田中は中2、中3を担当しています。中3は井川と田中と私が担当している学年。当然、それなりの課題は出ています。今の方針は全員共通の宿題は減らし、個々に見合った課題を出すことです。子どもたちの自由裁量になるので、管理にうるさい井川や私の教科時間をかけて田中担当の教科に時間を割かない時期がありました。井川や私は、思ったことを口に出しますが田中は「わかってくれているだろう」と考えるタイプであまり言いませんでした。でも、子どもたちへの思い・期待値は、誰もが他の講師に負けているつもりはありません。メッセージを書いて渡された子が、しばらく眼前にそれを置いていました。色々感じ取ってくれたのだと思います。何気ない出来事ですが、しっかり気持ちが通じ合っていることを感じて、非常に嬉しい気持ちになりました。
最後に、もう社会人になった原。この4人に対してワンセの礎を示してくれました。学生講師としてのあるべき姿を見せてくれました。子どもたちへの愛情も、後輩へ向けた凛とした後ろ姿も。知的好奇心旺盛でポジティブ。責任感は充分以上にありストイックで余力を残す完璧なスケジューリング。私は「寄り添う」ことができる人は、人間がとてもできていて、誰よりも自分に厳しく、他人には人と場所・相手の状況を見て対応を分けられることだと思っています。校長で「寄り添う」発言をした人はほぼ例外なく人望のない空気を読めない人でした。自分が部下に寄り添ったことがないのに恥ずかしい発言です。でも、彼女だけは寄り添った言動ができると感じた唯一の人です。卒業生でもあり、色んなことを伝えましたが、今となっては彼女のほうが精神年齢が高く、年上のような錯覚に陥るほどです(笑)
長文でグダグダ書きましたが、自信を持って言えるのは、全講師、愛情を持って子どもたちに接していることです。そんな環境を嬉しく、楽しく、微笑ましく感じています。スタッフには個人として出来ることは積極的に何でもしようと思っています。それを感じてくれたら、その分は自分の担当した子たちに返してくれる「恩送り」をループしていけたら最高だと思います。