2017年12月30日土曜日

2017年度末

  久しぶりに授業に追われ続ける冬期講習前半がようやくひと段落しました。29日は恒例の大掃除に加えて、大幅な模様替え。今福鶴見の事務所は全ての配置が変わり、そのお手伝いを中3の子たちがしてくれました。非常に助かりましたよ、ありがとう!

 小学生は新入生が多いため、計算問題や暗記系が雑なので、徹底期間に入っています。つまり補習が多いということですね。また、全てが遅いことをマイペースというマイルドな言葉で表すのは簡単ですが、みんなと同じことができないならば学生のうちに修正してほしいです。もちろん、こちらもそのつもりです。中には頭は非常にキレるのに勉強する上での性格で大きな修正を必要とする子もいます。「やればできる子」は「やるタイミングがなければやらない子」です。可能性を伸ばすためにはしっかり引っ張っていかなくていけないと思っています。特に小学生はタイミングと出会いで多種多様な可能性を秘めています。

 懇談会をしていて感じるのはもっともっと個人個人をしっかり見ないといけないということ。自分が感じ取れていなかったことを教えていただく度にそう思います。一クラス数名のクラスでも20名を超えるクラスでも意識しています。授業前後に、できれば1人3回声をかけたいと思っています。万歩計を持っているのですが、あの狭い塾の中だけで毎日2000歩歩いているのは、空いている時間があれば色々な部屋に入り声掛けをしているかからです。

  個人を知らなければ自信を持った指導はできません。自信を持った指導・授業には言霊が籠ると思っています。その本気さに子どもたちは動くものです。そんなことを年末にしみじみと感じていました。

 講習会中はご飯を食べる時間がないほど過密スケジュールになっており、平常授業に戻れば今日の出来事を書きます。また、大好評の「卒業生へ、贈る言葉」も1月以降随時アップしますので、乞うご期待!

2017年12月23日土曜日

最近の出来事

 息つく間もなく冬期講習会に突入しました。とはいうものの授業しかない冬期講習会は今までよりも楽です。授業だけでいいのですから。むしろ授業が少ない日のほうがストレスを感じていました。雑務に追われるからですね。楽しい授業をすると身体は疲れても精神的にはすっきりします。

 さて、たまには上の学年から。中3特進数学は大和田過去問にチャレンジ。トップは緑IM(久々)で鯰江HK、茨田NMが続きました。ブツブツ文句を言い続けている彼らですが、日進月歩な成長は感じられます。国語も大和田過去問でトップ鯰江SR、緑NK、鯰江HKが続きました。ただ、国語における長文の答え方のルールをいまだに意識していない子たちに軽く渇を入れました。その後に初の文理学科数学にチャレンジ。果たして及第点は茨田NMのみ。辛うじて緑NKが最悪ではない点数でした。自分の年齢以下はさすがにダメですよ。中3標準社会では常翔の過去問にチャレンジ。トップ緑TSで緑HY、茨田KYが続きました。

 中2数学は新単元の確率の導入。まずは超定番のさいころとじゃんけんの問題についてしました。さすがにこのあたりの問題は比較的理解が良かったです。まだ応用問題に入っていないのですが、今後の出来が楽しみです。その後、特進数学は一気に難易度があがり、等積変形の導入と確率の概念や見方について解説。特進では理論と過程を大切にした授業を展開しています。それでも理解できない場合は詰め込みになりますが。緑SHはここにきて数学的センスが急激に養われているのがよくわかります。国公立理系に通用するところまで後一歩です。

 中1は数学で空間図形の導入。正直、非常に難しいです。何が難しいかというと立体を頭の中でイメージできない子のほうが多いのに解説しなくてはいけないことです。電子黒板でデジタル教材を用いて簡単に表現できれば授業効率が格段に上がりますが、今後の大きな課題ですね。

 小6算数はまとめに入っています。前回新入生の計算問題がルーズさが気になったので改めて途中式の大切さについて説明。ようやく全員が理解できたかな、という感じ。これからは精度の上昇がテーマですね。

 小3算数は魔方陣の問題をしました。初めての問題は自分で解き口が思い浮かばないようですが、一度説明するとあっさりと理解していました。少し進度にゆとりがあるので難しい文章題にもチャレンジしていこうと思います。

2017年12月19日火曜日

改:最近の出来事

 師も走る師走。ワンセでもいよいよ気を抜けない季節となりました。受験生は課題ばかりが目に付き、長所を見落としがちになってしまいます。緑NYは社会や国語は順当に伸び、他教科でも頑張りを見せてくれているので今後の急成長が楽しみです。鯰江SRや茨田北SYはブツブツ文句を言ってきたのが奏功した(?)したのか、ここにきてじわりと上昇している手応えを感じます。努力が結果に結びついていないことが心配な子もいますが、焦らずに頑張っていれば結果はついてきます。

 さて、週末は過去問三昧。特進数学は公立の過去問でトップ鯰江HK、2番手に茨田北RY、3番手に茨田北SYが続きました。公立文理学科国語ではトップ鯰江HK、2番手に茨田北RYは変わらず3番手に茨田MHが続きました。関大北陽社会ではトップ茨田KCで緑NY、茨田北SYが続きました。

 小学3年生はTHが先週よりもスピードが一気にアップ。良いことだと思っていると、正答率が下がっていてがっくり。速くても精度が落ちれば意味はないので気をつけて欲しいところです。MTの成長が逆に目につきます。小4算数は冬休みの宿題について話題をふるとOSTEが嬉しそうにいっぱい出してほしいと言うので、かなり大量のものを用意しました。男子はその声を恨めしそうに聞いていましたが笑 小5は割合という国語力が要求される単元でしたが、いよいよ理解できる子とそうでない子の差が出てくる時期となりました。難問なので、今している単元が理解できなくても仕方ないと思っています。それよりも複雑な計算問題の徹底のほうが肝要です。小6はNNNKがようやくワンセ生らしく家庭学習をしてくるようになりました。漢字テストや英単語などの小テストは満点が基本。そうなれるようにしっかりと勉強して来なくてはいけません。ただ、計算問題のミスが多いのは比較的最近入塾した子たちばかりで、今後の課題も浮き彫りになりました。

 中1国語は文法で名詞について解説しました。左手がとんでもない状態になっていた茨田ATは頑張って通塾し少し感動しました。緑IAは最近慣れてきたのか表情が豊かでいいですね。同様のことを緑YRにも感じます。既存生の緑SSも少しずつ興味の対象が好きな教科以外に移ってきたようで悪くありません。授業後の特進数学では扇形の面積の応用問題をしましたが、緑IA、YR、緑SS、FSが良い発想をしていました。横堤OS、緑OAはあと一歩の発想が欲しかったです。授業後、直方体や立方体の切り口の発想のために発泡スチロールカッターを用いて実際に切ると実験をしているようで軽く盛り上がりました。菫NMは学童で電熱線を作り発泡スチロールカッターを自作したらしいです。なかなか凄いですね。

 中2数学では最後の図形のまとめをしました。例年以上に特進数学で特進らしいことをしています。特進数学の証明では緑SHAKが良い独創性を発揮。目立ちませんが、緑YSや鯰江SAも悪くない発想をしていました。中1同様、特進では問題の切り込み方について考えられるのがいいですね。

 火曜日は諸口で受験生三昧。特進も標準も昼から呼ばれているのに10名が22時まで残って勉強していました。特進数学は大和田の過去問にチャレンジ。トップは安定の鯰江HKで茨田北FSが出来る問題が増えて2番手、茨田KCが続きました。国語では緑NKがトップ、茨田北MA、鯰江HKが続きました。社会では近高にチャレンジすると逆紅一点、緑NYがトップで緑FR、茨田北FSが続きました。前述の茨田北SYは数学で一番最初に名前が呼ばれました…標準では特進と同じ近高社会トップが茨田KYで緑TS、茨田MHが続きました。ただ、特進の平均点にも満たなかったのは複雑な心境です。常翔国語ではトップ茨田NK、茨田北NM、緑MAが続きました。

2017年12月12日火曜日

12/12の出来事

 昨日・今日は電話がとても多かったです。師走を実感します。火曜日は諸口で受験生三昧の日。標準クラスでは大和田高校の社会と国語にチャレンジ。国語ではトップが緑FSで2番手以降に緑
HYMAが続きました。社会ではトップが緑HYで緑TSFEが続きました。特進と共通問題でしたが、国語はFSがトータルトップ。

 特進数学は伸び悩んでいます。計算ミスをしていない子のほうが少ない状態で過去問をする意味が甚だ疑問です。次回からはそういう子たちは特別メニューを実施します。及第点は鯰江HKのみです。特進社会ではトップ鯰江HKで緑NYが2番手で菫NYが続きました。社会は格差が激しいですが、上位層でも伸びしろは残っているので稼げる教科でしっかり稼げるようになりまししょう。

12/11の出来事

 冬期講習会の時間割がようやく完成。まずは小学生に配布しました。中学生は最終チェックがまだなので、今週後半から配布します。

 夕方、まずは小6に授業。新入生が漢字テストの勉強をしてこなかったので軽く注意しました。先週やり方まで説明したのに「知りませんでした」という返事があり、私の中では要注意マークがつきました。人の話をしっかり聞いたり、指示通りにできない習慣が身についているようです。TSは漢字テストの要領がわかりつつあるみたいで最近合格できることが増えました。OMは計算がこちらの想定以上に正答率が高くなっており良かったです。そうえいばFRは授業前、足立に英語の雑さで注意されていました。

 小5算数は割合の応用問題で比較的難しい問題の導入。「比べる量」と「基にする量」の意味が理解できない子は学校で半分ほどいるような気がします。1度説明しただけでほぼ全員がその意味を理解できたことに驚きました。クラス全体でできることが増えているのですね。来週の間違いの数で冬休みに使用するテキストを決めようと思います。ふと気づけばHKのスピードがとても速く、精度も高くなっていました。成長ですね。

 補習で小4NKが呼ばれ、これまでに習った計算問題の徹底をしました。一日では終われないと思っていたのですが、こちらの「できるまで終わらない」オーラを感じたようで、必死で集中してやった結果、普通に追いつけました。算数の計算では「やり方は知っているけど間違えた」が命取りになるのでミスは認めず、精度を上げてもらおうと思います。

 精度を上げるといえば、特に小学生は新入生と既存生の差が激しく出ます。計算問題に取り組む姿勢、課題に対する意識、集中力などです。新入生が来るたびに既存生の成長を実感できます。今日は各学年で新入生が上記のようなことに対する認識の甘さを注意されていました。早くワンセルフ生らしくなって欲しいと思います。

 中2数学は新単元の特別な平行四辺形の導入。緑A・Kは体調不良でキレが悪かったのに授業後には「体調が良くなりました」とのこと。それ自体はいいのですが、私の授業ではしんどそうで足立の授業を受けて元気になったのは複雑です。緑CHは何か心境の変化があったのか少し積極的になりました。良いことですね。

 中1国語は品詞についてしました。最も板書量の多い単元です。ということは覚える量も最も多いということですね。ところで、授業後に満点賞の写真撮影で緑IAは素敵な笑顔でした。男子と比べると写真慣れしているなと実感。今回の満点賞は生ケーキです。羨ましい!!

2017年12月10日日曜日

改:最近の出来事

 週末に懇談会が終わりました。ご多忙の中、ご参加いただきありがとうございました。土曜で終わった懇談会ですが、今回は良いご報告ができることが多く、嬉しく思いました。もうすぐ冬期講習会ですが、小学生は講習会がありません。それでも塾専用教材の冬期テキストを用いて復習はします。ただ、暦の巡りが悪くて10日間以上子どもたちの顔を見ない時間割になっているので、小4~6は冬休み中にどこかで補習という名目でお呼び出しする予定です。来年度のカリキュラムについて説明する中で中3は週4日になることを話すと「今年も週4回以上来てますよね」と言われました。一応レギュラー授業は週3回、そこに英数はプラスアルファの必要な子用の特進の授業と基礎の徹底のための補習の二本立てあり、ほぼ全員がどちらかに参加。更にチームAが稼働し週5回になる子も珍しくない状態です。そんな中で「来年からは週1回増えて4回になります」と言われてもピンとこないですよね。心の中で苦笑しました。だから、付け加えて補習はさらに今まで以上にあり、実質週6以上体制になります、と伝えています。

 さて、木曜日に全体ミーティングを行いました。高校生スタッフと大学生の講師です。高校生スタッフの本分は勉強です。テスト2週間前からは仕事禁止で勉強してもらいます。また、模試の確認はしますので、さぼる環境になりにくいです。社会勉強もできて大金ではないですが自分でお小遣いも稼げて一石二鳥ですね。仕事覚えは悪くない彼らです。
 
 メインは講師ミーティング。新人講師にはデータを渡して担当生徒の志望校と当日取らなくてはいけない点数の確認をしてをしてから、必要な補習の計画を立ててもらいました。ほぼ誤差なく良い数値をはじき出していたの流石です。高めの志望校を言っている子には超特別メニューを考えるように指示すると「一日10時間塾で勉強させて家に帰ってから宿題1時間分出すのは可能ですか」と講師に聞かれました。これまた良い質問です。それができないと合格できる可能性は低くなるのですから勿論mustです。そして、金曜日からそれを本人たちに意思確認して実践中です。これがワンセルフでいうところの「(高めの)志望校を口にしたことへの責任(を本人たちが果たす)ということです。集団授業ですが、個別でもできない対応をしなくては全員合格などできません。

 授業では小4算数。新単元の整数×小数をしました。まだ新入生のレベルを完全に把握しきれていないのですが、早速数名が補習でお呼び出し。4年生までに習うことはしっかりクリアしてから新学年に進学してもらわなくてはいけません。

 夜は公立国語は茨田北NMがトップ緑NK、茨田北ISが続きました。近高数学は鯰江HKがトップ、茨田NM、茨田北SYが続きました。SYはこれまで課題の多かった数学でようやく納得の結果で努力が点数に表れて嬉しかったです。ところで、水曜・木曜は中学生の授業がなく、懇談会中心でした。授業はやはり楽しく、癒しになりますね。11日からは渉外活動が中心になりますので、夕方以降の授業を増やします。受験生は学校の懇談会で早い時間に来れますので現場の割合を増やせそうで鍛え甲斐があります。

2017年12月8日金曜日

12/6.7の出来事

 懇談会がピークになり各種外交と重なり疲れを感じますが、それでも間違いないのは懇談が私にエネルギーを与えてくれているということです。保護者の方より様々なお話をしていただき、まだまだ子どもたちの細部が見えていなかったと反省することが多く、それを糧により一層熱い視線で子どもたちに向き合えています。今、ワンセは17年目にして各学年の状態が最も良い時期かもしれません。不満よりも期待のほうが大きいのは初めてです。小学生が急増しているのにクラスの状態が悪くならず、切磋琢磨して更に良くなっているのが実感できます。受験生は別格として、小4~6、中1特進、中2特進の状態は本当にそれぞれ非常に良いのです。今回は各学年の自慢をします。

 小4はスピードと集中力が春先の課題でしたが、今は達成できており良い雰囲気を体験に来た子や新入生が感じて更に良くなる状態です。小5は勉強に前向きで注意されることもなく、良い雰囲気になっています。宿題・課題がばっちりなので楽しく授業ができており、授業中も笑顔が多いです。小6は久々に先生を育ててくれるクラスで打てば響く、言いつけはしっかり守る申し分のない子達です。

 中1はようやく全員が前を向いて取り組むようになりました。ここまでに1年弱かかりましたが、来年度からはレベルの高い争いができそうで非常に楽しみです。クラス平均が1学期中間よりも上昇しているのは特筆です。中2はチームAが稼動しましたが、喰らいつきが歴代最高です。受験時には久しぶりにこきつかわれそうです。

 ちなみに木曜日の小3の授業は夏休みに参加していたTHが参加。既存生MTとマンツーマンで過ごした3ヶ月での成長を実感しました。夏休みにはほとんど差はなかったのにスピード・精度・理解度共にMTが圧勝。負けず嫌いが発揮されTHの急成長の予感ですが、クラス内で切磋琢磨していくのが本当に楽しみです。来週からはHNも復活するのでどんなクラスになるのか楽しみです。

 小6は前回のブログで少々辛い目のコメントをした新入生ですが、前回まで苦々しく感じていた勉強への雑さが改善されているのに舌を巻きました。それでも人数が増えた分、子どもたちの細かい動作を見逃さないよう全力で気を遣っています。

2017年12月5日火曜日

12/5の出来事

 懇談会は今週がピークです。本日は懇談会の設定日ではなく、予備日で数件でした。ただ、来年度に向けていくつかのシステム化とマニュアル化を進める必要があり、その対応に時間がかかるものの締め切りとの関係でバタバタしています。新設校を出すのかどうかは木曜日に行われるミーティングで決めようと思っています。単純な人手だけでなら足りていますが、任せて安心な授業を提供できるレベルかと問われると自信がありません。ただ、最近の若者は…と揶揄されるほどには悪くない彼らで、大手塾に行けば間違いなく講師アンケートでトップクラスになる逸材ばかりです。昼からは今福鶴見のリニューアルに備えて業者さんと話し合い。クロス(壁紙)やトイレのリニューアルと電子黒板・防犯カメラについて打ち合わせをしました。

 夕方、諸口で中3三昧。まずは大和田数学はトップ茨田北FSと鯰江HKで得点2番目タイに鯰江SRと茨田北ISが続きました。公立社会は鯰江SRがトップ緑NK、茨田KCが続きました。8割以上が続出し悪くない仕上がり具合で少々安心しました。国語は公立の文理学科が前期試験だった冬至の問題にチャレンジ。トップは緑NKで驚異の90点台。定期テストに続き乗っていますね。2番手は鯰江SRで3番タイに茨田NMSKですがいずれも80点台というハイアベレージでした。鯰江SRは最近ほんのり良い感じです。標準は公立社会がトップKHで茨田MH、緑SKが続きました。同国語は緑FSがトップ、門真7中NK、茨田北NMが続きました。

 ちなみにテストが続々と返却され満点報告も増えました。中1からは緑FSが英数2教科で満点、緑SSは数学、IAは英語で満点の報告で、自己ベスト更新の勢い。SSは1学期中間を超え自己ベスト達成。1学期中間を超えるのはなかなか大変な中で吉報です。緑YRが大幅に点数を上げて大台に突破。今後の更なる飛躍が楽しみです。中2は緑AKは480点だった自己ベストを更新。学年トップの可能性大。緑SHCHYSがこの時期に大台突破で自己ベスト更新。いずれも素晴らしい。MHも悪くない結果。新入生KMは129点up。秋からの入塾なのでひとまず敢闘しました。まだまだ伸びしろは残ってるので頑張ってください。

最近の出来事(久しぶりなので長文)

 受験生のラストスパート、テスト対策、冬期講習会の準備、新設校の計画、既存校舎電子黒板の設置、今福鶴見校舎のリニューアルなど一気に襲ってきてブログが滞り気味で申しわけなく思っております。その他、時間割や来年度のシステムの変更など考えなくてはいけないこともあり、優先順位を考慮しながら日々時間過ぎています。電子黒板とリニューアルにかかる金額の一部をどこかでご負担いただこうと思っていましたが、それを説明するときの申し訳ない気持ちになることを考え、なしにしました。他塾は上手にシステム利用料など徴収しているのに経営者としてだめだなぁとしみじみ思っています。
 
 さて、各学年毎の最近の出来事から。まずは小3。新たな単元の分数の導入をしました。理解度は悪くないのですがMTの悪癖である「単位書き忘れ」が頻発。せっかく応用問題を理解できても○にならず、点数では上昇しないので何とか気をつける習慣を身につけさせたいです。
 
 小4は最近人数が急増。夏を過ぎて秋になり、ようやく当時の新入生が集団授業に慣れてきた矢先で雰囲気が変わるのが心配でした。ただ、それも杞憂に終わりそうな手応えです。ある程度の人数になったので、周りを見て自分たちができていないことに気づける環境になりつつあります。小学生は聞く姿勢と集中力がつけば必然的にできることは増えます。FWYJにとって塾の後輩ができて良いところをみせようと張り切っているのが良い感じです。新入生男子も良い緊張感を持っているので今後の伸びが楽しみです。

 小5は落ち着いてきました。最近まで最も注意されていた学年でしたが、女子が多いのが奏功してようやくワンセらしい雰囲気になりました。英語にも興味を持ってフォニックスを身につけており、例年以上に成績の伸びを期待させられます。漢字テストの勉強も安定して全員しており、新入生に向けて良い姿勢を見せられそうです。この環境で受け入れる新入生には良い刺激になれると思います。

 小6は新入生と既存生の差が明確に分かれる結果が出ています。課題に対する認識の差です。テストをするよ、と伝えたとき既存生は一様に満点を取れる勉強をしてきます。それに対して新入生はテストの直前に軽く見る、程度で満点からは遠い結果。また、単純な計算でもミスを連発する傾向があります。それでも場の雰囲気を見て、これではいけないと感じてはいるようで、教室の雰囲気はやはり良いです。すでに新中3よりも人数は多いのですが、新中2と比べてもまだ受け入れ人数に余裕を感じます。逆に上級生のほうが進入生の制限を考えなくてはいけないと思うほどです。

 中1は期末テスト速報。横堤中OSは学校で倒さなくてはいけない子は残り1人らしいです。次こそがトップだ、とハッパをかけたとき、いつもの苦笑ではなく「はい」と返事があったのが非常に楽しみです。また緑SSはようやく悪くない取り組みが見えたと思っていたら結果(順位)も今までで最も良くなりそうです。途中入塾生の緑OA,MM,IA,YRはいずれも良い上がり幅の点数。緑SKは点数はともかく、初めて良い姿勢で勉強しているように見えました。今後もその調子で勉強することを信じています。褒められる子が多いのは大変喜ばしいことです。

 中2は緑AKが復活。480&学年トップをゲットしてきてくれそうです。また鯰江SAも久々の大台突破。茨田WSも大台復活。緑CHも自己ベスト更新の予感。緑SHYS旭東MCはこの時期としては悪くない結果と姿勢でした。点数は大きく反映されてはいませんが茨田KS,鯰江TK、緑MSは彼らなりに悪くないテスト勉強をしていました。ただ、結果を出すためにはもう少し丁寧な努力が必要です。緑MH、TIは何とか踏ん張っています。緑FHはテスト1週間前の状況を鑑みるとよく取れている(褒めていません)と思います。新入生KMは良く頑張って100点アップ&大台突破が目の前です。前回入塾したのに点数の上がり幅が芳しくなかった緑NNはようやくアップで社会次第で大台突破も眼前。これが入塾後初のテストなら良かったのですが、2回目なので次は更なる上昇を期待しています。

 中3は緑NKが初の大台突破。最近努力を見せている緑NYも入塾後自己ベストを大幅に更新してきそう。緑NKも大台に初到達です。緑HM、KH、FR、TSも自己ベスト更新の勢い。緑FSは今年自己ベスト達成でもまだまだ物足りない様子でした。菫NMは毎回毎回自己ベスト更新を感じつつも大台届かない惜しい結果が続いています。受験についての近況はまたアップします…

2017年11月29日水曜日

きれいごと

 「きれいごとで塾をやっていきたい」開業時に恩師にそう言ったことを鮮明に思い出しました。恩師は「お金を稼いでから言え」という至極もっともな応えをくれました。でも、考えは変わりませんでした。きれいごとで世の中渡って行きたい、そう思いつつ現在に至ります。17年目を迎えて、まだやっていけているということは世間様から否定されていないということだと勝手に解釈しています。

 経営者でありながら、損得勘定はしていません。自分のしていることが正しければ世間で評価され、大好きな教育業に身を置ける、評価されなければスパッと諦める、そう決めています。

 子ども好き、教えるのは大好き、ただ、教育者を名乗るのだから先生にふさわしい努力を恒久に続けなくてはいけないと思っています。いつまでも自分の先生としての背中は美しく、知識量ではいつまでもみんなの高い壁として存在したい、そう考えています。

 相変わらず、不躾なことは許せません。挨拶をきちんとできないワンセルフの子は注意します。レストランで走る他人の子も注意します。そして、怖い顔して、お行儀悪いことをしたら親が恥をかく、と諭します。列に横入りする外国人にも注意します。笑顔で「バッドマナー」と言います。逆切れは怖いですが、それを恐れて手が縮こまる自分はもっと怖いです。私のアイデンティティ(存在価値)がなくなります。

 卒業生のご家庭では「そんなんやったら龍神先生はこういう」という会話が交わされる中で、変わらぬ龍神先生でありたい。かつての卒業生がいつ来ても変わらぬ龍神先生でいたい、そう思っています。

 外部の方に見やすい月謝はホムペやチラシで比較すると大手よりちょっと安く個人塾の中ではちょっと高い金額設定にしてあります。それでも選んで、信じて預けていただけるなら全力でその信頼に応えようと思います。補習は講師がしたいときに気兼ねなくできるよう無料です。もちろん講師には手当があります。月謝が安いと思ったことはありませんが、信じてお預けいただいた親御様に高くなかったと言っていただけるよう精進しなくてはいけない、そう思っています。

 思春期独特の様々な要因で集団から浮く子には成長をして周りが見える人になって欲しいので手厳しく伝えます。でも、このご時世でそんなことは流行らないのかもしれません。変われる部分は時流によって変わり、変わってはいけない根幹は変わらないよう精進しようと改めて戒めています。

2017年11月24日金曜日

今週の出来事

 先日、面接をしていた勢いで書いています。前回のブログで書いたOneSelfで働くための2大ルールについて書こうと思います。まず「お金にクリーンであること」言わなくてもばれないお金が眼前にあっても手をつけない人です。そして「生徒に手を出さない人」当たり前ですよね。その可能性があるだけで絶対に事務員さんとしてでもウチにはありえません。大切なお子さまを預かる立場としてあってはならないことですから。ウチが大きくなれない理由はシステムが全く充分ではなく、人柄に頼り切っているからです。この部分も何とかしたいと思っていますが、後手後手に回っているのが現状です。

 木曜の文化の日はエンドレス。午前中は中2緑と歴史の確認をしました。AKは宗教改革で有名なルターのことを「放火魔」呼ばわりしていました。MHはキャラが変わってきたようで、良い味を出してくれています。盛り上げ役がいると楽しいですね。
 
 中1には個別で色々話しています。本人の意思をこれからは大切にするつもりですが、呼び出し面談の結果、緑SKが最後まで集中力を途切れさせずに帰宅。12時間乗り越えられたことは自信にもつながるでしょう。茨田OTATは足立との話に頻出して褒められていることが増えています。

 中2にも共通するのですが、中学生になりたての頃、宿題・課題の不出来で随分注意されましたが、ようやく落ち着いてきました。時間はかかりましたが、これからはしっかりと成績アップに注視していきます。

 中3は最後のクラス分けを来週からする予定です。早期に数学における危機感を嘆いてきた茨田北SYがここにきてようやく納得できる答案を書いています。同様に緑HMも良い答案を書けるようになっています。良い答案用紙とは点数ではなく、もっと細かい内容です。どのレベルの問題を間違えたのか、理解できている問題の正答率はばっちりなのか、前回理解不足だけれど、解説を聞いて理解できた問題を理解できるよう努力したのか。毎週大量の採点をする中で、1問1問に一喜一憂しています。子どもたちには逆のことを言うのにおかしいですね笑 緑NYSKがここにきて、ようやく受験生らしい姿勢になってきました。元々センスはあったのに出し惜しみをしてきたのが、男子独特の瞬発力を発揮してくれています。金曜日に解いた大和田数学ではトップ鯰江HK、続いて鯰江SR、そして茨田MHでした。社会では特進に上がりたての緑NYがトップ、緑FR、鯰江SR、横堤YYが続きました。ほんのりお尻を叩く時期になり、応えてくれる子と、努力がまだ点数に結びついていない子に分かれていますが、受験生らしい雰囲気にはなっています。

 時系列は違いますが、小学生の出来事。金曜日は4年生の算数をしました。まとめのテスト形式でしましたが、案の定やり方を忘れていたり、ミスが多かったりで少々いただけない結果となりました。ようやく集団授業としての形はできつつある中で、新たな課題が浮き彫りになり、気を引き締め直しています。

2017年11月21日火曜日

最近(主にendless)の出来事

 土日は恒例のエンドレス。その前に中3の懇談会の終了報告から。受験生の懇談が土曜日に終了。かねてより気になっているのが諸口の子たちの人見知り。良く言えばそうですが、悪く言えば挨拶をしない。会釈が挨拶だと思われては困ります。挨拶できるかできないかで、親や私が恥をかきます。そうはいっても大半の子は帰り際でもこちらを向いて挨拶していきます。これはご家庭や学校での躾の賜物。元気な挨拶はコミュニケーションの大原則であり、テストで良い結果を修めるより重要だという位置づけで接しています。

 ところで、受験生は9割志望校が決定しました。例年通り某大手塾からの転塾組は志望校を公立高校で自分の偏差値プラス10上に設定するので、その洗脳を解くのに本当に時間がかかります。勉強する目的が偏差値を上げて、できるだけ上の公立高校に合格するだけです。子どもたちの将来など二の次。「どうしてその高校に行きたいのか」言えないので、勉強も集中できないのです。塾の方針として偏差値が足りないから志望校を下げるということはありません。ただ、自分の正しい実力を知った上で足りない部分の努力をするのは絶対です。実力以上の志望校の名前を出したなら、相応の努力を絶対にしてもらいます。できないなら本当にその学校を目指す子たちに失礼なので、志望校の変更を促します。勿論、志望校目指して努力して欲しいと思っていますので、その方向に誘導しようとしますが。

 さて、エンドレスでは新しい高校生スタッフが初めて電話を取るなか、バイト希望者より電話を受け取りました。私は、基本的によほどのことがない限り面接して人となりで判断しようと思っています。ご縁がないかもしれないと思いつつ、アポを取ります。でも今回の人は社会人で経験者なのにウチの2大ルールに抵触する可能性が高いと判断しました。詳細はちょうど眼前にいた中3に愚痴っておきました笑

 中1は緑IAYRの高得点&大幅な成績アップに期待しています。また、1学期に入塾した緑OAはテストの結果自体は良いものの、本人の努力(一夜漬け)による部分が大きく、真の実力をつけるのに時間がかかっていましたが、ようやく基礎固めができつつあるように感じます。急成長を感じます。緑SSや横堤OSは理解度やセンスは良いものを持っているのに「まぁこれぐらいでいいか」という妥協するのが早いのが玉に瑕。

 中2は国語と数学を中心にテスト対策しています。安定の緑AKですが、最近ノーミスの解答用紙を見たことがないのは本番に取っておいてくれているのでしょう。緑SHは数学における発想(センス)に良いものを感じる機会が中1の男子同様、鯰江SAの気持ちの部分での覚醒が待たれるところです。新入生KMは理解できていことが増えているのにミスのせいで点数に結びついていない部分を何とか修正したいです。

 

2017年11月17日金曜日

最近の出来事

 金曜日、インテックス大阪に行きIT教育を用いた多くの最新技術について見学してきました。興味の対象は電子黒板(来年採択予定)と出席管理システムです。思いの外、リーズナブルなシステムもあり、保護者の方の新たな負担なしで導入できそうなものもありました。前向きに検討しています。
 
 さて、今回は中学生の出来事を中心に。中1は普段教えていない社会をしました。テスト前なので口頭でドンドン問題を出していき、授業終了前に規定の問題数を答えた人から帰れる、通称「できた者帰り」をしました。早押し形式で一番最初に挙手した子が指名されます。答えた数は横堤OSが最も多かったのに、タイミングで緑FSが最初に終了。予想に反して(?)緑MTが中間ぐらいで終了。女子は性格からか緑OAが他の子を押しのける勢いで挙手できなかったので、終了するのは遅め。ただ、早く挙手できる子が終了した後は自分のペースで答えられるのであっさりと終われました。

 中2数学はしばらく証明ばかりだったので、過去問三昧。学校のテストでは安泰の緑AKが連日1問差の二位に甘んじています。ミスの差が出ていますね。鯰江SAや緑YSがくじをゲットしていきました。中2は雰囲気が落ち着いてきて、授業後も解法をみんなでワイワイ話し合って良い感じ。あとは単純に点数アップを期待していきます。

 中3特進はかなり差がついてきました。実力差もさることながら問題を解くときの集中力の差です。さすがにこのままではいけないので、今後ミスを連発する子は別メニューをすることにします。歴代ワーストを更新し続ける子は流石に特進にふさわしくありません。最後のクラス替えも急きょ行うことにします。

2017年11月14日火曜日

最近の出来事

 「あなたの余命はあと2日です。現代医学ではどうしようもありません。」そんな宣告をされるという夢を見ました。ちなみに、私は受験生にそのことを伝えて一人ひとり全員と面談をして受験までの残りの日数ですべき内容と遠い将来ふりかかるであろう困難とその対処、将来やりたい仕事をするために適切な時期に適切なことすべきで、その内容について詳しく熱く語っていました。非常にリアルな夢で、珍しくずっと覚えています。

 さて、授業と懇談会とPCのアクシデント続きで1週間ぶりです。今回の懇談会は志望校についてのみで、平素の様子については全くでは、各学年の最近の出来事について書いていきます。

 まず、小3算数は円と球の第2弾をしました。前回の授業で、入塾後初めて頭を抱えて悩んでいるMTを見ました。円(球)の中心と半径・直径がごっちゃになっているようで、正直さほど難しい内容ではなく、かつ算数のできる彼にとって問題はないだろうと思っていました。今週も前半は何か難しく考え込んでいるようでしたが、突然後半には理解できたようで、球の応用問題もいつものようにスラスラ解けるようになっていました。子どもの頭の中は不思議ですが、大人が想像もできないようなことで思い悩んでいることもあるのでしょう。

 小4算数は2学期に入り最も重い空気の学年でしたが(授業を聞いていない、宿題が雑など)ようやく落ち着き始めています。集団授業は間違いなく低学年になればなるほど難しいです。小学校の先生は本当に大変だと思います。私は小1を35人もまとめて指導できる自信はありません。6名ですら全員が同じことを集中してやらせることは非常に難しいです。こちらがしゃべるだけの大学や講演会のような展開をしたら誰も話を聞かないでしょう。また、小学生でも理解できる簡単な言葉で説明しつつ、少し、難しい言い回しも教えるのもまた難しいです。ところでYJは学校で行われた算数のテストでクラスで3人しかいなかった満点をTEと共に取れたと非常に嬉しそうに教えてくれました。元々理解力はあったのにコンプレックスが邪魔していただけで、少し自信をつければ一気に覚醒ですね。男子たちもほんのり良い感じです。

 小5は台形の面積の求め方を導入。もちろん暗記して間違えたら(噛んだら)アウトで言い直しのルールで即日暗記。ただ、塾の問題集はレベルが高く、導入した日に応用問題までこなす必要があります。面積から上底や下底を求める問題の理屈を説明したくてもその時間はありません。公式化して暗記して解かせているだけなので、もう少し数学的に教えたいな、と感じます。KNがようやく慣れてきたのか笑顔が見られるようになりました。クラスの雰囲気も良くなり、今後の成績上昇が楽しみです。先週より計算特訓小数バージョンをしていますが、小数点で間違える子はいなくなりました。と、こちらが油断すると数ヶ月でやり方を忘れるのが彼ら。定期的に今後も確認していきます。ちなみにHAが小テスト(本番)に強くミスが少ないのがとても良いです。

 小6はこの時期に20人になりました。どこかで人数調整が早々に入る学年になりそうです。人数は多いものの集中力や授業態度は一般的なワンセの中2と比較しても遜色ありません。私立中学の中3と比較しても負けていない自信があります。5年生の9月まで宿題のルーズさと格闘していた日々が懐かしいです。自覚で勉強したり、授業を聞ける姿勢ができているのがあり得ないですね。今の高2以来の先生を育ててくれる学年になりそうです。彼らを教えられる先生は幸せです。褒めまくっていますが、「拡大縮小」の単元の理解度は低かったので、どこかでしっかりと解説しなくてはいけないと思っています。

中学生は明日…

2017年11月6日月曜日

最近の出来事

 あっという間に懇談会の時期です。水曜日から今福鶴見校舎にて始まります。今回は志望校決定の懇談会ですので、弟妹様が在籍している方でも時間があればお話する程度となり、12月に詳細を話そうと思います。今年はここ数年の中で最も「お願い」をしに来る子が少なく、時間にゆとりがある嬉しさと、寂しさを感じています。そんなことを言いつつ、これから引っ張りまわされるのですけどね。

 週末、中3は五ツ木対策。過去問にチャレンジし、国語は茨田北ISがトップ、鯰江SR、HKが続きました。数学では鯰江HKがトップ、緑IM、菫NYが続きました。社会では緑IMがトップ、緑FRが2番手で茨田北ISが続きました。国語では文法を説明。中学文法を全て知っておかないと解けず、また出題されるのは応用問題ばかりです。しっかりと完全理解を図っていきます。数学では難問には手をつけず、定番問題ばかり」解説しています。すると最高偏差値は低いものの全員平均では5教科中数学が最も高いです。複雑な気持ちです。

 小5は計算特訓小数バージョンの日。不合格は3割ほど。安定して合格するのがHAHKも理解はあるのですが、彼女よりは若干ミスが多いのが玉に瑕です。授業では平行四辺形の面積の導入をしました。本当は応用問題の解説をしてから宿題を出したかったのですが、時間がなく応用問題も宿題として初見でしなくてはいけない状態になりました。頑張ってくる子が多いので楽しみですが、考え方を説明せずに出しているので忍びないです。次回、丁寧に解説しようと思います。算数でやや宿題が多かった分、国語が少なめにしました。

 小6算数は比例・反比例のまとめをしました。後半で、理解の浅い単元である拡大・縮小の計算の仕方と単位変換についてしましたが、次回も復習しなくてはいけないと感じました。単純な努力は頑張る子たちになりましたが、理解力には当然ながら個人差が激しく、全体的な底上げが今後の課題ですね。YAが少し良い感じのセンスを発揮するケースが続いてます。

 中1国語は故事成語についてしました。まずは漢文の読み方の基本的なルール。「文字は上から読む」という小1でもごく当たり前のことをしていたのですが、茨田TKや緑SKは予想通りの珍解答でした。後半では故事成語のできたきっかけと意味を解説。新入生は女子で真面目なのでようやく雰囲気も良くなってきました。授業後の特進数学では。簡単な応用の確認と最難問の図形の切り口の問題をしました。空間図形は頭の中で想像できるのかどうかなので、こちらも手探り状態です。

 中2数学は証明の確認。1行の文を読み取れないのがよくわかる単元で、少し切なくなります。数学というより国語なのですが、最近SNSの流行の副作用で「相手にとってわかりやすい短文」ではなく「自分が思いついたことを短文にする」子が急増中。文のおかしさを指摘しても何がダメなのかわからないケースも増えています。それでも大手前・寝屋川レベルな子が混ざっていることに危機感を覚えます。

2017年11月1日水曜日

改:最近の出来事

 新政権が誕生したり、木枯らし1号が吹いたり、神奈川で猟奇的な連続殺人事件があったり様々な事件がありました。全てにコメントしたいところですが、割愛します。唐突ですが、塾は11月8日から受験生のみ懇談会を実施します。

 今回は授業の様子が中心です。小3算数は快調です。MTの課題であった正答率も徐々に上昇中。小4は、実は最も厳しく展開しています。ゆるりとするとそのペースに悪いほうへ流されそうだからです。全学年中、最も気をつけている学年です。小5算数は計算特訓中で、今週に分数の計算のお呼び出しが終わります。KNは前回の授業で抜けた単元を補いにやって来て、頑張ったので分数はOKにしました。来週は小数の計算があるので、それはしっかり合格して欲しいところです。小6は漢字のテストでTSが初合格。努力がようやく実りましたね!長い道のりでした。

 中1国語は長文をしました。答え方の徹底をしている最中です。特進数学は、らしからぬピリピリした雰囲気で進んでいます。新入生緑IAは塾に慣れようと頑張っています。最新入生の緑YRは昨日の今日で出された課題をしっかりとこなして補習にも参加。良い感じです。

 中2数学は証明の応用をしています。とはいうものの全員が完全理解できる単元ではないので、標準レベルと特進と分けていますが、難問になってからのほうが士気が上がっています。とくに緑男子のAK,SH,CHは強制終了の声を何度かけても、もう少しもう少しと勉強をやめようとしません。受験生に見習わせたいほどです。

 中3は待望の五ツ木が返却。数値で満足できるものはありません。それよりも気がかりなのは偏差値の乱高下。例年のワンセの子たちは7月から11月で微増します。今年の子たちは乱高下が激しいのです。安定して結果を出せないのは本番に弱いということで大きな不安材料。もう1つは個々の受験に対するモチベーション。今年も全員合格を唯一にして最大の目標にしていますが、実現するためにしっかりと全員をついてこさせなければいけません。

2017年10月30日月曜日

高校レポート最終?

 ワンセからは比較的距離のある学芸高校に今期最後の(?)訪問。関関同立の水増し問題以来、ご縁のなかった学校なので、楽しみにしていました。校風3、教授力1.5、CP1、おススメ度2.5。aアニマル度3.5。ちなみに近隣にある浪速高校は「まだ見せられる高校」ではないとのこと。1学期に起こった授業中に飛び降り事件は色々闇がありそうです。

 さて、今年度の総括です。今年は公立高校に結局行っていません。寝屋川高校を筆頭に興味のある学校は多かったですが、総括していえるのは中学校同様、勉強に関して高校に頼ってはいけないということです。大学進学には塾・予備校が高確率で必要です。

 私立高校では昨年度より二極分化が進んでいます。良い学校は更に良くなり、逆も然りです。良い学校の筆頭は興国で常翔啓光や大和田も良いです。近高は例年のようにオール4の学校で小さい不満はでるもののトータルでは良い学校です。近高のポジションを狙っているのが関大北陽で急激な改善を実感します。私の思うこれらの良い学校の共通点は先生方の生徒に対する熱意です。きれいな校舎や・施設・設備は全く考慮しません。今年は希望者がおらず、説明会はありませんでしたが滝井・信愛は上記の学校に劣らない素晴らしい学校です。女子高のほうが良い学校は多いですが、敬遠する子がいるのが一定数いるのが残念です。偏差値とは関係なく、成蹊や好文も良い学校です。

 逆に行ってはいけない高校を実名で書くわけにいかないので、共通点を挙げます。まずは隠匿体質。見せられない、という学校はかなり大きな問題を抱えています。これはわかりやすいですね。先生としての熱量が少ない学校もおススメしません。愛校心や先生としてのプライドですね。羊頭狗肉でイメージだけが良い学校もたさくんあります。掲示板の情報は古くてあてにならないものが多いので、今後の参考にはあまりならないものもありますので気をつける必要があります。

 ワンセの子たちが行く可能性のある学校は全て訪問しました。ただ、外部の方でこのブログを参考にされている保護者の方や学校関係者にはまだ物足りないかもしれません。高校や中学校の現場について知りたい方は直接ご連絡ください。時間の許す限り優先してお答えします。oneself@wish.ocn.ne.jp

2017年10月25日水曜日

10/24.25の出来事

 日曜日の遠足は台風の進路の兼ね合いで決行できるのかどうか微妙です。それよりも2週連続の大雨が各地に大きな影響を及ぼすことが案じられます。ところで、高校レポートをしばらくお休みしていましたが、再びいくつかの高校を訪れる予定ですので、またご参考にしてください。

 水曜日は受験生以外の補習が入り乱れてあり、終始バタバタです。まずは小5の算数計算特訓から。5年生で習う計算問題が全て終わり、完全定着を図る時期です。約分ばかりに気を取られていましたが、小数のかけ算・割り算で小数点の移動が重要なのですが、習ったときはできていてもマメに確認をしていないと忘れてしまいます。今回は約分中心ですが、年内には小数の計算問題の徹底を図った確認テストと補習を実施します。今回はなかなか頑固だったKNに計算問題の解き方・途中式の重要性を力説。理解力はあるのに、自己流を貫く姿勢が気になっていたのですが、対面マンツーマンで教えるとすぐにできるようになりました。細かいことの徹底は大切です。同様に中2緑KMも計算の補習。入塾時はかなり前の学年から補習を行い、ようやく連立方程式に辿りつけました。彼女は嫌がらずによく努力しています。今回のテストは2週間ほどしか勉強する期間がなく、入塾前比約60点アップと小幅でしたが、次回は100点以上アップしてもらわないと、と強く思いました。

 中3特進は過去問三昧。大和田国語ではトップが鯰江HKで茨田北NM、緑IMが続きました。大和田数学はダントツのトップが鯰江HKで他は微妙な結果。近高社会では緑IMがトップで1点差で、続いて鯰江HKが3位でした。標準では基本に忠実な大阪高校の社会にチャレンジ。点差が大きく開き、トップは緑NYで茨田KYが2番、3番タイに緑HYTSが並びました。

 写真は満点賞の記念撮影と卒業生の子が作ってきてくれたロールケーキです。
 

2017年10月24日火曜日

最近の出来事~授業内容以外~

 日曜日は台風で本当に気を揉み続けました。大和川や宇陀川の氾濫により避難した人が多数いました。ところが、テレビ局は選挙ばかりで字幕程度にしか情報を流しません。全く高齢者には指示が行き届いていない状態で松井一郎大阪府知事は選挙の総括をやっています。こんなときに大阪のトップやNHKが本来の役目を果たさないことに強烈な不満を感じる共に、今回されたことを一生忘れません。次の選挙では…

 さて、今回は最近気になることがらについて持論を展開しようと思います。厳しさと激しい叱責は全然別物だと考えています。ただ、時流を考えて、しばらく「諭す」路線で授業を展開していました。一番最初に違和感を覚えたのは小5の算数。例年、約分でそんなにてこずった記憶はありません。注意を促せばすぐに気をつけて解くようになりました。ところが毎回の授業で、何度も何度も注意しても全く気をつける素振りがない子が続出。といっても3名ほどですが。流石に一ヶ月も約分ばかりしていたので厳しく注意。すると、すぐに気をつけられるようになりました。

 同じく中学生も多少緩くしていました。すると中1から集中力のなさが露呈。顔を上げて話しを聞いている振りをするものの、実際には聞いていません。質問をして「わかりません」と言うので私の質問は何だった、と聞きなおすと「聞いていませんでした」そういう割合が増えました。一括すると再び集中力は上がり、話しを聞くようになりました。中2も同様です。

 ところで、アクティヴラーニングを積極的に取り入れた学校でとそうでない学校で全国学力テストの平均点で5%の差があり、効果的だったという自画自賛の提灯記事を見ました。一見もっともらしく感じてアクティヴラーニングは効果的なのかと思いそうですが、全くあてになりません。全国学力テスト万年ブービー争いをしている大阪が、一度だけ10%以上平均点を上げたことがありました。その年限定で全国学力テストを内申に大きな影響を与えることにしたのです。すると、受験生が目の色を変えて問題に取り組み、果たして大幅に平均点が上昇したのです。ちなみに翌年以降、安定のブービー争いに戻りました。

 つまり、モチベーション次第でテストの点数は大幅に変わるので、その半分以下の数値しか上昇してないアクティヴラーニングに効果があったとはいえません、逆説的に論じるならば、気持ちの問題で成績は大きく上下するのです。そして、小中学生が自分の意思だけで集中してテストや授業に取り組まないことぐらい大人なら誰でも知っているでしょう。

 よって、授業する中で緊張と緩和は大きなテーマです。優しくわかりやすい解説だけの授業では全員を引っ張っていくことはできません。全員を引っ張っていけるカリスマ性や、気を抜いた一瞬を見逃さずに指摘する姿勢、早合点や独りよがりな解き方を絶対に認めない先生の姿勢が肝要だと改めて実感しています。時代とは逆行しても、全員に愛情を向けて正面から取り組もうと改めて誓った昨今の出来事です。

2017年10月23日月曜日

10/20.21の出来事

 今日は茨田北で文化祭。「役者」として活躍した中3MASYがいました。ところで、午前中には歯医者に通院し、麻酔を打たれていたので口の中が違和感です。その後、事務所に着き冬休みの時間割の作成。仮時間割ができてからが本決定になるまでが非常に時間がかかるのですけどね…

 夕方、小4算数は授業前に先週休んでいたYSと面積の補習からスタート。早くに着いたFSが少し理解が怪しかったので合流。ちょうど良い機会になり、わかった状態で授業を開始。今日は応用で難問の単位変換。中学生でも怪しい単元で、正直さらっと終わらせたい内容です。完全理解を全員に望むのは少々厳しいです。

 土曜日、中3特進数学は近高の過去問でトップ鯰江HKで茨田NM、緑IMでした。社会は大和田の過去問でトップ緑IMで2番手以降が緑FR、茨田北ISでした。大和田国語ではトップ茨田北NMで二番タイが茨田KC,茨田北MAでした。教科によって得手・不得手が違うので例年以上に上位陣のメンバーが入れ替わる内容となっています。