りません。ごめんなさいの一言で容量は少しだけ増えますが、リセットされないのが特徴。子どもはごめんなさいでリセットされたと勘違いしがちです。あくまで、容量がほんの少し増えただけです。

 いつまでもわがままが許される理由はありません。気がついたときに受けた情を返さなければ、後悔する結果になることもあります。小中学生は金銭的なお返しはできないので、言動のみです。感謝の言葉を口に出す、普段頼まれる家事などを言われる前に行う、などでしょう。カップルでも夫婦でも共通です。

 いて当たり前と思わずに言動で表すのが大切ですね。「ありがとう」と「ごめんなさい」を誰にでも直ぐに言えれば大きなトラブルになる可能性は低くなります。言霊とは良く言ったものです。

2021年12月30日木曜日

最近の出来事

  全く実感なく今年も終わろうとしています。志望校合格に向けて受験生がラストスパートの真っ最中です。そんな彼らの現状。

 小4算数は12月に「小数」「分数」の計算問題を導入しました。この一年で成長を感じる彼ら。YAは日進月歩、出来ることを増やしています。THは瞬発力が秀でているのに早合点するのが玉に瑕で、それが少し気になった年でした。MSは男の子らしい(?)大雑把さが見え隠れした年。MEはスピードが課題だったのですが、とても速くなりました。学校では充分困らいないレベル。集中力の維持が来年の課題ですね。

 小5算数はTTの勉強に取り組む姿勢が全体に良い影響を与えてくれています。MOは色んな意味で強くなり始めています。夢の具現化の第一歩ですね。UMは色んな波の荒い年になりました。来年は高い位置で安定するのが課題です。新入生SUはワンセのハウスルールの洗礼を受け、色々試行錯誤しています。早く慣れてくださいね。

 小6は珍しく増減が少なかった学年です。平均値は高いものの数学的センスに秀でた子がいないので、しっかり鍛錬を重ねて出来ることを増やしていきます。中学生に向けての課題は復習をすること。今までは宿題を丁寧にしてきて、小テストに向けての勉強をしていればもんだいありませんでした。中学生になると「定着」を望まれるので復習する重要性を説いて、実行してもらいます。

 中1は少し落ち着きました。ようやく宿題・課題を全員真面目にやるようになっています。「全員真面目に」やる環境を創ることは重要であり、非常に困難です。ここに「静かで集中できる自習室」が揃うワンセの環境はとても良いと自画自賛しています。例外を出さないこと、がうちの最大の目標の一つですから全員ついてきてください。緑IHができることを少しずつ増やしています。緑OYも同様。一言多い子がちらほらいるこのクラス。ね、旭東MT、緑TH、横堤WS

 中2は色々ある学年です。こちらは後日、詳細を書きたいと思っています。今年最も伸びたのは緑SS。数学では歴代トップレベルに成長。来年も同レベルで伸びたらとても良いですね。緑IZMの勉強に対する取り組みはピカイチで良い刺激になっています。緑IRも努力を継続中。来年に向けて楽しみが増えています。

 中3はここにきて緑MYの国語、緑HAの数学がかなりの成長を見せています。そこへ緑MS、ISの数学力が上昇。緑SEも悪くありません。また、茨田FNが全体的に飛躍。高校でどれだけ伸びるのか楽しみです。年末年始の休みを最後に受験生は受験まで休みはありません。

2021年12月15日水曜日

最近の出来事~特進~

  今回は特進数学について。公立C問題を強く意識してやり始めたのは現中3生が2年前中1だったときからです。緑HAが文理学科を表明していたため、そこ(北野)に照準を合わせて開始。緑MYと緑MSと3人でした。MYはやや手こずりながら、MSはとても手こずりながら頑張っていました。中2からは関数・図形の発展問題を解きこなしていましたが、HAはしっかりついてきて2人は必死の努力を維持。そして、この時期になり全員が歴代文理学科及び難関私立トップ合格の子たちの平均点を軽く上回っています。色んなものがよく見え、解説も簡単な説明で理解できている姿に目を細めています。

 中2は緑SSが完全に覚醒。新入生緑IZMが加わった当初は全くスピードについていけませんでした。その代わり、歴代の誰よりも愚直な努力を維持しています。スピードが最大の課題だったIZMはそれさえも努力でクリアしようとしています。緑YJはセンスは申し分ないもののモチベーションの波が激荒でした。志望校を決めた頃から高めで安定しています。

 全学年共通で、私は国語社会特進数学を担当しています。今は様々な仕事があり授業・補習に割ける時間を全て捧げていても、前後の時間はその他業務に追われている状態です。最も下手な説明をしているのは特進数学です。それすら意識して問題演習をこなして私をフォローしてくれる彼らは非常に頼もしい存在です。例年、受験生は五ツ木の模試が終わるこの時期から伸びを感じます。HAは国語社会数学全てMYは数学社会、MSは数学の急成長と国語のスピードアップ、緑SE・ISは数学で出来る問題を大幅に増やしています。

 中2は特進から更に選抜したS特進と名付けたクラスで頑張ることにしました。数学にプライドを持てることがS特進と特進の差です。そして、それが来年には非常に大きな数学的センスの差になるでしょう。数学を(で)楽しむというコンセプトの特進生。気持ちを持っている子たちの相手を務めるのはこちらも楽しいです。その他業務の間の清涼の時間です。