2023年5月21日日曜日

今週末の出来事

 12時間endlessは3年数か月ぶりで、現在の高1は未経験です。今日は鯰江・茨田北中がテスト直前で緑中は2テスト8日前。昨年までよりも、テスト対策期間にすべきことを私なりに明確にしています。みんなの提出物を見ていても、今までの中で最も良い勉強をしている子が多いです。まずは学校の提出物をテスト10日前ぐらいには終わらせる。テスト前の週末までに塾の提出物を終わらせる。そして、土日にはプラスアルファの勉強を個々で考える。中1は自分で考えて勉強することは難しいので、こちらで細かい指示を出しています。中1はやらされている感がありますが、回数をこなすうちに自分で考えて出来るようになります。

 疲れた、と言いながらも達成感のある顔をしている中3生を見てコロナ明けを感じました。12時間勉強するのが目的だという意識の低い子はいません。夜9時台でも良い雰囲気で、効率よく集中して勉強しながら、自分のスタイルを模索している姿が本当に嬉しいです。開講から10年ぐらいは進学塾とは言えない状況でした。今の教室を見て、集中して全員が頑張っている最後の塾になるのだろうと実感し感慨に耽りつつ、体力の限界まで付き合える子どもたちの存在が大きな糧になっています。それに加え、新しい講師のやる気に満ちた姿勢が更に私のモチベーションは大幅上昇中です。

 身体は疲れていますが充実しています。そして、帰宅後はワンコと全力でコミュニケーションを取らないといけないのでgo home!

 

2023年5月19日金曜日

最近感じること

  有料自習室と個別の開講に伴い、どの教室をどのように活用するのか思案中です。どんな個別・自習室にしたいのかをずっと考えています。集団部門も含めて、やはり私は「勉強できる環境」「成績を伸ばす場所・時間」の提供者でありたいです。他人の足を引っ張る子は自習室の利用のみでもお断りしています。

 ところで、コロナ禍は大きな影響を与えました。その中でも、学生には我慢すること、ストレス耐性をつけることに対して学ぶ環境が大幅に減ったことの影響を感じます。少子化ということもあり、人材確保に躍起になった結果、お子さま主義が酷くなり必要以上に守ろうとしています。学習塾業界では子どもをお客様扱いするのが当たり前になっています。生徒のご機嫌を取って継続してもらうのが一番の目的です。

 最近のニュースで公立学校が個別塾のtomasに放課後授業を依頼し、tomasの関係者が教育について偉そうに語っている姿を見て抱腹しました。大阪市の公立中学の放課後学習塾は私が大阪市へ政策提言(2012)したものです。それを大阪市が実現したわけですが、請け負った塾は未経験の学生を最低賃金に近い金額で丸投げしています。個別塾の未経験学生自称講師が学校の先生より上手に教えられるわけがありません。また、予備校の先生が高校で教えているケースもありますが。特に放課後授業を受け持っている先生のレベルの低さは推して測るべしです。数百人相手に教えられる看板講師が数十人相手に安い賃金で動くわけありませんから。

 高校訪問で授業見学をしていても授業に力を入れている学校はほとんどありません。教授力の優れた授業もしかり。いつの間にか学校は託児所に近づいているように感じます。でも、それは学校を良いように利用してきた結果なのだと思います。

 私は、第一線で教えられる年数のカウントダウンが始まっています。モチベーションは変わらずとも全盛期のパフォーマンスが発揮できなくなっているからです。こんな話をすると私の労働意欲が衰えていると感じる人が多いですが、それは完全否定します。イチロー氏が選手としての現役生活に終止符を打っても伝道師として活躍したり、草野球を心底楽しんだりしている状況に近いです。現役として教壇に立つには衰えがりあり、私より勢いがあって粗削りでも子どもたちのために教えたい人がいるなら後進指導とケアをしようと思っています。

 昨日、中3に伝えたのですが、ワンセは「先生が(この学年を)教えたい、子どもたちが(この先生に)習いたい」という気持ちがあるならそれが最優先だと伝えています。個別でも「こんな子がいるけど、どう思う」と聞いて、自分が教えたいと意思表示した先生に指導してもらっています。件の中3については「教えたい」という意志表示をする先生が多いです。中1を担当した講師は「最後(卒業)まで教えさせてもらえるのか。もし、途中で離れるなら気持ちの整理がつかないからこれ以上感情移入しないようにする」という旨の相談を受けました。私の意志で変えることはない、と伝えました。もちろん、中2担当も同じ気持ちです。教えたい子どもがいて、教えられたい先生がいるという環境は幸せだと思います。

2023年5月17日水曜日

春の高校レポート①~大阪信愛学院高校~

 忙しいという言葉は好きではありませんが、時間に追われている感覚を自分史上1番感じています。時間割が存在する仕事なので曜日の感覚は失わないほうなのに、最近何曜日か考えることがちょくちょくあります。そんな中、4月末やGW明けに大阪信愛学院の校長先生からお電話いただいたのに、いずれも第2教室に在室しており失礼なことをしていました。ご訪問いただいたので、早速ご訪問させていただきました。

 ではレポート。教授力3.5校風4授業態度3.5お勧め度3.5。到着するなり、校長先生の元へ中1の子が寄って来て色々話しかけていました。その様子を見て、信愛は相変わらず生徒の個性を尊重していただける学校だと感じました。また、今年初の訪問なので、やや数値が辛いかもしれません。9割の高校は信愛を超えることはできないでしょう。国公立大学進学へ導いていただけるカリキュラムさえ整えばイチオシになる可能性があります。現時点ではお隣の大産大付属高校のほうが勉強を伸ばす部分に関してはかなり秀でています。ただ、今まで勉強面で期待したことがなかったのですが、今後の改革が楽しみで期待しています。

2023年5月14日日曜日

endlessの出来事

 今年度から決まった新ルール。テスト2週間前の週末土曜日までに学校の提出物を終わらせる、1週間前の土曜日までに塾の提出物を終わらせる(もちろん提出アリ)ことです。

一学期中間テストは中1の一泊移住、中3の修学旅行、その前にGWがあり、なかなか落ち着いて勉強できる雰囲気になりにくい時期です。それでも、緑中は修学旅行明けの土曜日にはほぼ全員が長時間頑張っています。中1茨田TTは朝10時に始まり、初の長時間で昼の2時過ぎには「疲れた~」「集中力が持たない」と言いつつ、夜7時(中1だけは早く帰れます)になって、帰ってもいいよと声をかけても、まだ頑張る姿勢が良かったです。間違い直しや復習の大切さをずっと説いており、自分なりのやり方を模索していました。勉強の引き出しを増やすやり方を教えると、早速試していたので結果に繋げたいと思います。

 中3は茨田がテスト前でSKがゴールデンウイーク明けから毎日早い時間から長時間勉強を頑張っています。瞬発力はあるので、丁寧に解いたり取り組む姿勢があれば急上昇するでしょう。いよいよ受験生として初の授業なので、余力を残さずに勉強していってほしいところです。

 そういえば、中1茨田北MOは足を骨折中の姉に何度も連絡を取り、往復40分の距離なのに水一本だけを届けてもらっていました。届けてくれたWも偉いですが、充分な感謝をしっかり伝えて欲しいところです。私は、明日の母の日を前に感謝の気持ちとお花を渡しに行きました。


2023年5月9日火曜日

大阪府私立高校所得制限なし無償化

 https://news.yahoo.co.jp/articles/3e86c8274096fcce0d08136dfd91daa592b15593

 大阪府の吉村知事は2024年度より高3(現高2)、25年度より高2(現高1が高3)、26年度より高1(現中3が高3)になってからの私立・公立高校の学費を所得制限なしで無償化にすると発表しました。私立高校のその他諸費用無償化についても議論されていましたが、見送られたようです。

 現時点で詳細の情報は入っていませんが、私が最も注目していた現在の中3は所得制限付きの無償化継続の方向でしょう。高校の授業の質が低下している現状では、特待生を取って奨学金をいただき、適切な時期に予備校へ通うのがベターでしょうか。もちろん、公立高校へ通学して予備校に依存することも時期を間違えなければ充分ありえる選択肢でしょう。いずれにしても詳細が分かり次第、授業やブログ・ツイッターで情報提供していきます。

2023年4月28日金曜日

最近の出来事

 ようやく新校舎に荷物が入り始め、教室らしくなってきました。什器の搬入準備で手足の筋肉痛で動きが鈍いです。それでもみんなの協力のおかげで今福鶴見校も新校舎も良い感じになってきました。私は、古いタイプの人間なのでgive&takeの精神や性善説が基本となる考えです。何かしてもらったら自分の出来る範囲でいつまでも感謝の気持ちを忘れません。気持ちに対して自分の出来ることをいつでもしようと思います。

 さて、小4は大きな数の割り算が終わり、復習モードです。開始が3月末だったので、学校よりも大きく進んでいませんが、良い状態でここまできました。国語では読解力が悪くないので、しっかりと伸ばしていきたいです。小5YHは前を向いて取り組んでいました。できなかったことを悔やむより、出来ることが増えた喜びをしっかり感じて欲しいです。小6は課題が多いクラスですが、一つずつクリアしてしっかり基礎固めを終わらせる小学生であろうと思います。

 中1数学は文字式の計算問題の導入は出来ませんでしたが、そこまでの定着度は悪くありません。1学期期末の過去問結果では緑IN、UM茨田TTが良い考えの跡がありました。惜しむらくは、3人とも計算ミスが散見していたこと…中2は英数ともに問題演習不足が感じられます。今、色々するとGWでリセットされるので、我慢して休み明けから課題を増やしていきます。中3は、少し歩留まり(定着率)が良くありません。前回理解できた単元を忘れるのが早い子がいるのが気になります。

 5月からはテスト対策と一泊移住と修学旅行で管理が大変になりますが、一学期中間テストで点数をしっかり取れるようにしていきます。

2023年4月21日金曜日

最近の出来事

 5月開講の分校準備が慌ただしくなっています。実は、この校舎は2001年に創立したときの場所です。カメムシが発生していた懐かしい思い出があります。トイレが和式で、12ロール買ったトイレットペーパーが1年経っても2ロールしか減りませんでした。女子には抵抗があったと思います。その思いから今の今福鶴見校舎は最新の自動開閉アラウーノになっています。トイレットペーパーは一日1ロール以上のペースでなくなり、綺麗で使おうと思えるようになったことを嬉しく思っています。ちなみに分校のトイレもさすがにウオシュレットになっています。校舎はそれなりの年数を経ているものなので新品ではありませんが、できるだけ手を加えて綺麗にしていこうと思います。

 さて、授業の様子です。小4はOKは初回の授業がうそのようにスピードが速くなりました。算数も国語も理解度が一気に良くなり成長期の到来を実感しています。小5YHは平常心で取り組んでいるときは良いペースで色々進むのですが、少し悩み始めると真っ白になるので、色んなものをコントロールできるようにしていければと思っています。小6は久しぶりに国語や英語を見ていると、算数とのギャップを感じています。THが安定して出来ることが増えています。MHも同様で積極的に授業に参加してできることを増やしています。

 中3はまだまだ受験生としての意識は芽生えていません。今週、志望校決定までのタイムスケジュールを確認しました。7月までに本命を公立か私立か決定する。9月末までに私立を2.3校に絞り、11月までに最終決定。一番重要な11月中学校実力テスト・五ツ木模試に受けて調整していくことなどです。でも、もっと大切なのは高校決定ではなく、将来について考えて、そこからどういう高校生活を過ごすのか決めることです。ワンセの卒業生は国公立や関関同立の進学者が多いです。高校部門を持っていなかったワンセなので100%卒業生の頑張りですが、高校合格がゴールになって燃え尽き症候群になる子がいないことは嬉しく思います。卒業後もしっかり見守る姿勢は不変です。

 中2数学はようやく連立方程式の計算問題が終わり、数学担当としては面白い問題に取り組めます。昨年、過去最速のペースで教科書内容を終わらせて演習を増やした結果、受験時の数学の状態が全体的に非常に良く、ほぼ全員が数学で助けられました。また、例年よりも社会の勉強時間を増やした成果も感じられました。応用・発展問題を楽しくやっていきたいですね。

 中1は春休みまでに良いペースで進めたので、今は中学校生活と新しいリズムに馴染んでもらうことを優先しています。10時終了ですが、まだ疲れは見えていないようです。無理なく、少しずつ進む予定です。数学は文字式の導入(中学では6月ぐらいになる予定)が終わったので、進路にゆとりはあるので少し安心して色々気を配りながら展開していきます。