2023年6月21日水曜日

続・大阪府私立高校無償化論点

https://news.yahoo.co.jp/byline/suetomikaori/20230621-00354534 

上記より引用

「問題点1:生徒さんたちの行きたい特色ある私立学校がなくなる

生徒1人あたりに補助する授業料上限を60万円と決めてしまうということは、学校は1人あたり60万円分の教育しかできなくなるということです。

このほかに私立高校は、大阪府から私学助成金をうけとっていますが、生徒1人あたり年32万6700円(2022年度)という金額で、47都道府県中46位という水準にとどまっています。

つまり生徒1人あたり92万6700円で私立学校で教育してくれ、という仕組みが、大阪の高校完全無償化なのです。

公立高校の生徒1人あたり経費は1,083,212 円(2022年度・文部科学省・地方教育費調査)ですので、完全無償化により大阪の私立高校は、公立より安く経営されることになります。

こうなると、公立より安かろう悪かろうの教育しか、私立高校ができなくなることはあきらかです。

それぞれの私立高校が積み上げてきた、特色ある教育がなくなっていくのです。

特色がある私立高校に行きたいという生徒さんたちにとっては、せっかく完全無償になっても、特色ある私立高校ではなくなってしまうという事態が起きるのです。」(末富2023)


>> つまり生徒1人あたり92万6700円で私立学校で教育してくれ、という仕組みが、大阪の高校完全無償化なのです。


高校により名目は異なりますが、授業料以外の学習関連費などで3年間合計100万円前後かかります。無償だと思うとご家庭としては程遠い経費が3年間で必要です。


>>公立高校の生徒1人あたり経費は1,083,212 円(2022年度・文部科学省・地方教育費調査)ですので、完全無償化により大阪の私立高校は、公立より安く経営されることになります。


twitterにも書きましたが、公立高校の経費には授業料以外も計上しておいて、あたかも私立高校が公立高校よりも安い92万円で学校運営をしているかのように誘導する見せ方は反対です。


 大阪府の意見も私立高校の意見もまともに書いた記事を見かけたことがありません。正しい情報は詳細を確認してからうちが発信します。