2022年2月16日水曜日

私立高校受験を振り返って

 今年は昨年達成できなかった「第一希望学科で全員合格」を果たせました。これで過去4年中3年は達成しています。また、成績優秀特待生は過去最大の7割以上です。ひとえにみんなの努力を嬉しく思います。高校は大学と異なり行き直すことが難しいところです。偏差値で選んだり、自分の学力の偏差値10上を目標にして公立選びをすると高校合格がゴールになってしますこともあります。だからこそ進路指導にはかなり力を入れています。ご家庭の教育方針と何よりは本人の意思が重要です。大学進学で公立に行きたい学校がないなら特待生で私立高校の上野の学科に入学し、必要なら予備校に行けるよう準備しておくのがベターだと思っています。

 名前で高校を選ぶと何もしてくれないのでがっかりすることもあります。顕著なのが清風や明星でしょう。入口の偏差値は高いですが、面倒見は公立並みです。また、上の学科だけ力を入れているところが大半で、下の学科で面倒見が良い学校はごくわずかです。偏差値60なら有名高校の下の学科より高校としては1ランク下でも特進クラス級に在籍し面倒見の良さを享受するほうが良いと思います。

 もちろん、本人の希望が一番なので例えば看護師になりたいから看護科のある高校を選んだり、農芸高校のように特色の強い高校に行きたいのであれば全力でそれをバックアップします。一番ダメなのは何となく公立高校の普通科を選ぶことです。最も何も伸びない選択肢になるでしょう。

 だからこそワンセではみんなの性格やご家庭の方針を充分把握し、様々な情報を提供した上で決定してもらいたいと考えています。今年の私立高校結果はそんな観点からも満足に近い結果でした。足りないのは全員が特待生レベルになれなかったことです。