フジテレビの醜聞が連日漏れてきます。自浄能力はない業界なので日枝相談役まで誰が深堀できるのか、誰もしないのか、私には全く関係ないので完全な傍観者です。
翻って学習塾業界。相変わらず胡散臭いグレーな塾や真っ黒な塾が多く、マスコミと同じで自浄能力は全くありません。月曜日は塾チラシが多いのですが、本当に「バレなければ良い」という発想で書いていることとやっていることが全く異なり羊頭狗肉です。
「緊張した授業」でなければ成績は~というキャッチフレーズの塾は授業中に雑談が多く、自習室は言わずもがな。「全員合格おめでとう」は不合格者がどれだけ多数いても「合格した全員におめでとう」という意味です。小規模塾で不合格になった生徒のきょうだいは通塾していても責任を感じず、チラシのキャッチフレーズは残念な結果に終わったご家庭への「二次被害」です。授業中にインスタで前の子の椅子をける動画をアップしても、教え子に生徒に手を出す大手塾があっても、大きく表面化したのは京進の塾講師生徒刺殺事件ぐらいでしょう。地方紙に限定すれば毎年のように不祥事は発覚しています。私は塾業界が長いですが、この業界人は嫌いな人が多いです。
まともな塾かどうか授業を見なくてもわかる質問があります。子どもに「授業中、みんな話を聞いているか」「自習室は静かか」と聞いてください。面白そうに「自分はちゃんとしてるけど○○はしゃべったりスマホ触ったりしてる」「自習室はうるさい」と言われたら授業が成り立っていない塾です。大手でも個別でも関係ありません。授業中、学生講師の武勇伝ばかりして「授業が楽しい」という子どももいます。
ワンセのようなガチ授業をする塾はもう絶滅危惧種です。いかに楽しく・面白くして塾に来させて講習会で多くのコマ数を受講させるのかを競うのが塾業界の宿命らしい、とコンサルや業者の方がおっしゃています。私の考えは不変で、お預かりした全てのお子さまに対して責任を持って面倒を見る、ことです。世間が受け入れるかどうかではなく、卒業生が笑顔でいるかどうかだと考えています。
そんな今日は、近高数学の過去問チャレンジ。トップは緑MYで緑OY、緑NYが続きました。入塾時より厳しい言葉をかけてきた子たちの成長は本当に感慨深いです。長時間の勉強が続いていますが、頑張れているのがいいですね。その後の公立C問題対策では、鯰江コンビが良いものが見え始めてきました。言っていた通り、2月下旬には仕上ってくる手応えです。
プレイング(教える)マネージャー(管理する)として嬉しく思うことがあります。それは、各講師が愛情を持って子どもたちに接していることです。続く