2025年1月30日木曜日

1/30の出来事

 某同業他者の方針は私立専願者は実力テストに注力し、公立高校受験者はその対策に注力するらしい。合格が唯一無二のゴールだからそうなるのでしょう。文理学科元校長によると、高校入学後に燃え尽きるのは大手進学塾出身者が多いらしいです。文理・文理と猫も杓子も文理学科を受験させ、そこをゴールに設定していたらそうなりますよね。私は、教育業として塾屋をしています。高校合格も大学合格もただの通過点。社会に出るための準備期間です。卒業生が10年後、笑って毎日過ごしていることが一番の目標です。中1から進路指導をしますが、まずは将来にどんな仕事をしたいのか考えるところから始めます。そのためにはどんな最終学歴が必要なのか、何も決まっていないならば選択肢の幅を拡げるためにはどうすれば良いのか、等々です。何が言いたいのかというと、合格だけをゴールにするのは、一般的な塾なのでしょうが、腑に落ちないということです。

 私がみんなと勉強できるのは中学卒業まで。それなら少しでも知識を増やして、モラル・マナーも知って、協調性や周りを見ることも覚えて欲しい。もっともっと多種多様な経験値を積んで欲しい。成績は上がって当たり前、合格も当然。私立高校なら、特待生制度がある高校受験者は100%特待生で合格して欲しいですし、首席で合格してきて欲しいです。でも、勉強だけの塾ではなく楽しい思い出も残してほしいので遠足や卒業旅行・各種イベントをやりたいと言われたら、保護者の方の反対がなければ何でもOKです。知識だけ増やして、卒業したら名前を忘れられる先生になりたくないとずっと思っています。子どもたちにとって役に立つことがあるなら、出来る限り協力したいですね。そのためには自分の背中は美しく、模範的で、知的好奇心を失ってはいけません。子どもたちが成長するのに自分が止まっては恥ずかしいです。年齢を言い訳に発想が固まったり、新しいことにチャレンジしなかったり、時流に残された発言をするのは論外。

「温故知新」昔の知識から新しい知識の上書きを忘れてはいけません。自分自身への沢山の戒めがあります。真摯に「教育」に取り組んでいる自信があるだけに、冒頭の発言に対して「ワンセは絶対ありえない」と思った次第です。確かに私立高校の方が、専願者は気が緩んで入学する生徒が多いと嘆いているのはよく聞きます。せっかく塾に来ているんだから、出来ることを増やして欲しいです。中学生のときはめっちゃ勉強頑張ったと将来言えるようにと思っています。

 さて、今日は1時から緑中3年のテスト対策。前回の2学期期末は悲惨な結果だったので、ワンセ史上初めて学年末テストなのにプレッシャーかけています。プライドの問題ですね。鯰江中は全員悪くない点数で有終の美でした。その後、小5算数は円グラフ・棒グラフ。難しくない単元ですが面倒くさいことに時間がかかります。AHは字が丁寧で美しいので、小さい字を要求されるグラフ作成は少し手こずっていました。次の英語ではかなり早いリスニングとリーディングもばっちりです。いつから深い文法をしようか思案中です。

 中3は桐蔭数学にチャレンジ。トップは鯰江FRで歴代トップに近い点数。二番手以降は緑SK、緑ISが続きました。国語は公立過去問にチャレンジ。緑KKが初トップ。入試を10日後に控えて仕上がりは上々です。二番手以降は緑MYSKが続きました。入試本番に向けて、100%を出せるように頑張っています。

 中1国語は菫MHが良い読解力を発揮しています。彼に負けず、劣らず、全員白紙のない解答用紙です。この時期に高校入試問題にチャレンジしているので、容易ではない全問解答。しかも自分なりに考えて書いています。しっかりと育てていかなくてはいけないと感じます。