大阪府では所得制限なしの私立高校授業料無償化が現在の中2から始まります。ところで「無償化」という言葉が独り歩きしていますが、高校に支払う費用が0円になるわけではありません。学費はほとんどの私立高校で無償化でも、その他諸々の費用として3年間で120万円前後は必要です。もちろん、予備校代や大学入試費用は別途です。この費用だけでも公立高校より80万円前後高いです。また、学費以外の費用は年々増加傾向であり、来年度以降は3年間総額120万円以上になっている可能性は十分にあります。ワンセの受験生の保護者の方はご存じだと思いますが、くれぐれもお気を付けください。子どもが私立専願で行きたいと言っても、そこに大人として納得できるがなければ公立高校で充分です。
そんな今日は、昼から赤本の出版社である英俊社さんの方とお話しました。頭の回転が非常に速い人で、話していて楽しく長話になりました。kawasemiという全国の過去問を著作権問題をクリアして使用できるコンテンツを持っておられます。これが今のワンセの「演習ノート」スタイルにマッチングしています。中3が使っているのですが、自分の欲しい問題を選べると非常に好評です。ただ、勉強する意志がない子には「猫に小判」で使いこなせないでしょう。また、経験のない大学生講師も然り。
来客予定があったので、今日は早めに呼ばなかった(呼べなかった)のですが、自習室開放と伝えていると緑MYは2時ぐらいに現れ、その後緑SK、緑KK、緑SH、緑男子全員が続々とやって来て、定刻(5時)の一時間以上前に8割の子が黙々と勉強していました。学年末テスト最終日で、休みたい気持ちになるところを帰宅してすぐに来るのが偉いです。また、緑中全員、前回の二学期期末テストよりも手応えがあったと言っていたので、少し安心しました。その後、数学は女学院の過去問で昨日の桐蔭同様最も平均点の低い平成16年度のものをしました。トップは緑ISで過去最高点を10点以上更新。2番手以降は緑MY、鯰江MK、緑SH、緑HKが続きました。20年前はとても難しくていましたが、公立C問題の登場により易しく感じます。実際、やり方は全部わかっていた、という子もちらほらいました。その後の理科の過去問では緑OSが初トップ。10日後の入試に備えて健康管理が一番大切になります。
その後、中2数学は平行四辺形の応用と「はこひげ図」についてしました。証明のロジックを緑INは理解できるようになっていますが、端的に書けるようになるにはもう少し時間がかかりそうです。数学的センスがある子は一度聞けばすっと書けるようになります。まあ、そんな子は全体の2割もいませんが。茨田TTは復帰後すぐは緊張による焦りでスピードにやや課題がありました。やっと慣れてきたのか、落ち着いて取り組んで良い状態になりつつあります。