2022年2月8日火曜日

2/7.8の出来事

  私立高校入試を控えて嬉しいことがありました。まず、卒業生の来訪。甲子園出場を果たしたKSが進路の報告をしに来てくれました。爽やかで落ち着いた雰囲気に目を細めました。もう一つは28年前の教え子が縁あって知り合いと私の話題になったことです。すでにアラフォーで、私が授業したのは短期講習会の数回のみ。わずか数回した授業していないのに覚えてくれていたことがとても嬉しいです。先生と呼ばれるようになった頃に心掛けていたのは「あの国語の先生」と呼ばれ、名前を忘れられるようにならない授業をすることです。若手講師時代で週20コマこなすことに必死だったので、覚えてくれていたことに喜びもひとしおです。

 さて、月曜日は小5算数から。復習モードに突入です。立体のイメージはこの学年には難しい。ただ、先週「方眼紙で組み立てたらイメージしやすくなるよ」と言ったことを実践してくれた子がいなかったのは残念です。理系に進む子はこの言い方でチャレンジしますから。その後、中1国語で「少年の日の思い出」のあらすじ確認でした。未だに「不思議な宝物の蝶を盗まれて破損された被害者が悪く書かれ、盗みを犯し、謝罪して冷淡に接され加害者が可哀そう」という視点で書かれていることに違和感を覚える話です。合間に中2の一部の子と個別に少し話しました。緑IRは褒めました。塾ではあまり褒めらることがなかったのですが、彼女の姿勢(性格)は本当に素晴らしい。そんな話をしました。

 火曜日は受験生と私立前最後の国語。伝えることはある程度伝えてきたので少し感傷的な気持ちです。この学年は勉強以上に精神的な成長を感じる学年です。そういう点ではワンセで良かったね、と思います。「ルールを守る」「周りを見る」「空気を読む(気遣いをする)」「全力で勉強を頑張る」ことに例外を出さずにやって来れた彼らは社会に出てから大切なことを鍛えられました。コロナ禍で勉強を止めず、気持ちを切らせることなく努力してきたことはこのご時世、非常に重要なこと経験したと思います。