2021年12月30日木曜日

最近の出来事

  全く実感なく今年も終わろうとしています。志望校合格に向けて受験生がラストスパートの真っ最中です。そんな彼らの現状。

 小4算数は12月に「小数」「分数」の計算問題を導入しました。この一年で成長を感じる彼ら。YAは日進月歩、出来ることを増やしています。THは瞬発力が秀でているのに早合点するのが玉に瑕で、それが少し気になった年でした。MSは男の子らしい(?)大雑把さが見え隠れした年。MEはスピードが課題だったのですが、とても速くなりました。学校では充分困らいないレベル。集中力の維持が来年の課題ですね。

 小5算数はTTの勉強に取り組む姿勢が全体に良い影響を与えてくれています。MOは色んな意味で強くなり始めています。夢の具現化の第一歩ですね。UMは色んな波の荒い年になりました。来年は高い位置で安定するのが課題です。新入生SUはワンセのハウスルールの洗礼を受け、色々試行錯誤しています。早く慣れてくださいね。

 小6は珍しく増減が少なかった学年です。平均値は高いものの数学的センスに秀でた子がいないので、しっかり鍛錬を重ねて出来ることを増やしていきます。中学生に向けての課題は復習をすること。今までは宿題を丁寧にしてきて、小テストに向けての勉強をしていればもんだいありませんでした。中学生になると「定着」を望まれるので復習する重要性を説いて、実行してもらいます。

 中1は少し落ち着きました。ようやく宿題・課題を全員真面目にやるようになっています。「全員真面目に」やる環境を創ることは重要であり、非常に困難です。ここに「静かで集中できる自習室」が揃うワンセの環境はとても良いと自画自賛しています。例外を出さないこと、がうちの最大の目標の一つですから全員ついてきてください。緑IHができることを少しずつ増やしています。緑OYも同様。一言多い子がちらほらいるこのクラス。ね、旭東MT、緑TH、横堤WS

 中2は色々ある学年です。こちらは後日、詳細を書きたいと思っています。今年最も伸びたのは緑SS。数学では歴代トップレベルに成長。来年も同レベルで伸びたらとても良いですね。緑IZMの勉強に対する取り組みはピカイチで良い刺激になっています。緑IRも努力を継続中。来年に向けて楽しみが増えています。

 中3はここにきて緑MYの国語、緑HAの数学がかなりの成長を見せています。そこへ緑MS、ISの数学力が上昇。緑SEも悪くありません。また、茨田FNが全体的に飛躍。高校でどれだけ伸びるのか楽しみです。年末年始の休みを最後に受験生は受験まで休みはありません。

2021年12月15日水曜日

最近の出来事~特進~

  今回は特進数学について。公立C問題を強く意識してやり始めたのは現中3生が2年前中1だったときからです。緑HAが文理学科を表明していたため、そこ(北野)に照準を合わせて開始。緑MYと緑MSと3人でした。MYはやや手こずりながら、MSはとても手こずりながら頑張っていました。中2からは関数・図形の発展問題を解きこなしていましたが、HAはしっかりついてきて2人は必死の努力を維持。そして、この時期になり全員が歴代文理学科及び難関私立トップ合格の子たちの平均点を軽く上回っています。色んなものがよく見え、解説も簡単な説明で理解できている姿に目を細めています。

 中2は緑SSが完全に覚醒。新入生緑IZMが加わった当初は全くスピードについていけませんでした。その代わり、歴代の誰よりも愚直な努力を維持しています。スピードが最大の課題だったIZMはそれさえも努力でクリアしようとしています。緑YJはセンスは申し分ないもののモチベーションの波が激荒でした。志望校を決めた頃から高めで安定しています。

 全学年共通で、私は国語社会特進数学を担当しています。今は様々な仕事があり授業・補習に割ける時間を全て捧げていても、前後の時間はその他業務に追われている状態です。最も下手な説明をしているのは特進数学です。それすら意識して問題演習をこなして私をフォローしてくれる彼らは非常に頼もしい存在です。例年、受験生は五ツ木の模試が終わるこの時期から伸びを感じます。HAは国語社会数学全てMYは数学社会、MSは数学の急成長と国語のスピードアップ、緑SE・ISは数学で出来る問題を大幅に増やしています。

 中2は特進から更に選抜したS特進と名付けたクラスで頑張ることにしました。数学にプライドを持てることがS特進と特進の差です。そして、それが来年には非常に大きな数学的センスの差になるでしょう。数学を(で)楽しむというコンセプトの特進生。気持ちを持っている子たちの相手を務めるのはこちらも楽しいです。その他業務の間の清涼の時間です。

2021年12月11日土曜日

最近の出来事

  ようやく受験生全員が志望校を決定しました。ワンセでは勉強せずに志望校を高めに設定することを良しとしていません。勿論、それに見合う努力をするなら偏差値が10上の学校でも全力でサポートします。また、懇談会も佳境を終えました。お子さまへの期待を糧に授業・補習にまい進します。

 期末テストがほぼ返却されました。中1、中2は全体の8割が点数アップ。中間テスト比較で約20点アップです。また、中2では緑中は半数以上が100点を取ってきました。中だるみになりがちな時期という点を考慮すれば、悪くない結果。それでも満足は全くしていません。ちなみに中3は前回比±0ぐらいという平均点でした。継続して勉強しているので大幅な上昇はさすがにありません。

 中2は新入生が躍進中。緑SKが入塾後初のテストで134点up。緑IGMは安定して120点以上upを継続中。緑TNは大台まで数点届かずも50点以上の上がり幅。緑IZMは英数満点。ノーミスは素晴らしいです。既存生では緑SSが500点に迫ってきました。緑YJは1学期期末以来の学習奨励賞です。

 中1は緑IHが自己ベスト更新。この時期に1学期中間テストを超えられるのは素晴らしい。緑OYは1学期中間に若干届かず。学校平均は下がっていると予想されるので順位では上がってそう。

 ちなみに中2数学は今週から数学を3クラス編成にしました。S特進・特進・標準です。初の特進クラスは金曜日に実施。このクラスは数学を楽しみつつ応用力を養うという設定です。新鮮で良い緊張感のある授業で楽しかったです。ちなみに数学的センスで一番のビックリ(良い意味で)は緑TNでした。


 

2021年12月4日土曜日

愛情

  ワンセの補習は愛情で出来ていると冗談めかしてよく申し上げています。半分冗談で半分本気です。子どもたちの成績を上げたい、志望校に絶対合格して欲しいと本気で思っている講師陣。そのために空き時間を見つけて補習しています。費用はいただいていません。

 ただ、報酬は欲しいです。報酬はお金ではなく、講師の教えたい・できることを増やしたいという気持ちに応えるお子さまの努力です。例えば、英語の新入生補習は中3でも中1の導入まで戻って行います。せっかく文法を理解出来ても単語を覚えていなくてはテストの結果には表れません。数学では公式を覚えていないと出来ない問題もたくさんあります。だからこそ、たった一つ二つの公式は覚えてから補習に臨んでいただきたい。

 こちらの教えたいという気持ちより、子どもたちが出来るようになりたいという気持ちが弱い場合、感情を持った「人」なので冷めます。一度二度ではそんなことはありませんが、度々続けば必然です。また、その子のことを考えて組んだ補習のお誘いを理由もなく断られ続けたら、空いた時間を他の子に使うことを考えます。ワンセの先生たちは子どもたちのために時間を惜しみません。でも、お声掛けをして裏切られ続けたらその子への期待値は下がります。講師がそう思うことを止めることは無理です。

 保護者の方は我が子が補習に誘われたかどうか全て把握するのは困難です。endlessの日曜日や五ツ木対策の一部が全員対象ではなくなりました。結果、ごく一部の不参加者がいます。私は、全員に参加して欲しいと思ってお声掛けしていますが、無理矢理やらせるスタイルをコロナ禍によって方向転換しました。歯がゆい気持ちでいっぱいです。全生徒平均は前回よりそこそこ上がりそうで、下がった子はほぼいません。おそらく数値だけならどんな塾にも負けないものにはなっています。でも全く満足していません。むしろ、物足りなさを感じます。

 頑張って欲しいと思う気持ちが非常に強いですが、裏切られ続けるとやるせない気持ちになります。性格的になかなか諦められない性分なので、子どもたちとは沢山話して話して裏切られ続けて、それでも信じて自分の力不足でどうしようもないと感じたら諦めます。そこに至るまで、かなり葛藤があり、先生と呼ばれる人の中では最後まで諦めない努力をします。

 必死になって熱い気持ちを冷ましてから、お子さまの努力なしで保護者の方から補習のお願いをされても簡単に気持ちは戻りません。感情移入しながから教えるスタイルの大変さから、もう少しドライになろうと思って数年経ちました。目の前にお子さまがいる限り、それは不可能だと気付きました。

 最近、入塾説明で「私は(子どもへの思いが)重いですよ(笑)」と言うこともあります。子どもだから無意識に裏切るのは当然だと思います。でも「いつまでもあると思うな、愛と○」

 


2021年12月1日水曜日

教育のAI化

  塾のチラシで「AIによる最適な問題演習」というフレーズを見ました。AIは最大公約数を求めるための最適解を教えてくれます。換言すると個々に適した答えを示してくれる点では保護者の方を筆頭に、常にその子のことを考えている「人」には永久に勝てません。

 私は、自分の指導教科であれば一つの問題に対して誰が解けて誰が解けないかという個々のレベルを把握しています。AIは最大公約数を教えてくれますが、個々への最適解を求めるのは苦手です。Yahoo!知恵袋の回答が質問者の性格を考慮せずに「常識」を押し付けているのと同じ。そんなAIは使いこなすものであり、頼るものではありません。その道の職人技に工業製品は勝てません。素人には勝てても職人さんには勝てないのです。私は、お預かりした全てのお子さまの最適解を常に模索する職人であり続けます。

 以上、推敲前の次回チラシの塾長からの一言でした。こちらには続きを。

 過日「NOCC教育検査」のモニターとして中学生にモニタリングを行いました。結果は想定上に子どもたちの個性を捉えており驚嘆中です。ただ、ストレス項目は全くあてにできません。また、モニタリングを実施した一時的な感情や状況に大きく左右されるという側面もあります。その点を考慮しても「有料でも実施したい」と感じました。

 私にとっては自分の知っていることの中の一部を文章化された感覚です。普段、抽象的に感じていたことが文字によって再認識させれる良い機会でした。あくまで補助的なものとして使えるものです。私にとっては知識の一部でも個別塾や大手塾の校長レベルなら知らなかったことを教えてくれる貴重なアイテムになるでしょう。はい、皮肉です。

 私は、全てのお子さまの個性を考えています。「10」伝えたいとき「100」言わないと伝わらない子がいれば「8」言えば伝わる子もいます。「10」伝えることが私の中の正義なので、人によって言い方(注意の仕方)は大きく異なります。それを子どもたちには「キャラだから」と言っていますが、常に手探りなので時には言葉を誤ることもあります。次の機会があれば謝ったり、異なるアプローチをすることができます。子育てを均一化することなど出来るわけありません。同じ言葉でも時によって感じ方は大きく異なります。

 だから個性や「今」を把握するため出来るだけ授業前後に声をかけるようにしています。勉強以外に一言を全員にかけられたらと思いつつ完遂できることは少ないです。それでも意識はしています。子どもをクラス(大勢)の中の一人と思ったことはありません。

 AIやシステムに私は絶対負けません。繰り返しになりますが「頼る」ものではなく「使いこなす」ものです。

2021年11月27日土曜日

最近の出来事(11/26.27)

  週末はendless。方向性を試行錯誤していますが、少し手綱を緩めるとすぐに手抜きするのが子どもだなと実感しました。1学期は学校の提出物に関して最優先にして管理すると、塾の課題が後回しになり疎かになる子がいたかと思えば、今回は学校のものは口頭確認程度にすると宣言すると、学校のものがおざなりになって手つかずの子がいたり。基本的に昼開始になったendless。日曜日は真面目な子だけをターゲットにすると宣言した舌の根も乾かぬうちに、やはり管理は必要だと痛感しています。毎日毎日勉強するように伝えてきたつもりですが、言うだけでは行動しない一部の子が気になります。

 日曜日の午前中は勉強の状況が悪い子の管理に努めることにしました。午後からは受験生の懇談会があるため、あまり相手をできないので午前中にしっかり確認する予定です。また、言うだけではダメな子たちに向けて確認テストの頻度とその対処について練り直します。ただ、どんな熱心な私立高校に行ってもワンセほどの面倒見は期待できません。逃げる子を追いかける高校を知らないからです。卒業後が案じられます。

 ところで、本当は土日のどちらかで受験生の数学をする予定でしたが、懇談会が想定以上に時間がかかりそうで時間を取ることができませんでした。12月4日からも懇談会でしばらくお相手出来る時間が減るので少し焦り始めています。

 と、ここまでは昼過ぎに書きました。9時まで多くの子を残したところ、終了時はいつもより明るく楽しい声でした。つまり充実感が疲労感に勝ったということですね。久しぶりに(コロナ禍で)ennless終了後に楽しそうな声を聞きました。短時間よりも長時間のほうが色々効果はあったように思います。

2021年11月25日木曜日

今日(11/25)の出来事

  今日は鯰江・菫・横堤中がテスト中なので2時に通塾。中2鯰江は社会の問題数の多さとが記述にてこずったと嘆いていました。大阪は完全に乗り遅れていますが、全国的に単純暗記から脱却し考えて答えさせる問題が流行りです。暗記から思考を問われるテストを作成してもらえるのは大賛成です。

 中1菫OMは理科が満点の手応えがあったようで興奮気味にアピールしてくれました。期待していますよ。本気にしましたからね。そんな彼はここ最近で落ち着いてきたように感じます。要領は悪くなかったのですが、少しあった穴が小さくなっているようです。今の勉強に対して少し身がはいっているようで今後の伸びに注目しています。

 その後、小4算数はロトくじをかけて計算問題をしました。見事に全員「1億×1億」の計算や「大きな数」が怪しくなってることがわかり、悲しかったです。小学生は冬期講習会がありません。それでも他塾で実施するボリューム×2の量を冬休みでこなすことを決めました。MEが良い時と不調の時の差が激しいのですが、今日は件の計算以外は順調。良い気分で終われたことでしょう。YAは最も無難にできることを増やしました。THは相変わらずの早合点はありましたが、着実にできました。

 小6算数も計算問題をしたところ、時間の計算や分数・小数の混じったものの考え方が定着していないことがわかりました。しっかり解説して復習の重要性を解きました。中学生になると間違い直しこそ肝要で、次回までに自分のものにしてくる復習習慣をつけさせることを強く意識して残りの小学生算数を過ごそうと思います。残念ながら計算及第点は一人もいません。ただ、喜ばしいことに恒例の漢字テストでは初めて全員合格となり算数担当としては複雑な気持ちです。

 夜は中2の授業。テストが来週の緑・茨田連合で社会・国語の確認をしました。歴史の確認では緑TNの健闘が印象的。緑SSは学校で先生の話を聞けていることがわりました。国語の読解力では緑IRが今日は少し調子が悪かったです。また、緑IZMが良い発想を披露してくれました。この二人はいつも早くにやって来て黙々と勉強しています。授業後にはと緑YJが残っていて志望校について前向きな話ができました。少しスイッチが入ってくれることを期待しています。全体的に中だるみが終わり、前を向き始めた印象です。

2021年11月23日火曜日

最近の出来事

  例年の秋の遠足の代わりに行った木下大サーカス。それでもアウトドアには連れて行ってあげたいとずっと思っています。勉強だけではなく、たくさんの経験や思い出を残してほしいです。紅葉の季節を非常に混雑するので、少し遅らせて冬の伊勢神宮参拝&食べ歩きなどはどうかなと思案中。中3もずっと勉強勉強ですから、息抜き&思い出作りに合格祈願を兼ねていこうかと思っています。

 さて、今回は小学生の出来事から。小4は「分数」の導入をしました。足し算・引き算をしましたが、帯分数の計算で少し頭が整理できていない子がいましたが、年内には完全定着をしたいと思っています。学校のテストでは100点報告が多いのですが、文章題の応用が課題です。小5は新入生TTMTUMを引っ張ってくれています。宿題でわからないところも考える時間が増えました。共通の課題であったスピードもすこしずつ速くなっています。小6はプレテストを受験し、予想通りの結果。国語がもう少し点数を稼いでほしかったところ。詳細は懇談でお伝えしようと思います。

 中学生の課題は全学年共通で勉強する雰囲気に乗り遅れた少数派の子たち。ずっと差し出し続けてきた両手ですが、どうしても勉強から離れたい気持ちが強くなるならば、どこかで片目を目をつぶっていく必要があるのかもしれません。

2021年11月21日日曜日

最近の出来事

 ようやく受験生の志望校がほぼ決まり、実力をつけていくのみになっています。コロナ騒動は小休止の様相ですが、安心はできませんのでワンセとしてはあまり変わらぬ対応となっています。

 中3はほとんどの学校で最も大切な実力テストを終え、五ツ木の模試も天命を待つのみです。緑HAMYがツートップで独走している状態です。クリスマスロトくじが過去問トップの子にプレゼントしておりHAが毎日数枚持って帰る状態です。少し気になるのが私立専願を決めて油断しているように見える子。専願だから絶対合格できるわけではないので最後の追い込みをかけていきます。この二人に続くのが緑SEMS。最後にしっかり実力をつけて欲しいところです。

 中2は緑SSが独走状態。ここに数学は特進と標準に分けていましたが、テスト後には「C問題及び難関私立特待対策」「特進」「標準」に3分割する予定です。最近緑FRが前向きな姿勢を見せているのが嬉しいところ。緑KJや鯰江SYは少し慣れてきて勝手がわかり始めたようです。今後に伸びに注視しています。

 中1は中だるみ状態。良い状態の子はいなくて悪くないのが緑OYIH。特進数学はレギュラーではなく、補習扱いでの開講となりました。読解力に課題を感じる学年だけに、文章題で苦労しています。努力しても即結果に出ず、モチベーションの維持に苦しんでいる子もいます。世界の王貞治さんの台詞です。「努力しても報われないことがあるだろうか。たとえ結果に結びつかなくても、努力したということが必ずや生きてくるのではないだろうか。それでも報われないとしたら、それはまだ、努力とはいえないのではないだろうか。」名言です。

 endless改革の真っ最中で、12時間強制で勉強させることを止めて1年半が過ぎました。それまでは集中力が途切れたり不勉強の子を叱咤して勉強させていました。全員を引っ張るには悪くない方法です。それでも「集中できる自習室」にこだわっており、手が休まることが周りに見える影響を考えるようになりました。今は、真逆の「やる気がある子だけテスト直前の日曜日の自習室利用OK」に変更しました。学校の提出物や塾の課題が終わっていない子は、まず最低限度のことを自宅で終えてきてください、という趣旨です。中1が誰もいない自習室で私語をして雷を落とされるのはかつての風物詩でしたが、警告を与えて次回からは自習室使用禁止令にしています。

 また、コロナ禍でご飯を食べることを避けたく13時始まりで19時終了にしています。この時間だけでは全く足りません。学校の提出物と塾の課題だけでおしまいです。午前または帰宅後の家庭学習が必須です。前回の中間テストでは家庭学習をしていなかった報告を受け、テスト後に話し合いました。「喉元過ぎれば…」にならないよう月曜日にしっかりと釘を刺しておこうと思います。

 ところで、口内炎が出来て3日ほど経ちます。厄介なことに一度できて大きくなるとしばらく治りません。かつて1センチ以上の大きな口内炎ができたときは1か月以上治りませんでした。ショコラBBも塗り薬も貼る対応のタイプのも全く効きません。唯一効果があるのは初期にイソジンうがいをすることぐらいです。少し話すのも痛むので明日からの授業に戦々恐々としています。昨日・今日機嫌が悪く見えたかもしれませんが、痛みで顔が引きつっていただけで機嫌は良いです(笑)

2021年11月15日月曜日

秋の高校レポート⑧~明浄高校~

  早速レポート。校風2、授業態度2、教授力1、お勧め度1.5。1にならなかった理由は迷惑行為をする人がいなかったからです。しかし、今年見た中では居眠りしている率は一番高くて2割程度。これを上回る(?)学校は大商大ぐらいです。先生方に全く眼力を感じず、生気がないのが最も気になりました。一部の部活のみ魅力がありますが、お勧めできる理由が何もありません。ただ、校長先生だけが諦めていないので良い方向へ引っ張っていってくれればと感じました。

2021年11月4日木曜日

秋の高校レポート⑦~大阪高校~

 今日で今年最後のご訪問になるかもしれません。大阪高校です。校風2.5授業態度2教授力2お勧め度3。数値は決して高くないですが、高校への希望は十人十色です。偏差値が高めの高校だと勿論授業の濃さがポイント。逆の場合は退学率の低さを注視します。大阪府の退学率は例年3%前後。この数値は偏差値に比例します。文理学科や進学校で2%あれば危機的高さ。偏差値40前後の高校では3%で及第点。1%台なら驚異的に良い学校。2%でも充分良い学校です。この基準から大阪高校は充分良い学校です。

 大阪高校は主体性を重視する新しい学力観の先駆者です。探究コースでは先生方が試行錯誤してより良くしてやるという強い意志が伝わりました。主体性を重視すると授業に参加しなくなる子は一定数発生します。その代わり抑えつけられていないので、迷惑行為をすることは少ないです。全員を振り向かせる授業は厳しいですが、そんな中での授業風景として良かったです。

 高校に目的意識はないながら何かを探したい、というニーズに応えられる学校です。他の高校同様、少し元気がなくなっていたのが気に留まりました。

2021年10月26日火曜日

秋の高校レポート⑥~大阪産業大学付属&関大北陽~

  昨日、朝から大阪産業大学付属高校に行って来ました。信愛に「産大返しの門」があったのは「今は昔」です。そんな産大附属は校風3.5授業態度3教授力3お勧め度3。弟の大阪桐蔭と比較すると「良い人(先生)」が多いです。大阪桐蔭はどこまで本当か常に腹の内を探り合う感じ。本当に落ち着いた高校になってきました。惜しむらくは「私立ならではの良さ」という点で決め手に欠けること。関関同立に特化した学科があれば非常にお勧めできる学校です。

 昼からは関大北陽に移動。男女比2:1でワンセの逆です。一部男子のみのクラスもあります。そんな関大北陽は校風4.5授業態度4教授力3お勧め度4。予備校なしでの関大以上の大学進学は厳しいですが、以前ほど男子のイメージが強くなくなりました。何より希望者の9割が関大へ内部進学できるシステムは魅力的です。

 関北は卒業生がそれぞれの学年でお世話になっている高校です。テスト結果が良く、トップグループを維持できているようで何より。現在3年生の子がまだ決まっていないのが案じられます。1年生のKHYAは塾内よりも明るく素敵な笑顔だったのが印象的です。3年のOMも精神的な成長をとても感じます。充実した高校生活を過ごしているのは本当に嬉しいです。

2021年10月21日木曜日

秋の高校レポート⑤~常翔啓光~

 校風4.5授業態度4教授力4お勧め度4.5。教授力はほぼ最高評価の4.5か迷うほどでした。大半の先生が授業をしっかりしている姿は今年一番の感動です。しっかり授業をしている姿は全然当たり前ではなく、先の近高では40クラス近く見た中で3人でした。それでもマシな方です。ちなみに4になった理由は一番若い先生が最も年寄り臭い授業をしていたからからです。そして成長の余地を感じず、それが啓光の行く末と軽くかぶりました。もちろんそんなことはないと信じたいところ。若手から向上心を感じない点以外は今年一番。ちなみに昨年一番は興国でした。何より良い意味で明るい(雰囲気の)学校を見たのが今年初めてです。勝手に決める今年の「一番勢いのある高校」で、昨日の大和田と比較し「陰と陽」という雰囲気。学校を出た瞬間、寂寥感なのか爽快感なのかですね。パワーを頂きました。

 ところで、先日、高校訪問中に研修を受けている先生を見ました。初々しく微笑ましい光景、と言いたいところですが大きな疑念が生じました。指導する先生が生徒役で模擬授業をするという超定番内容ですが、ずっと教材か片手に朗読しているだけ。ワンセには超少量の講師マニュアルがあり、教材を持って授業することは禁じています。なぜなら教材が気になり生徒を見なくなるからです。授業する前に「台本」を叩き込んでおくことは「イロハのイ」。つまりこの先生は授業準備を怠り、研修の前の練習をしている状態です。その学校の授業に対する意識の低さがわかった瞬間でした。授業には期待できないことが続くのでしょう。

 

2021年10月20日水曜日

秋の高校レポート④~旧大阪国際大和田高校~

  校風3授業態度3.5教授力3お勧め度3。極めて平均的な高校になりました。かつての大和田を知っているだけに非常に残念で寂寥感があふれています。先生の熱量がかつての数分の1。ここしか知らなければ落ち着いた高校と評しました。校長が「落ち着いた学校でしょう」おっしゃったので「悪い意味で落ち着きました」とお応えしました。15年程前に感じた「こんな(素晴らしい、かつ個々を見る)授業をする学校ばかりになったら予備校はいらなくなる」と震撼した授業は栄枯盛衰なのでしょうか。新校に向けて新校舎以外のプラスが全く感じられません。

 先日より大谷に始まり、近高・興国・大和田にご訪問させていただきましたが、いずれの学校の先生も元気がありませんでした。「疲れていますか」と聞きたいぐらいお疲れモードです。間違いなくコロナで現場が疲弊しているのでしょう。それが子どもたちに伝播しないわけがありません。「人の振り見て我が振り直せ」と言いますので私は、ワンセはアクセルを緩めずに理想を追及しなくてはいけないと実感しました。

2021年10月19日火曜日

秋の高校レポート③~興国高校~

  昨夜以来、トイレの水問題が発生しています。応急処置を施して仮使用可能な状態です。

 今日は興国高校に行って来ました。校風3.5授業態度4教授力4.5お勧め度4.5。授業態度及び教授力はスポーツクラスや推薦組は除きます。これは全校共通です。先生の熱量が今年見た中では一番でした。プロジェクター普及により黒板(ホワイトボード)を注視して授業し生徒の方を見ていない先生が9割以上です。例えば常翔高校のトップクラスの授業でも生徒を見ずに話を続けていました。ちなみに記憶にあるワンツーは旧啓光学園高校と3年前までの大和田高校です。

2021年10月18日月曜日

秋の高校レポート②~近畿大学付属高校~

  昨日から突然寒くなり、壊れたスマホの買い替えにバイクでヨドバシに行くと冬を感じました。そんな月曜日は近畿大学付属高校へ。少しチャレンジして裏道を走ると、やはり一方通行だらけで却って時間がかかりました。中央環状から行くのが遠回りですがダントツで速いです。

 そんな近高レポート。校風3.5授業態度2.5教授力2.5お勧め度3.5。お勧め度とその他の数値がリンクしない絶対無比な近畿大学に進学できるからです。近高以上の大学進学を考えると予備校が必須に近いので、くれぐれも慎重に決めたもらいたいところ。ただ、今年初めて授業を見て「おっ!」と思える先生が3人いました。熱い授業をする先生を見れたのは収穫です。全体の1割以下ですが…近畿大学進学以外の多くを求めてはいけません

2021年10月15日金曜日

最近の出来事

  今日(10/15)で長いテスト対策期間がようやく終了。テスト対策と受験対策・平常授業の全てが並行して行われ、なかなかハードでした。受験生は過去最大に重要な五ツ木模試を終え、実力テストが控えています。そんな中、修学旅行に行ったり行く予定があったりします。この1年半、様々な我慢を強いられた彼らにとって本当に良かったと思います。

 そんな受験生は進路を決め、ラストスパートの段階です。勉強のやり方もある程度わかっている彼らですから、全力で駆け抜けてくれるでしょう。国語では緑MYが、数学では緑HAが悪くない仕上がりです。今後C問題対策を深化させ、入試で助けてくれる教科にしていきます。理科社会は家庭学習や独学で追い込める範囲なのでそこをしっかりすればゴールは近い。逆に社会の仕上がり具合は全体的に甘いです。5教科型受験の人たちの家庭学習の中心は社会理科であってしかるべき。コロナの影響で通塾時間が一昨年までよりも短くなった分を家庭学習で補う必要がります。

 緑中以外は少しずつテストが返却されています。中2鯰江は全生徒平均436点、菫は平均90点で450点超えペース(未返却教科あり)中1の緑中以外の平均点は431点(未返却あり)程度となっています。中3は受験生として恥ずかしくない結果を修めてくれるでしょう。ここ最近急増した中2の新入生がどれだけ点数を上げてくるのか期待と不安が半々です(緑中なので全教科未返却)

 小学生は6年生がプレテストに備えて入試問題にチャレンジ。全員かつてないほどの点数を取りました。学校でのテストは毎回90点超えが普通になり、少し天狗になり始めた鼻を折るのが目的なので何点取って来ても文句は言いません。ただ、できれば1桁や10点台は避けて欲しいというのは切な願い。小5は新入生のTTがとても頑張り屋さんでした。初回の宿題が「はじき」と呼ばれる速さの文章題の応用問題でした。かなり難しいのにそれを独学で四苦八苦しながら全部解いて来ただけではなく、確実に自分のものにしている状況。正直、かなり舌を巻きました。初回の感想は、ハイペースなワンセの授業についていけるのかどうか不安だったのですが、本当に大したものです。今後の成長が楽しみです。

高校選び

  受験生の志望校選びは佳境に入りました。ほぼ全員が2,3校に決定しており、今後は中1中2が少しずつ将来について考え始めてくれたらと思います。再来週の高校進学説明会を控えて、高校選びの基本のお話です。

 まずは公立か私立かを決めるところから始まります。ちなみにワンセでは公立と私立の比率は2:8ぐらいです。昭和の時代は何も決まっていなかったらとりあえず公立普通科、という流れでした。今は希望者全員が大学に入学できる「全入時代」に突入しています。何を学んだか、どこで学んだか、も重要です。

 大学進学希望が前提として、公立高校からは原則予備校が必要です。また文武両道(笑)を合言葉に部活が熱心で「4年生高校」と揶揄される(浪人して予備校に通う必要がある)高校は多数存在します。公立には文理学科を筆頭に非常にブランド力のある高校があり、志望校にする人は早期に決めている人が大半です。

 もし、私立高校を本命にした場合、やはり費用が公立と比較するとかなり高額になります。その費用を保護者の方が納得して捻出する「理由」が必要だと思います。「面倒見」「大学付属」「施設設備・部活」がその理由でしょうか。

 「面倒見」については単純に予備校なしで大学合格できるかどうか「大学付属」こちらは2択で近畿大学付属か関大北陽からの選択。次点で行き易い高校として帝塚山学院の関学コース、初芝立命館などです。「施設設備・部活」は主観で感じ方が大きく異なるので各学校のHPでご確認ください。

 最も不可能な保護者の方からの要望は「私立進学校で部活も頑張り、残った時間を勉強しつつ、高校生活を充実させて関関同立ぐらいにには行って欲しい」というものです。つまり勉強せずに関関同立ということですよね。関大北陽に入学できても希望者の9割しか関大に進学できません。

 保護者の立場で我が子が高校生活を楽しませたいのか、勉強できる環境を整えるのかをまず決定していただければ高校をお薦めしやすいです。予備材料なしで「どこの高校がいいですか」と聞かれると「何を基準に良い」とお考えかわからないのでお答えに困ってしまうことがあります。

 まずは本命が公立なのか私立なのか、私立ならば大学付属の高校か、勉強ガリガリコースか、部活・施設設備で選ぶかを決定するとこからです。

続く

2021年10月10日日曜日

新endless

  ワンセ名物の一つ「endless」は形態を変えようとしています。土日12時間拘束から土曜日は解説中心で13時~19時。日曜日は自習中心で13時から19時に変更しました。勉強への温度差が激しいのはいつの時代も変わりません。向上心のある子はスタイルの変化に変わりなくストイックに勉強します。やはり気になるのは成績が上がってこない子たち。かつてのスタイルにおける彼らの課題はワンセで学校や塾の提出物をして勉強した気分で終わっていること。つまり問題演習をしただけで実のあることはしていない子の成績が上がりませんでした。

 そこで今回は予め上記の目的を話しました。また、学校の提出物を塾でするのは禁止。ただし、一度解いた問題を解き直したり、配布されたプリントの覚え込みに時間を使うのはOKというルール。特に学校の課題をさせないことが懸念材料でした。最優先である学校のことを終わらせられるのか。終える日(テスト前週の土曜)を設定し、未到達者は日曜日の通塾禁止にしました。塾に来なくて良いとサボる子ができるのか思いきや、今まで以上にきちんと問題に取り組んできた形跡があります。

 中2では新入生が国語の問題集の提出で手抜きをしている男子が目立ちます。答えを配布しているので面倒くさそうな記述の問題は模範解答から少しだけ変えて写しているものです。空白にして赤で書くだけにしていないのはマシですが、これは「字の練習」をしているだけとワンセでは揶揄されます。どれだけ解いても間違い直しや覚え込みをしなければ知識は増えません。結果400点を取れないことになってしまいます。「そんなことをするとそういうことをする人だと思われる。つまり信頼がなくなる」という旨の話を新入生を中心に中2緑菫連合に話しました。

 セコイことをやるとバレたときに「そういう子なんだ」と私は思います。一度は懇々と話をしますが「バレなければ良い」「次はもっと上手くごまかそう」と思われたり、そもそも何を注意されているのか分からない子は指導のしようがありません。ごまかすテクニックが上達するという本末転倒になります。そんな話もしました。中学生、特に男子なら他人への気遣いが無頓着な子は多いです。時代としてそういうことを指摘されなくなっている風潮は嫌ですね。教壇に立つのだから、その限りは小うるさい頑固親父でいようと思っています。

 ところで中2は緑NRFRの勉強の跡がとても良かった。良い成長をしているようで嬉しいです。「北風と太陽」で北風モードから太陽モードへ少しモデルチェンジしている最中で奏功事例は安心材料になります。

2021年10月6日水曜日

秋の高校レポート①~大谷高校~

  今年はほとんど訪問予定がありません。そんな中、月曜日に大谷高校の先生がご来訪。アポ取りされてから来られるのは珍しいです。非常に好印象な先生で、ご招待いただいたので行きました。校風3授業態度1.5教授力1.5お勧め度2。まずは校長先生にお話しいただきました。人の話を聞かない人です。言行不一致で責任転嫁と言い訳が非常に印象的でした。新たに校長力という項目をつけるなら1です。清風OBとお聞きし納得しました。

 言行不一致①→「コロナ対策は万全」

 現実→ノーマスクの状態で密で大声で話す生徒たち

 言行不一致②→「予備校不要で現役国公立大多数合格」

 現実→舌の根も乾かぬ直後「ただ数学など単科受講はしている」

 言行不一致③→「難関国公立大学合格を具現化目指し、できない目標は立てない」

 現実→「現役で神大・大阪公立大受験をする(だけ)」

 責任転嫁・言い訳①→「私立の学び舎として勉強をさせる」

          →「質の良い生徒が来ないから成績が伸びない」

 責任転嫁・言い訳②→「学び舎として朝終礼を通じて指示している(だけ)」

          →「何もできていないのは現場の努力不足」

 言い訳③→「関関同立の指定校推薦の多さがメリット」私「高校生から入学した下のクラス人数の25%の関関同立の指定校枠があれば「多い」目安です」校長「その他の大学を考慮すれば定員よりも多いです。女子高でそこまでは…」(大学は既に定員割れで希望すればどこかには入学できる状況です)

 この人が校長の任期を務めている間はウチとは縁のない学校でしょう。何より現場の先生方の授業への熱量の低さにがっかりでした。久しぶりに体育科以外のクラスで大量睡眠・前後左右を見ながらの雑談している風景を見ました。また、生徒を見て授業している先生がいなかったことも印象的です。黒板とにらめっこしていては何も見えません。ただ、個々の先生方の質や思いの潜在能力は非常に感じました。つまり、これは管理職の言動に大きな問題があるということです。お近くにある夕陽丘高校のいじめ隠匿とは違った意味で「ない」学校です。

 重ねて先生個人個人の能力の高さを感じたことを付け加えておきます。

 

2021年10月5日火曜日

withコロナにおける現状

  昨年のこの時期は受験生としての意識の低さを嘆き続けていました。今年は例年通りぐらいでほぼ全員が方向性の目途がついたので、高校訪問は今後ほぼ行きません。志望校合格に向けてラストスパートです。

 各学年の現状です。中学生はテスト対策の在り方を模索中。今までは長時間軟禁して勉強漬けにしていました。ご飯を塾内で食べることはまだNGにしており時短でのendlessが続いています。かねてより課題であった「endless中、学校と塾の課題だけやって勉強した気分になっている子への対処」についてです。確かに塾内では集中して手は動いています。でも、それは本来自宅学習ですべききものをしただけで、そこから間違い直しや覚え込みをするのが勉強です。

 そこで今回、テスト前週の土曜日までに塾・学校の課題を終わらせること。出来ていない場合、日曜日はZoomによる家庭学習。日曜日はプラスアルファの課題を個々に応じてするスタイルにしています。その代わりに早めに学校・塾の提出物をしているのかどうか確認・管理。塾で長時間座っていてもやっていたのは最低限度の課題のみ、ということがないようにしています。テスト直前に自分にとって有意義な勉強を出来るようになってほしいという願いを込めて。

 高校生になったとき、1から10まで手取り足取り用意されたものはありません。自分で考えて勉強できる高校時代であって欲しいです。ちなみにコロナ禍でなければ長時間勉強を継続していたと思います。withコロナだからこそチャレンジする新たな「ワンセスタイル」の模索。「全生徒の点数にこだわる」「放置しない」という根幹は崩さずに高得点をキープしつつ、指示待ちにならない指導を並立させたいです。と言いつつ、今回で結果でが出なければ以前のスタイルに戻すかもしれません。

 

2021年9月29日水曜日

コロナ禍における受験生の現状

  鶴見城東区で特に爆発的に増えた9月上旬。今までで1番ピリピリしていました。最優先はコロナ感染拡大防止への最大限の努力。次に、その中でも勉強時間を出来る限り確保すること。補習・居残りも厳選しました。

 そんな中で受験生の意識の差は過去最大に広がっています。ワンセの方針は放置しないこと。ただし、受験生が伸びるにはやらされる勉強から卒業して自覚を持って取り組んでいただくことが肝要という方針は中1の頃より伝えており、その時期に入っています。

 中2までは管理を厳しくし、無理にでもやらせるスタンス。受験生の今は自覚で頑張る時期。もちろんカリキュラムは準備していますし、声掛けもしています。

 正直な感想を述べます。宿題や課題を疎かにする子はコロナ対策の根幹である手指消毒など基本的なことを守ってくれないケースが多いです。注意してみていないとしなかったり、見ていてもしないことがとても気になります。かなりうるさいワンセでそうなら、よそで守っているとは思えません。同時に積極的に補習にも声を掛けづらいです。宿題忘れなどとは違うベクトルで他の方にご迷惑を掛けることになるからです。

 それゆえに、補習の重要性は話しても絶対参加とは言えない環境があります。この夏休みは受験生全員に向けて家庭学習における理科社会の重要性を何度も話しました。それが響いたのは緑HA、MYのみ。7月から五ツ木模試の重要性を毎週毎週伝えています。それでも五ツ木対策補習に参加したのは緑HA、MY、MS、IS、SE、NRのみです。懇談で親御様にも話し、志望校合格に向けてやる気があるなら参加してください、と伝えても不参加だった子もいます。申し訳ありませんが、私の今の力では志望校合格に向けて偏差値が足りないのにやる気がないお子さまを引っ張っていけません。

 また、その度注意しているのに話を聞かず課題をやらないお子さまへ無償の休日出勤や特別扱いもできません。有償の補習は全く考えていません。ワンセルフの補習は愛情で出来ています。子どもたちが強い意志で頑張りたいと言えば必ず講師は付き合います。何度も何度もお声掛けをスルーされたり、課題を伝えてやってこないことがある状況で保護者の方からプラスアルファの補習をお願いされてもできかねます。

 同時に、私は口約束だからこそ守らなくてはいけないことがあると思っています。高校の先生方には親目線で厳しい要望を出したり、ご無理申し上げでいることもあります。その代わり、私の、ワンセルフのプライドにかけて全力で子どもたちに頑張ってもらいます。進路相談で社交辞令や空約束はしません。頑張りそうにない子は率直に申し送りします。

 今まではワンセルフの課題をこなせたと胸を張って申し送りしていました。ウチを卒業できたことは充分な頑張りだと自信を持って言えました。だからこそ例年ほぼ100%進路相談していました。今年は状況が異なり、補習への参加がなかったり、何よりコロナ対策をおざなりに考えてきた子の進路相談は躊躇します。ちなみに、高校の先生方には12月に詳細な申し送りをしたいので、少し時間を長めに頂くかもしれません。

 中1.2生や小学生について書くには長文になり過ぎました。今後に向けての決意表明と共に近々アップしようと思います。

2021年9月1日水曜日

新型コロナ感染拡大防止について

  鶴見区城東区内でも10代の感染者が急増中で、どこかで休校している学校がある状態です。現時点で塾内で感染者がいないのは幸いですが、予断は許しません。そんな中で当塾の対策は今までは下記の通りでした。

①通塾時、手指洗い

②退室時、机椅子消毒

③ドア全開放

④出来るだけ入室から退室まで机椅子以外触らない

⑤退室時3人ずつ

上記に加えて

①授業中もできるだけ窓開放

②登下校時の大声禁止

③不織布マスクの推奨

④トイレ使用時着座及び使用後消毒の協力

⑤授業中の生徒への指名・発音の自粛

今後も出来る限り対面での授業をする方向で考えています。ただ、新たな授業形式を模索するためオンラインでの実験や演習方法を試し、フィードバックしていきます。対面授業と比較すると定着率は低下しますが、量でカバーし勉強面で影響が出ないことを前提に進めます。ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

2021年8月7日土曜日

夏期講習の出来事

 オリンピックもいよいよ閉会式を迎えようとしています。創立20周年謝恩抽選会では元五輪陸上選手にプレゼンターをお願いしました。彼との思い出は尽きないです。さて、そんな酷暑の中での講習会です。長時間の授業に自分の体力の衰えを感じた最初の1週間。その後は少しずつ上手に体力を使えるようになりました。

小4は大きな数の割り算と復習をしています。MEの理解力の伸びに本当に舌を巻きます。同時に思考力は決して悪くないのに計算ミスの目立つTHにはもったいなさを感じます。小5は復習モードです。マメに確認しないとついごっちゃになってします「小数点の掛け算割り算」は、小数点の位置に要注意です。やはり最初は勘違いしているところがありましたが、徐々に思い出して基礎が定着できて良かったです。後半は倍数・約数・通分・約分をしっかりと見直していこうと思います。小6は少し複雑な計算問題の精度は上がってきましたが、□を求める応用問題の正答率が低いです。一度途中式の雑なことを注意された以外は比較的楽しい授業が続いています。

 中1はまだまだ基本的な計算の定着が出来ていません。ただ、かれこれ半年間計算を中心にした演習をしてきたので今後は文章題や応用問題を解いていく予定です。理解度では菫OMが悪くない。思考力では緑OY。ミスの少なさや確実性は緑ISに分があります。長い長い基礎は終わり、いよいよ文章題を解けます。

 中2は国語は公立入試問題にチャレンジ。国語では突出した結果は出ていません。解答用紙を見ていると、数学とは異なり緑NRMKの記述に目を惹かれることがありました。地理は復習、歴史は第1次世界大戦まで解説しましたが、全体的によく聞いています。特進数学では緑SSYJが頭一つ飛びぬけてきました。文理学科or難関私立特待生を狙うと姿勢は本気です。緑KTSYIRは自分の意志で標準数学も参加しレベルアップを図っているのは頼もしいです。

 中3は社会の一部を除き国語・特進数学は教科書内容終了。過去問演習に入っています。国語では緑MYが安定して得点を重ねています。社会では彼女と緑HAが夏の課題を着実にクリア。数学は四條畷MAも参戦し三つ巴。ここに長い間特進数学で苦しみながらついてきた緑MSが良い状態。努力は裏切りませんね。入塾時では想像できなかった数学が一番の点数源になっています。緑SEもミスが出来る問題を増やしていることがわかりました。

2021年7月31日土曜日

創立20周年謝恩抽選会

 無事に終わることが出来ました。全ての人に感謝の気持ちをお伝えしたいです。

コロナ禍でのイベントは一年以上かけて計画したものが変更につぐ変更でした。当初、ほぼ決めていたのは「大人キッザニア」で18歳以上を対象にしたキッザニア貸切プランです。二番手候補が海遊館貸切、それらがコロナによる貸切不可能となり区民センター貸切プランを企画しました。こちらも延期ばかりですが、何とか実現できました。

 やや余った時間で参加スタッフの紹介をしようかと思いましたが、記念撮影にしました。壇上での歓談はコロナへの一抹の不安はあるものの盛り上がっていたようです。スタッフの周りに多くの笑顔を見ていてとても嬉しい気持ちになりました。新旧様々な在塾生と卒業生が上がってくる姿はとても感慨深かったです。見ているほうが好きなので、奥からしっかり見せてもらいました。

 マスク越しでは誰か分かりにくいのが難点でした。また、せっかく1人で来ていただいたのに充分話せなかったり、多忙にも関わらず仕事後に駆けつけていただいたのに充分にお構い出来ず非常に心苦しかったです。

 足立が冒頭でしていた紹介を私もしたかったのですが時間が足りず割愛しました。ここでその代わりをしたいと思います。東佳弘は諸口の一期生。数学のセンスがあるものの一番頑固でした。その信念が有ればこそのオリンピック出場だったと思います。勉強も陸上もストイックに極めていました。倉悠貴は天然キャラです。コメダ珈琲でバイトしていたとき、床に落ちたゴミをスッと拾った心遣いに感動しました。いつでも変わらぬ愛すべきキャラとして接するので、芸能界に疲れたらいつでも連絡ください。

 井川明依香は素直で明朗活発。説明の上手さは高校生レベルるではなく、大手塾なら校長レベルです。山口彩愛は努力家であり、責任感が伴い頑張ってくれています。できればワンセで教壇に立ってもらいたいです。

 原一未は自分の能力を客観的に判断し、少し力を残しておくセンサーと興味がある分野における探究心が秀でています。牧野楓はワンセでは珍しい大学生事務スタッフですが、彼女なしにはワンセは回りません。唯一無二の存在です。

 西壅尚哉は人が集まり、可愛がられるタイプです。努力家でもあり、どんな世界でも上手にやっていけるでしょう。三好真央は初志貫徹で継続した努力ができ、向上心があります。優しさと厳しさがあります。

 福島凪佐は初代英検をチーフとして完全に任せました。新部門を立ち上げて任せて大丈夫な大きな逸材です。幸田樹音は継続した作業をコツコツこなす能力に長けており、非常に献身的です。少し謙遜心が強すぎます。

 結縄光平は勉強の虫です。ガリガリやり続けたのは凄い。長時間勉強できるのは立派な才能です。また色んな意味でスマート。前原太陽は輪をかけた勉強好き。趣味が勉強。好奇心とチャレンジ精神が旺盛。途中で辞めていないのが素晴らしい。

 安部光はワンセ卒業生ではありません。マイペースですが面倒見良く、多くの人に可愛がってもらえるタイプ。中塚由加里の事務処理能力は高校生にして経理事務を任せられるほどで、知的好奇心と向上心の塊です。

 西村栄美は常にリーダーシップを取れ、抜群の気遣いセンスを養い誰からも憧れられる人。最高最強のお母さんでもあります。大鹿氏を見て先生になりたいと思った人がたくさん出るほど根っからの良い先生です。

 最後に足立は私の人生に最も影響を及ぼした人です。人ってこんなに深く物事を考えて言動しているのだと知りました。

 特に今回のスタッフは私の強い要望(ワガママ)で強引にお願いしました。来てくれないと寂しくて嫌だからです。

 私自身が話したいのと、何よりはこんな未熟な私をサポートしてくれている感謝の気持ちは一生変わりません。大人になると何か機会がないと改まって感謝の気持ちを伝えるのは難しいです。本日ご来場いただいた全ての方々、スタッフ、祝電をいただいた方々に心より感謝申し上げます。

2021年7月29日木曜日

最近の出来事

  夏期講習会が始まっています。ところで、講習会ってボーナスに似ていると思いました。普段足りないところ(お金・勉強)を補えるからです。出来ることを考えながら計画的に有効活用しなくてはいけません。

 そんな夏期講習の出来事です。4年生は大きな数から復習していますが、少々怪しい箇所があったので来週以降宿題の量を増やす方向で調整中です。質の高い宿題を出して基本の定着を図ります。学校で困らない程度の基本は全員クリアしていますが、100点を安定して取れない取りこぼしが気になるのです。

 5年生はゆっくり進んでいます。基本の定着に時間をかけているからです。例年なら計算をしてからの約分に時間を費やしている時期ですが、まだ約分と通分の徹底しています。基本を疎かにして進んでも良い結果にはまりません。それでも過去最遅な進路は少しこちらが焦っています。

 6年生は計算特訓中です。基本的な計算問題はそこそこ正答率は高いですが、中学入試レベルの計算になると少々正答率が下がるのが気になります。ここで徹底しておかないと中学生の数学で伸び悩むのでしっかりやります。

 毎年様々な課題がある中1ですが、今年は計算の正答率が低いというのがネックです。例年、計算の出来た者帰りは月1のペースで行っています。ただ、計算緊急事態宣言中の今年は毎週行っているのにお呼び出し率が8割という結果に…ちなみに漢字テストや社会の小テストはギリギリ及第点の結果です。全く勉強をしていないわけではありませんが、450点を安定して取るには心許ないです。と書いたのが、月曜日。実は火曜日の計算テストで初めて全員合格という快挙です。

 中2は新入生が急増し、少し雰囲気が変わりました。特進数学は少し授業のスピードを速め今後の応用発展問題に突入。緑SSYJが健闘中。緑KTも悪くありません。その他女子は色々なものと戦っています。数名が標準への変更を希望してきたのは残念ですが、今後復帰して来る日を待ちます。あ、新入生の緑IMが謝恩抽選会の商品で欲しいものに「キャベツ」をリクエストしたので5個追加しました。

 中3は入試問題チャレンジ中。社会の不出来を嘆いていましたが、緑HAが実力発揮。流石の追い込みを見せています。ただ、実力を勘案するとその他に及第点の子がいないのも事実。全員に対してこの夏は理科社会だと言い続けてきたので、結果を信じています。無理やりやらせて伸びる時期は終わりましたから。そうは言っても諦めきれないのでちょくちょく口を挟むとは思います。

2021年7月20日火曜日

最近の出来事

  昨日から夏期講習会が始まりました。授業が空き時間なしの4時間連続は体力的に大変だと実感しています。懇談会や高校の先生方・業者さんとの折衝など止まっていた時間が一気に動き出した感じがします。

 そんな中で人と会って様々な話をするのは自分を客観視するうえで非常に役に立ちます。また、エネルギーのある人との会話は充分なモチベーションにもなります。コロナ禍で人と接する機会が減っており刺激を受ける機会が減っていましたが、新たに知り合った人との会話は新鮮で充分に刺激的です。殊に頭の回転の速い人との会話は非常に楽しく感じます。

 さて、今年はイベントが多い年です。春先の進学説明会は当初予定の6月から3月、再び6月、最終的に7月2日に行われ変更の準備に追われました。同時に変更続きで各関係者にご迷惑をお掛けしたことをお詫び申し上げます。恒例の中学生の秋の遠足は小学生も参加可能な「木下大サーカス」に決まりました。小学生も一緒なのは初めてです。無事に匠の技や動物のパフォーマンスを楽しんで来ようと思います。

 各学年の出来事は明日より少しずつ書いていきます。

2021年7月8日木曜日

最近の出来事

  テスト対策と高校進学説明会が終わり、懇談会シーズンとなりました。再来週からは夏期講習会、月末に創立20周年イベントがありしばらく全力で駆け抜ける時期となります。ちなみに9月になると入試対策で更に密なスケジュールになるのは確定です。

 では、久しぶりに授業の出来事。小4算数は平行と垂直についてしました。三角定規を用いて平行・垂直の確認ができるかどうかが肝。分度器・コンパスの使い方同様に手先の器用さが要求される単元で、スッと出来る子と時間をかけて出来るようになる子の差が非常に激しく、集団授業でやるのはなかなか大変な単元です。小5算数は倍数・約数の導入が終了。いよいよ何故か完全徹底に時間がかかる「約分」の導入が近づいています。例年、約分の意味や、やり方は分かっていても忘れずにできるようになるまで時間がかかる単元で戦々恐々としています。小6算数は最近雰囲気が良く、課題への勉強も申し分ありません。円の面積の応用問題も自力で解ける問題が多くビックリです。残念なことは男子全員計算ミスが目立ったことですね。ただ、今後の成長へ期待が高まります。

 中1数学は例年よりも1か月ほど進度が遅いです。計算の徹底が出来ておらず、まだまだ基本の完全定着が終わっていません。出来た者帰りを本格化してお呼び出しも増やします。しばらく基本の徹底で、夏期講習会中盤あたりから少しずつ応用問題へも挑戦していく予定です。中3まで安定して90点以上を取れる土台を確立していきます。

 中2は特進数学のみの授業でした。期末テスト終了後、一次関数の導入。標準よりも1.5倍から2倍の速さで展開しています。概念や理論も話しているのでこちらは楽しいです。緑IRKWは自分の意思で標準の授業も参加して頑張っています。そのような姿勢が大切ですね。

 中3は五ツ木過去問チャレンジ。国語では緑MYが2連続偏差値70超で良い感じ。数学ではトップ緑HAで2番手がMYでした。数学社会で緑SEがほんのり活躍しています。

2021年7月2日金曜日

最近の出来事

 今週は高校説明会があり、懇談会の準備もありでバタバタしていました。そんな本日は進学説明会へのご来場ありがとうございます。では、テスト結果報告。

 たまには中3から。びっくりしたのは国語と数学の平均点の高さです。塾内平均が高い順位数学・国語・理科・英語・社会という並びは初めてです。前回ミスをして非常に悔しい思いをした緑HAはリベンジこの時期に自己ベストを更新。数学国語満点でトータルの間違い数が4問。緑MY、NW、MSからも数学満点報告です。緑NWは中1の一学期中間超え緑OA、IS、鯰江SMは自己ベストやそれに準ずる成績でした。
 中2は緑SSが安定してできることが増えてきました。緑YJと共に学習奨励賞(480点超え)ゲットです。前回学習奨励賞受賞者の緑SYは少し足りませんでした。新入生の緑IMは140点ほどupして高得点をキープしています。菫MNは中1よりも出来ることが増え450点超えが実力のように感じる機会が増えました。緑HRはあと1点に泣きました。前回大幅アップで大台に乗った緑KTNRは今回少し落としたのが残念。トータルでは入塾前より上がっていますが。 

 中1は学習奨励賞が出なかったのが残念。一番易しい中間テストよりも点数を上げてきた緑OYが敢闘賞ですね。緑IHが理科以外は良かったのにそこが玉に瑕です。ギリギリ及第点の400点をぼぼ全員がクリアできたのが少し良い材料。これからキープするのが大変なのですが。「ほぼ」ということで約1名の未達成者には夏休みを中心にしっかりと頑張ってもらおうと思います。

 ちなみに中3は五ツ木過去問を解いて悲惨な結果でしたが、解説を聞く雰囲気はしっかり受験生でした。本日嘆いていた昨年緒の受験生より早い時期から受験生にらしくなってきました。本日の説明会で「6年前残念な結果に終わった子の報告を聞いたとき、心が修羅場だった」と話しました。その後に「私のほうが力不足で申し訳ない気持ちでいっぱいなのに、それを抑え込んで励まさなければいけないこと(が修羅場の原因)」と伝えたいところを省略して「残念な結果を聞いたことそのものが修羅場」と捉えられたなら修正します。

 さて、明日からの懇談会に備えて英気を養います。

2021年6月25日金曜日

高校レポート番外編~常翔啓光&大阪国際(旧滝井&大和田)

  月曜日に常翔啓光学園にご訪問しました。本来ならばレポートをするところですが、テスト直前で自習が多かったため掲載を見送ります。9月に再度訪問予定ですので、お待ちください。ただ、こともあろうか私がアポの時間を勘違いし時間に遅れるという社会人としてありえないことをして非常に申しわけなく思っています。

 色んな先生方と話をしていて私の体感は少数派なのだと実感することが多いです。経営者の視線で全く塾を見ていないので、常に効用(満足度)の最高を目指しています。子どもにとって、保護者のかたにとって。そのために短期的に塾にとって損になる(可能性がある)からといって思ったことを言わなかったり、手が縮こまることがあってはならないと思っています。経営者として、上司として世間の過半数の意見に属していなくても効用追求の思考は変わらないと改めて思いました。してはいけないことを子どもたちがしたとき、自己防衛や諦めで注意できない先生になったり、そのような感情が芽生えなくなたら教壇から降りるときだという思いも変わりません。

 金曜日は合併される大阪国際大学高校(現大阪国際滝井・大和田)に訪問しました。一昨年まで大阪国際大和田が大阪府のイチオシだったのは事実です。果たして入学時偏差値は最高・国公立の進学者数も最高、それでも私の評価は過去10年で最低です。その心は入学時の偏差値からの伸び率に満足のいく結果になっていないということです。昨年まではそれでも数字は悪くないので、大和田よりも上の高校のほうが少ない、と紹介してきました。

 感情を伏せ、まず、新校の教育方針を伺ったところ、社会に出てから役立つ人材教育に力をいれるとのことです。この方針は同意です。私もその通りだと思いますし、ことある度に社会情勢や社会からのニーズ、そのために中学生がしなくてはいけないことを伝えています。非常に重要なことだと認識しています。ただ、前提があります。それは結果を出していること。つまり合格実績や定期テスト結果です。それを出さずに1コマの時間を費やして将来について語っても「そんな暇あるなら授業しろ」というお叱りの声が届くでしょう。学校現場でも授業の質を低下させて理想や夢だけ語られたら困惑や怒りになります。清風高校はスーパー5(?)と名づける学年上位5人程度まで(上位1%未満)に世界水準の帝王学もどきを授け、その他大勢は興味ないという旨の発言をされたのと被りました。

 理想の社会人像を語る前に、先生自身が教授力や教材研究を真摯に取り組んでいただきたい。担任なら自分のクラスに興味をもってもらいたい。私は全ワンセルフ生の成績を把握しています。何も見なくてもある程度細かい話はいつでも出来ます。また、自分の担当教科の数学では解説しながら、たった今の言葉を誰が理解出ていないか把握しています。ある程度プライベートなことも知っているつもりです。その旨の発言をし「それは教員にとって(できていて)当たり前」とおっしゃったときに全く現場が見えていないのだとわかりました。

 大和田に限らずそんなレベルで生徒を把握している先生は皆無です。好文学園女子や常翔啓光ならありえるかもしれません。大切なのは出来ていないことが見えているかどうか、です。子どもたちやスタッフにも言いますが、自覚があることは勉強であれ性格であれ仕事であれ成長・改善される。でも、自覚がなかったり他人からせっかく指摘されても自分には関係ないと思うと一生成長できません。

 某文理学科の元校長に「生徒の質に頼った授業で教授力なし・教員の頑張りなし」と伝えたところ「ウチの先生は頑張っていた」との発言を聞いたとき、その高校の成長は止まると確信しました。第3者が当事者についてダメ出しをしたのに頓珍漢に「いや、うちはみんな頑張っている(いた)」では、教員の向上心など芽生えるわけはありません。ダメな状態を褒めて現状で満足している現場の出来上がりです。

 かつて、自信を持ってお勧めしていた学校である太成学院大学高校が数年で超ダメな高校になりました。良くなるのも悪くなるの速いです。私の進路指導の根幹は(学力・性別は関係なしで)自分の子どもなら預けたいかどうかであり、不変です。アンビバレント(愛情と憎悪は表裏一体)ですね。憎悪はありませんが失望はあります。

2021年6月18日金曜日

高校レポート③~常翔学園高校~

 昨夜、4たびバイクのバッテリー上がりをやらかしました…1年で4度とは本当にダメダメ星人です。スマートキーになって最後にスイッチを廻し忘れているのです。

 そんな金曜日に常翔学園高校に訪問しました。早速レポート。校風3.5授業態度3.5教授力3.5お勧め度3.5。この数値は平均的に高いです。中でもスーパーの熱量はなかなか暑かったです。年々、教授力が上がり続けているのは先生方の努力の成果でしょう。同じ進学校でも生徒の質は非常に良いのに教授力不足で育てられない高校が大半です。

2021年6月15日火曜日

続・中1へ

  今日は10時になっても訓話が続きました。昨日のブログにも書いたことの説明と補足ですね。今年の中1は勉強について我流が目につきます。塾で厳しく言われているのは勉強の優先順位(学校の提出物・塾の提出物・宿題)問題演習の仕方(解く・溜め込む前にすぐ丸付け・間違い直し覚え込み)です。当たり前のことだと思っていますが、これが出来る子は安定して450点を超えて公立でも自覚で勉強できます。逆に問題演習しても丸付けしない・不正解でも○にする・間違い直しをせずに次の演習をしたりするのは非常に案じられます。

 授業後に話した内容は、上記のこと出来ないことを社会人の仕事にからめた例え話です。「丸付けをしないのは最後の詰めをしない→マクドの調理でラッピングせずにそのまま提供する」「一度間違え、模範解答を伝えても直後に5度繰り返し同じ間違いをする→提出書類で同じミスを続けてする」「適当に丸付けをする→書類を適当に書いて数値を何度も間違う」などです。

 雇う立場で考えてみると、仕事は出来ずフォローのために時間は費やした上で賃金を払わなくてはいけない。雇いたいと思うのか。同僚だったとして同じチームで働くと効率が下がり仕事の評価が下がり、賞与・給料が悪くなる。一緒に働きたいと思われるか。

 ここ最近、ずっと彼らについて案じていた内容をストレートにぶつけました。大人になってから誰からも注意されずに少しずつ距離を取られてようになってほしくないので、本音をぶつけます。今の時代、親以外の大人はなかなか叱ってくれたり本気の感情移入をしてくれません。まだまだ鈍い小中学生だからこそ、本気でぶつからないといけないと考えています。

 点数は悪くない、性格は良い、学校の先生からは悪い評価はされない子たち。だからといってこのままで良いはずはありません。その子の性格や状態に応じた成長をして欲しいという気持ちは不変です。

2021年6月14日月曜日

テスト対策の出来事

  中1は横堤WA、緑NYOY、菫KNが前向きに引っ張ってくれようとしています。また、面倒見が良いので授業後に他の子を助けている場面もよく見かけます。ただ、自習中の集中力の持続が厳しくなったときが課題ですね。隣を見て話し掛けたくなることもあるようです。当然、認めません。前回は緑・今津中のみが中間テストありで、他中はありませんでした。よって、鯰江・横堤・菫中の子たちにとっては初のテストです。

 テスト対策期間でしていることは学校の提出物・塾の課題。まだまだ自覚の乏しい1年生はこれらをして勉強した気分になっています。日・月と連続で注意されましたが、宿題・課題・提出物は勉強ではありません。解いた後、間違い直しをしたり覚え込みをするのが勉強です。「学びて時にこれを習ふ(孔子)」教えてもらったことを適宜復習して自分のものとする、という意味です。彼らに欠けているのは正にこの姿勢。一気に問題だけ解き丸付けや間違い直しを一切せず「終わりました」と平気で言う子。提出日を守れない子。

 本当にこれが仕事だったら社内のお荷物と思われる行為です。書類の締め切りを守れない、書式は適当、説明を聞かず、同じミスを何回もする。そんな将来が目に浮かびます。そうならないために課題をきちんと出来る訓練をしてもらわないといけません。適当・自己流が認められるのは仕事(基本)が出来てこそです。

 何よりワンセで長時間机に向かっているため、勉強している気持ちになっていることが怖い。塾でしているのは本来自宅でしなければいけないことだけでプラスアルファになる重要な勉強は出来ていません。ワンセでこれを「勉強」と認めていないのは自分で考えた課題ではないからです。400点は取れても450点を超えられない時間の遣い方になります。気持ちはあるので、「正しい勉強方法」についてしっかり伝えていこうと思いました。

2021年6月12日土曜日

最近感じること

 テスト対策期間に突入しました。前回のテスト結果は悪くなかったですが、平均点もそこそこ高かったので、今回は前回以上が目標になります。新入生は自己ベスト更新が大きな目標ですね。ブログの表現は「目標」実際の感覚はサラリーマンの「ノルマ」に近いです。達成に向けて頑張るのは全員共通。自分なりの確立されたスタイルがあるならそれを、ないならこちらですべきことを明示して頑張ってもらっています。私は自主性を尊重していますが、その中に「勉強しない」という選択肢はありません。集中できる時間と場所を提供するからきちんと頑張りましょうというスタイルです。

 ワンセの子たちの平均点の高さはどこの塾にも負けていないという強い自負があります。全生徒平均でも特進生の平均点でも。それは費やした時間の成果です。座って聞いているだけで賢くなりません。

 ところで、最近の子たちは集中することが下手くそになっているように感じます。脳をフル回転させて考えなくてはいけないときに顔を上げているだけで、脳はお休み中と感じる機会が多いです。受験生になるとしっかり授業に入ってきている感があるのに「聞く」ことはできても「(しっかり)考える」ことをしない・出来ない子が増えています。

 如実なのが国語。長文読解をさせると、文章から抜き出して考えて文末に「~こと。」「~から。」で結んでおしまいという解答が目立ちます。それでも学校の定期テストでは90点前後取れるので、長文が出来ないという実感が当人にないのかもしれません。だから厄介なのです…。自分の考えたことを相手にきちんと伝える習慣がほとんどないのかもしれません。親は無意識に理解しようとして解釈してくれるので、言葉不足だから工夫する経験の場がない、そこにSNSは短文で接続詞を省略してやり取りすることが拍車をかけていると推測しています。

 自分の考えを文・文章で書く経験の重要性を強く感じます。最近の子は友人と真面目な手紙のやりとりはほぼしません。恋文(ラブレター)も今どきは用いないことのほうが多いです。結果、文章で端的に伝えることも、逆に冗長や飾り言葉でユーモアや深く感じさせることもできない。受験生になり必要に駆り立てられると短期間で出来るようになるので、それまでは脳を真剣に働かせていないのでしょう。

 長文読解の設問解説では模範解答を書くことよりも、自分の文と模範解答の文を比較して何がずれていたのかを考えるように指導していますが、頭の中なのでどこまで実践してくれているのか確認のしようがありません。国語の指導者としての愚痴ですね…。定期テストでは5教科ワーストが続きます。それでも試行錯誤しながら公立国語では足を引っ張らず、助けてくれる結果にはなっている点だけが救いです。公立入試で点数を取らせる自信はあります。普段が…

2021年6月9日水曜日

最近の出来事

  久しぶりの授業の出来事。まずは小4算数から。分度器の使い方が終わり、小数点の導入をしました。ここまで順調だったMEが今週は珍しく集中力が欠けていました。少しお疲れモードだったのでしょうか。YAは数字について考える問題は出来ています。THは安定の理解度とミス…。MYも含め、集中力が去年よりも持続できるようになっています。小5はムラのある学年です。少し難しめの問題をあっさりクリアしたかと思いきや、比較的易しい問題で思考がフリーズすることもあります。課題はムラをなくしてモチベーションを高めでキープすることです。小6は相変わらず計算ミスが気になります。なかなか制限時間内で全問正解できません。今後の大きな大きな課題です。そろそろ本腰を入れて対策していきます(居残り&補習)

 中1はようやく基本的な学習習慣の定着の中盤戦に差し掛かろうとしています。注意される機会が激減しました。課題に対して非常に手抜きが目立っていたのですが、少しずつ改善中です。土曜日の自主的なお呼び出しも来る子の方が多く、良い雰囲気になりつつあります。同時に、勉強に対して前向きに取り組めない子への対応を模索中です。

 中2はテストの結果が悪くなかった子が多く、学校ではチヤホヤされる機会も多いでしょう。ほとんどの子へは不満がないですが、私は性格的に取り切れなかった子が気になります。中間テストで400点取れなかった一部の子たちと、新入生の大幅アップに尽力します。ちなみに特進数学は95点以上という基準点をクリアした子が対象です。緑IMはレベルが高く、標準クラスと掛け持ちで受けることになりました。良い心構えです。緑KTが良い思考をしていました。初見の問題の切り口は一番かもしれません。点数以上の伸びを感じるのは緑SS。貪欲さが良いですね。

 中3は受験に対する意識の差から、かなり実力に開きが出てきています。与えられたことをマイペースでこなしている子と、目的意識がある子の差です。例年よりも早い段階で将来について考える重要さを懇々と話してきました。それが響いている子とそうでない子の差です。まだ間に合うギリギリの時期なので、自分のために色々努力を初めて欲しいです。かつて文理学科で残念な結果に終わった子は志望校がブレているケースが多かったです。文理学科に合格する子は早い時期で意思表示をしています。ちなみに特進数学は二次関数の応用をしました。ここからはテスト対策と実力(五ツ木)対策、その後教科書を終わらせて夏休みが始まる頃には本格的に過去問モードに入ります。

2021年6月8日火曜日

高校レポート②好文学園女子

  今年第2弾は好文学園女子。バイクで颯爽と向かう途中、財布を忘れて引き戻し慌てて高速道路に乗ったのは内緒です。

 聞きたい話のトップクラスである卒業生の現在を校長先生が詳しく教えてくださいました。この心遣いが出来る人は本当に有難く、安心してお預けできると実感します。では、レポート。校風4、授業態度3.5、教授力4、お勧め度4.5。正直、授業態度と教授力はコース格差が激しいです。それでも、昼からの眠い授業で睡魔に負けない様子は、入学時の偏差値を鑑みると非常に優秀。今年も女子高イチオシはこになる可能性大です。

 ところで、比較的面倒見が良いと世間で言われている高校で、昨年度「お預けした○○(固有名詞)をくれぐれもよろしくお願いします」と言った反応です。大阪国際大和田高校→完全スルー、常翔啓光→1度目スルー、2度目で生徒呼び出し形式的な訓話、常翔→担任から本人へ「勉強してくれないと困る(と懇願)」常翔ではサラリーマン風の上司から部下へのノルマのような感じで受け止めていました。それでも充分熱意のある先生方がいらっしゃる3校です。その他は推して測るべしです。

 真にお勧めできる高校は、現状を悲観し、お願いしに行かなくても大丈夫な高校です。そんな高校をたくさん紹介できるようになればいいと願っています。

2021年6月3日木曜日

大阪国際高校(旧大阪国際大和田・滝井)・大阪薫英&高校レポート①樟蔭高校

 ここ15年間、ずっとイチオシだった大阪国際大和田高校。数年にわたり特待Aに選抜された卒業生を数名お願いしています。果たして、入学時よりも成績が下がった子のほうが多い状況。国公立大学合格者数は右肩上がりですが、入学時の偏差値はもっと右肩上がり。つまり、高校での伸び率は低下しています。成績も努力も申し分ない子をお預けしたのに導いてもらえないケースが近年急増している現状に繋がります。高校在学時より何度かお願いしましたが、現場には全く届きませんでした。中学生のときに偏差値65オーバーの真面目優等生の進学先を聞いたときは驚きました(通称Fラン)。なぜ、そんな進路指導になったのか未だにモヤモヤが晴れません。せめて、今預けている子たちはしっかりと見ていただきたいと切に願います。15年前に大手前の併願として受験を勧めたときは「なぜ大和田(偏差値が当時は低かった)に」という意見も多数いただきました。それでも指導力と熱量は当時の啓光学園と並び素晴らしかったです。そう、過去形です。あの頃の指導力・熱量に戻ることはないのでしょうか。

 ちなみに薫英も栄枯盛衰。一時期は1年間留学しても帰国後に勉強三昧で関関同立へ導いてくれました。学校の先生方も一丸となって、風通しも良かったです。今年度から渉外担当になられた某公立上がりの元校長は、アポなし訪問でソーシャルディスタンスのため間隔を開広めに取っていたのに敢えて詰めてこられた上、椅子は出したまま。椅子を引くよう指導する立場の人がそれではダメだろうと実感しました。昨年度、コロナ禍の真っ最中に取材依頼に来られた日日新聞の偉い人がマスクずらして鼻をほじったこと(2回)と同じぐらいの衝撃でした。

 では、樟蔭高校のレポート。校風・教授力・授業態度・お勧め度を5段階で報告します。参考までに四條畷高校で「3」です。3.5以上でお勧めできる高校になります。校風4、教授力3、授業態度3.5お勧め度3。毎年、初めの学校は評価に悩みます。でも、ここを最初に見れたのは良かったかもしれません。平均的な面と、それ以上の面が見れたからです。通称「学園通り」と呼ばれるほど近隣に私立高校が固まってる立地。近畿大学付属高校・大阪商業大学高校・東大阪敬愛・アナン学園があります。ちなみに公立の布施高校・布施工もあります。その中で授業態度の良さはダントツでした。落ち着いた名門女子高の雰囲気ありです。近高には近大にいけるという大きなアドバンテージがりますが、その点を除けば「学園通り(公立含む)」の中で樟蔭高校がイチオシです。

 

志望校の選び方

  昨年、受験生のエンジンのかかりの悪さを嘆いていました。やっと受験生らしい雰囲気になったのは年を明けてから。チャレンジテストも問題の難易度から推して、平均点がとても低かったです。つまり今の中2・中3はとてもレベルが低いということです。いつも通りだったワンセの子たちは周りが下がった分、相対的に順位が上がり評定が想定以上に良く「5」が連発していました。当該学年では上の方に行くでしょう。このツケは大学入試で浪人生との争いになったとき顕著になります。それを危惧して、できることをしなくてはいけないと焦っています。

 余談が長くなりましたが、高校の選び方です。

1.(国公立・関関同立など著名な)大学進学するのどうか

2.進学するなら公立高校+予備高校か、私立高校か

※文理学科でも予備校は国公立で高2夏、私立なら高3から通塾必須

3.私立高校選択なら更に3択

(1)大学附属で普通に過ごせば大学進学が保証(関大北陽・近大付属高校)

(2)指定校推薦の多い高校を選択

(3)勉強をガリガリできる環境

 ちなみにとりあえず公立高校とお考えの場合は、今は普通科ではなく総合学科の時代です。また、どんなに面倒見の良い私立高校でも勉強する前向きな気持ちがない場合は置いていかれます。開明・桐蔭・大阪国際大和田のように入学時の偏差値がそこそこ高くても、在籍するだけで国立に行ける雰囲気を妄信(洗脳ともいう)し、現実に気づくのが高3の冬になるとどうしようもありません。

 もし、私立高校(専願)をお考えの場合はお子さま自信がどういう高校生活を送りたいのか明確なビジョンを持って受けてください。公立高校の場合は勉強は高校に頼らず、予備校(塾)に行き、勉強をやり始める時期を明確に決めてください。保護者の方へのお願いは「ブレない方針」です。一番避けていただきたいのは「部活等プライベートも充実させ、勉強も頑張って欲しい。大学は関関同立ぐらいは…」関大北陽以外へ進学した場合、最も非現実的になります。部活をする場合は余った時間は勉強に費やす・引退の時期とそこからの追い上げは必須です。

 

2021年5月28日金曜日

中間テスト速報

  緑・茨田中のみですが9割以上返却されました。学習奨励賞対象の480点以上は中3MY、中2SSYJSYが達成。中3HA、中2OYは僅差で逃しました。満点は中1FHIH中2SSIRMTKT中3HA、SE、MYから報告がありました。未返却があるので増える可能性はありです。中1はサービス問題なのでこれを維持できるのかが最大のポイント。中2はこの時期でもSSOYYJNRが自己ベスト更新してきました。1年の1学期よりも上げてきたのは立派です。中3はMYが自己ベスト更新の勢い。

 先ほど、Twitterにアップしたのですが、昨年度入塾した中学途中入塾生の全生徒平均点282点に対して今回123点アップしたのは凄い!ちなみに200点台で入塾した全員が400点を超えています。最低点が394点なので頑張りを褒めたいです。

 そして特進生の全生徒平均点は473点です。未返却があるため参考記録ですが、全生徒平均点でどこの塾にも負けないようみんなの頑張りを維持していきます。


 昼間に樟蔭中学高校の先生が来られお招きいただいたので、来週から高校レポートを開始します。忖度なしの高校レポートに乞うご期待。


2021年5月24日月曜日

最近の出来事

  6/4の高校進学説明会&創立20周年イベントは緊急事態宣言が延長された場合、原則中止とします。もし、鶴見区民センターが開館される場合は高校進学説明会は開催する方向で検討中です。卒業生と久しぶりに会える日をとても楽しみにしていたので非常に残念です。このイベントにかける思いが強かったため、モチベーションアップの機会を探さないといけません。

 コロナ禍で、ワンセの在り方を模索し続けています。昨年までのエンドレスは10時から10時が普通でしたが、塾内での飲食を避けるため(飲むのはOK)朝はオンラインまたは通塾、1時から通塾で原則20時まで、延長も21時を目安に終了しました。夜は空腹の限界を超えて残る子が多く、健康面に配慮したことが大きいです。短時間になったので要領良く勉強してもらいました。ちなみに、最も大きく変わったのは提出物の雑な子への対応です。かつてはお呼び出しを続け、強制勉強をさせていました。ただ、コロナ禍の昨今は感染拡大防止対応が大前提になります。彼らへ個別対応する時間や空間の提供が難しく「宿題・提出物は家でする」「塾ではプラスアルファのことをする」ことを今回のテーマに掲げていました。どうしても出来ていないことが気になってきたこれまでですが、今回は中間層に照準を合わせました。課題に対する取り組みなど目に見えにくい部分での手抜きを認めない方向で管理することに注視。手応えは今までよりも良いかもしれません。

 これまで「お預かりした全てのお子さまをしっかり見る」ことを根幹に指導してきましたが、手のかかる子に割く時間が長過ぎたのかもしれないと思っています。期末テスト対策では宿題・課題は自分で管理してでき、プラスアルファをする体制で臨みます。それが出来ない子は2週間前からZoomなどで家庭学習を管理する予定です。「放置しない」塾ですので、そこは不変です。

 ちなみに現在数学は中1と中2・中3は特進のみ教えています。中2中3の数学から一歩引いたのは公式を覚えてこない・基本的な途中式のルールを疎かにする子が気になりすぎたから。最低限度のことができない子は非常に気になるので時間を費やし過ぎた反省からです。

 その時間を中間層以上の子に割り振り、できることを増やそうと考えています。ワンセでは「間違い直し」「覚え込み」を重視していますが、問題演習をするのが目的になり復習が充分でない子、単純暗記が出来ても問題に生かせない子がいます。これらの課題がクリア出来たら全生徒平均450点も見えてくると思っています。いつまでも全生徒430点前後の平均点から脱出させたいです。

 最終目標は志望校全員合格です。今年は志望校選びがかなり遅いので危機感しかないところに加え、高校進学説明会も開催が危ぶまれています。代替会場も検討しましたが、緊急事態宣言下で移動距離が長くなることを懸念し断念しました。中止になったときのための資料を明日から作成します。

 タイトル違いになってしまいました。各学年の出来事は近々アップします。

2021年5月13日木曜日

最近の出来事

  ようやく各中学校の中間テストについて情報が出揃いました。決行:緑・今津・茨田、中止:鯰江・菫・横堤・旭東です。

 意外だったのは今津中学。すでにテスト1週間前を切っているので試験範囲の狭さから中止かと予想していました。ちなみに中1は初のテスト対策なので勉強の仕方を教えるところから。いや、それ以前に学校の授業態度を指導するところからですね。例年、自分の中学の試験範囲を知らないのは普通で、今日の授業でした内容を言えないのも普通。社会であれば、何でも良いから一単語学校でやったことを教えて、と言っても覚えていない・聞いていない子が一定数います。塾での様子をみていれば「さもありなん」というところです。とにかく自分で考えて行動できないのが最近の子の特徴かもしれません。言われたことの一部はやる、という感じです。指示待ちで、気づきを促しても待っていたらテストが終わり、入試が終わってしまうので様々な声掛けをします。

 中1はGWの宿題を期日までにまともに提出できた子は若干名。大半は修正して提出。それでも問題ない子は半分ちょいです。残りは適当が目立ちました。試験範囲と異なるところを再提出させても仕方ないので、これについては先送りです。ウチの子たちの平均点が高いのは出来る子を集めて授業しているからではなく、細かく丁寧に指導している結果だと思っています。放っておいたら勉強しない子たちのほうが多いですから、何とか目的意識を持って机に向かってもらうようにしています。目的意識を持ってもらえないなら具体的にやることを指示して管理します。正直、この管理が卒業後に無くなったらどうなるのかという心配はします。それでも、すべきことを伝えるだけ、とかヒントだけ与えて本人の自覚に任せるという指導方法で全生徒平均が430点前後になるとは思いません。

 中2は緑SSYJ鯰江MHが頭一つ抜けてきました。差を感じます。数学ではまだもう少し多い人数で授業していますが、そのほかの子には差を痛感して追いつく努力をして欲しいと思います。

 中3は緑SEに奮起を促します。今、頑張れるか・ふわふわするのかの大きな分岐点だと感じます。期待しています、というかこれ以上がっかりさせないでください、というか両方本音です。

 愚痴が多くなっているのは、本当に嫌だった昨年のコロナ禍における勉強意欲が低下しているのに自覚がない雰囲気が全く同じ状態になりつつあることです。更に受験生は高校についてまだまだ他人事で考えていません。7月の懇談会の時点では専願か併願は決定していてほしいです。そんな思いから私が一番焦っているのかもしれません。

2021年5月7日金曜日

最近の出来事

 コロナ禍のGW明け、昨年は祝日返上で分散授業を実施していました。みんなの気持ちが緩んでいたからです。健康で感染拡大防止に努めるのが最大の目的だった昨年は家でダラダラしていてもゲームばかりしていても黙認する状態でした。受験生は全く自覚なく、冬まで勉強する雰囲気はありません。仕事上、最も嫌だったのはみんなの気持ちが前を向かいことでした。今年はそんなことにはならないと思っていた矢先…
 
 去年と受験生の雰囲気はそっくりです。志望校や将来について考えていません。昨年から気をつけて色々話をしてきたつもりですが、非常に悲しい気持ちになりました。公立・私立を決めている子が若干名で、まだ決めていない、というか、進路について他人事で考えていない子が大半なのだとわかりました。今までは全力で引っ張っていきましたが、これからはやる気が重要です。志望校の無理を言わないなら構いませんが、この仕事を生業として選んだ者からすると、物足りません。受験期は頑張ったと自信を持って語れるように過ごして欲しいと心から願っています。木曜日にご家庭で将来についてしっかり話して欲しいと言いました。是非、家族会議を開いて色々話してください。
 
 小4算数は角度について導入。円は360度であることを知っていたのはTH。当然ですが、360度が最も大きい角度でそれ以上の概念はなかったようです。多角形の内角の和などではそれ以上の角度が出てくる話をするとYAと共に興味深そうに聞いて、授業後に「楽しかった」と言っていました。そのように考えたり感じたりしてくれるのはこちらも嬉しいです。MEは頭の回転がドンドン速くなっており成長を感じます。
 
 小6算数は文字式についての導入。その中で( )について話しました。本来、特進クラスでしか話さないのですが、大学入試や大学生になったら自分の考えた式を採点者に分かりやすく伝えるために非常に有効的だという話です。みんな興味深そうに聞いていました。数学担当として嬉しい反応です。
 
 中1は宿題について目を光らせ続けた結果、ようやく悪くない状態になりました。元々性格的に爽やかで「良い子」が多いクラスなので授業自体は楽しく展開できます。社会では出来た者帰りを実施していましたが菫KNや旭東MT、茨田WSは面倒見良く、自分が終わった後も残って丸付けを手伝ってくれていました。

 中3は熟字訓ノーミスで緑HAと緑MYがビンゴ一つクリア。漢字累計7本合格でHAと緑SE、MSがクリアしました。ちなみに20周年謝恩会の景品の一つでノイズキャンセリングと外部音が取り込めるワイヤレスイヤホンを用意しました。



  
 
 
 

2021年4月30日金曜日

最近の出来事

  今回は授業の様子から。

 中3特進数学は流石に前向きで快調です。2次方程式の計算問題まで終わりました。今年はC問題及び難関私立数学に特化するとかなり前から決めていたので本気です。緑HAがクラスを引っ張っています。緑ISは発想が良く、緑MS、MYはついていくのに必死です。このペースについていくだけで凄いんですけどね。残念なのは特進への呼びかけに応えてくれなかった子たち。ずっと両手を差し出し頑張ろうと呼び掛けてきましたが、つかんでくれないのは仕方ありません。一方通行の愛(補習の呼びかけ)は寂しいので諦めます。「もったいない」とは思いますが、プラスアルファのことをするのに「気」がないと伸びませんから。それでも福島によってGWも鍛えられるので、頑張ってもらうしかありません。

 中2特進数学は鯰江MHがセンスを見せた解き方をしていました。空間図形以外は大丈夫そうなので、得意分野を究めつつ、苦手分野も克服してください。緑SSは実力が高めで安定してきました。横堤OSは悪くない数学センスを持っているのに鍛えてこなかったのですが、ここにきて少し成長の兆しを感じます。中2歴史は江戸幕府の導入をしました。興味付けから入っているので、テスト前以外は楽しく解説しています。ようやく提出物や課題の遅れがなくなったので良い雰囲気の授業が続いてるので、こちらも楽しいです。緑KWは学校の先生と塾前でニアミスしたことを30分ほどずっと語っていました。そんなに気になるのでしょうか。国語の漢字では彼女と菫MN、緑KMが7連続ノーミスでビンゴの課題をクリアしました。緑YJは計算・漢字共に一問間違いが多く、なかなかクリアできないのはもったいないです。

 中1もようやく課題の溜め込みという負の連鎖を全員脱出出来ました。ペナルティはその名の通り「罰」なので時間をかけてやっても賢くなりません。小テストの勉強をして来ずに臨むととんでもない量のペナになるのは新入生あるあるです。それを乗り越えて自己管理できるようになっていきます。中学生の階段を上り始めたのですね。長かったような短かったような気分です。今津KRや緑GRは出来ることが急増中。このまま成長を続けて欲しいところです。緑NYや菫KNは努力に対して成果がまだ充分ではありません。何とか中学校のテストには間に合うようしっかりと鍛えていこうと思います。男子はとても雑な子が多いのはある意味普通なのでしょう。少しずつ出来ることを増やしてけるよう鍛えます。中1は最も手間暇かかる時期ですね…



2021年4月21日水曜日

最近の出来事

 まずは小学生から。小4算数は大きな数をしています。例年、ここで時間を費やす子が一定数発生するのですが、今年は順調です。ただTHは理解力と比べるとミスの多さが玉に瑕。MEは理解力やスピードに課題があると1年前に感じていたのに、今は驚くほど成長しています。この時期にきちんと勉強させることは本当に大きな財産になりますね。

 小5算数は体積・容積の導入をしました。ここでヤマ場の一つ「単位変換」があります。1リットル=1000㎤など馴染みがなく覚えにくいものが登場し、イメージしにくいので定着率が極めて悪い単元です。はい、半分諦めています。直方体を切ったりくっつけたりしている体積を求める問題は難易度が高いのですがMOは積極的に取り組みUMが引っ張られている感じで良い雰囲気です。

 小6は少し大人しいのが気になるクラスでした。真面目に取り組んでいるので問題はありませんが、大阪人としてリアクションが小さいのは面白くありません(笑)課題に対しては比較的真面目に取り組む学年なので、中学生になってからの成長は期待しています。授業では、小学生で習う全ての計算問題を終わらせました。教科書とは順番は異なりましたが、その後線対称と点対称について導入。ここまでは大きな問題なく進めています。ただ、やはり計算ミスの多さが気になります。去年から急に計算ミスが目立つのはコロナの影響でしょうか。

 中1は小学生から少しずつ中学生になっていこうとしています。横堤WSと緑IS、菫KNと緑NYが良い刺激を受け合って出来ることを増やしています。緑THTSも小学生の頃の課題が少しずつクリアできています。ただ、小テストや宿題に対する認識がやや甘いのが気になります。コロナ禍でendlessの在り方について頭を抱えています。例年中1は自習室で話そうとします。それを厳しく注意して中1の後半には静かな自習室が出来上がり。コロナ禍の今年は叱りながら出来るのを待つ余裕がないかもしれません。そうなると、心苦しくも真面目に自習室を利用できない子は、使用禁止といわなくてはいけません。Zoomによる監視の下、課題をこなしてもらうスタイルになるでしょう。これは他学年も同様です。日曜日のendlessはオンラインまたは通塾にし、宿題・課題が出来ていない人は自宅でしてもらう予定です。

 中3は温度差が激しい学年です。私は国語社会と特進数学を担当しており、今は若干社会に力を入れています。勉強時間がダイレクトに結果につながるのは社会・理科だからです。木曜日は久々に特進数学をしました。平方根なのでまだまだ大したことは出来ませんが、数的センスを緑ISは発揮。今後の伸びが非常に楽しみです。緑MY、HA、MAも正常進化を感じます。例年の特進よりも良い手応えなのでこれから着実に力をつけられるよう鍛えてます。

 中2は新入生組が少しずつワンセルールを守れてきました。宿題・課題に対する認識が甘かったのですが、ようやくスタートラインに立てた感じです。このままテスト対策まで乗り越えられるよう鍛えていきます。

2021年4月20日火曜日

教育現場

 「教師生活25年~」の名キャッチフレーズの産みの親、町田先生(ど根性ガエル)を思い出しました。それを観ていた頃は25年も先生してたら大ベテランだよなと思っていました。25年を軽く10年程超えても自分がベテランだとは思いません。時流の変化についていきつつ、不変は守らないといけません。

 そんな私が読解力の低下を実感したのは20年前です。年々、通じる言葉が(語彙力)が減っています。まず、ことわざは通じません。そしてコーチング理論が流行り始めた10年前からは思考力の低下を実感。とどめにここ最近の他人に干渉しない風潮。雷親父や近所で子育てするのは今や昔。見て見ぬ振りが正義の世の中。

 果たして、頭を使わない(考えない)ことまでも個性として認めてあげようという世の中になっています。そして、注意されたことのない子が急増中です。親や家族以外に向き合って叱られたことのない子が増えています。親だけが躍起になって色々教えても馬の耳に念仏、聞いていない子が多く、勉強を含む様々なやり方・ルールを守れない、または徹底でいない子が本当に増えています。

 中学生に話したのは「勉強・宿題を仕事と置き換えて考える。仕事はグループワーク(なことが多い)グループ内に仕事(宿題)を適当にしたり、期日を守らない人がいるとそのチームの評価は下がる。そんな人と仕事をしたいと思うか。また、自分が社長ならそんな人を雇いたいと思うか」そんな内容です。極論ですが、勉強や学校におけるルールをきちんと守れるかどうかで社交性を育むのだと思っています。協調性なく、自分の好きな事だけやって通用させたいなら大学教授を目指すしかなくなるのではないかとも言います。現実的にはもっと選択肢あるものの、ルールを守れないことは仕事の選択肢を減らすことだと思います。

 勉強は知識を増やすことはもちろん、ルールを遵守することも覚える機会だと考えます。だからこそ、基本を怠り適当に考えて○×で○だから良いという発想は否定的です。基礎を守ってこその思考力だからです

 最近出した結論は、知識を増やすことを前提として思考力やルールをしっかり守ることを覚えてもらいたいということです。それを結果が出いてない塾が言うと「絵に描いた餅に逃げて勉強すら教えてくれない」というレッテルを貼られますが、成績アップや合格に関しては負けていない自負のあるワンセなら言える(できる)と思うのです。

 教壇に立てる限りは理想を追求し、サービス業になるつもりはありません。ベストパフォーマンスを出せる期間を鑑みると、先生としての終活に差し掛かっています。この仕事に就くと決めた中学生から妥協せずに教壇を降りたいと思っています。

 根幹である「お預かりした全てのお子さまにいる保護者の方の期待を裏切らない」「感情移入しながら教える」ことを不変とし、教育現場の最前線に立つ間は精進し続けます。

2021年4月19日月曜日

コロナ禍の授業

  変異株はかなりの速さで感染拡大しています。医療現場の方々の努力に深謝の限りです。そんな中、大阪市の松井一郎市長は市内の小中学校を原則オンラインにする方針だと発表しました。https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF1944K0Z10C21A4000000/

 しかも対面の授業をオンラインでリアルタイムで流す方針とのことです。対面+リアルタイムオンラインは最も難しいです。ハッキリ言って若手の先生や頭の固い先生は無理なほど難しいです。画面の向こう側の子がどういう態度で聞いているのか常に意識しつつ、対面の子にも同じ意識を持たなくてはいけません。これができないなら置いてけぼりを食らうこと必至。

 私は普段の授業で「今、話した言葉を誰が理解しているのか」をとても強く意識しています。だから問題を見れば、誰が解けて誰が解けないか分かります。その予想が外れたら「子どもの成長」または「サボって低下」です。これをオンラインでやるのは対面の数倍難しい。同時に対面の子たちも意識すると軽く10倍難しいです。 

 研修で話している学級崩壊を起こす先生の特徴は「教室がうるさくなってから注意する」「黒板を見て(生徒を見ず)授業する」で、この2つが重なると高確率です。授業では誰かが横や後ろを向いた瞬間に注意しないと手遅れになります。眼前の生徒が見えない人は画面の向こう側なんか絶対に見えません。

 翻って、ワンセは良くも悪くも個人塾です。情報をいち早く手に入れるようアンテナを張っているつもりで、有効活用しようと思っています。昨年は様々な手段を模索し、考えられるパターンはほとんど試しました。明日の知事・市長の発表を待って対策を発表します。休校はしない方針らしいですが、万一休校になれば今年もGWの祝日は対面とオンラインを併用した講義を行います。時間割はかなり流動的になりますのでご容赦ください。

 恒例のendlessも対面とオンラインを併用します。例年、自習室での私語はかなり厳しく注意していますが、今年はその可能性がある時点でオンラインで学習し、教室内で食べる行為はしばらく禁止を継続します。水分補給は可能です。出来る限りトイレはご自宅で済ませて通塾をお願いします。

 

2021年4月13日火曜日

小中高クラブ自粛へ、休校時におけるワンセの取り組み

 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210413/k10012972611000.html

小中学校が休校時、中学生の時間割を下記のように実施する方向で調整します。

朝:Zoomによる点呼。服装は外出するときと同じ。その後、課題を解く。講師への質疑応答あり。

昼:対面授業、または教科によってオンラインとの選択可。小学生の授業時間帯までを目安に終了予定。小学生は大幅な時間の変更等なし。

睡眠リズムを含む生活リズムを狂わさなないことを第一に、1日6時間集中して勉強する状況を作ります。

2021年4月6日火曜日

最近の出来事

 今日は中学校の入学式でした。ご入学おめでとうございます。残念なのは葉桜になっていて満開の桜との記念撮影ができなかったことです。反面、午前中は雨が降らなかったのは良かったです。ところで、懐かしい卒業生とのやり取りがとても楽しい。例年だと成人した男性なら飲みに、女性ならランチに誘うことが多いのですが、コロナ禍なのでままなりません。

 さて、最近の出来事は小5から。3月から春休み限定で引き受けていた国語は「答え方」の徹底と漢字テストへの取り組みの甘さが気になりました。春休みが終わると足立に委ねるので鍛えてもらおうと思います。算数では多角形の角度について解説。今週の内容はなかなか定着が良かったです。

 中1は例年通り快調に進み四則混合が終わったので、ほぼ中間テストの内容までは終了です。計算ミスの多さは気になりますが、月曜日の小テスト3本中全部不合格だった子がお呼び出しの対象となりました。鯰江KYが正答率の最も低かったテストが満点、単純計算問題が大量間違いという出来ているのか、そうでないのかよく分からない結果でした(笑)今日はおめでたい日なので、できるだけお呼び出しは避けるため多めにテストをし、基準も甘くしたのに残念です。理解度だと緑OYが良いのに小テストでは常にミスをし、追加問題やお呼び出しの対象になることが続いています。もったいない…。逆に菫OMは火曜日ノーミスで早々に帰れました。緑FHは春休みの予定が多いらしく、演習不足が少し懸念されます。頼もしいのは女子。姉が卒業生で、やっていけるか散々話し込まれて入塾した横堤WSはとても良い状態をキープしています。緑IHと共にしっかり頑張れています。頑張りだけなら前述のOYも悪くないのですが、もったいないやらかしが玉に瑕です。まあ、努力が一番大切なので、男子では最も及第点です。菫KNも同様でやる気はあるものの少々ミスが気になります。それでも丁寧に課題に取り組む姿勢は良いです。

 そろそろ学校が始まるので、ワンセの手綱は少し緩めていこうと思っています。3月から頑張っていた成果は必ず1学期中間テストで出しましょう。出せないときは私の責任ですから。

2021年4月5日月曜日

初代(今年36歳)~4代目卒業生(今年32歳)

 創立20周年に備えて、絵馬を見ました。久しぶりの名前を見たので、初代~4代目までを思い出してつらつらと書きます。

 第一号は通りすがりの看板を見て来られたOM。開校後、すぐに軌道に乗ると甘い夢を見て集まったのは中3TK、KK3名のみ。その後、GW前に小6TYが入塾。そんな「アイス好きな防空頭巾の子」も今は立派な社会人で新しい家庭を築いてます。本当に現実を思い知らされた苦しい立ち上げでした。今津中3人組が来て塾の雰囲気を明るくしてくれました。3代目は鯰江NKHRなど芸術肌の女の子と鯰江KY、緑TA、NYIM、USなど体育会系の子が入り乱れ、塾内でのカップルもチラホラ見られた時代。若さと勢いで走っていました。あれ、今と変わりません(笑)テストの日は朝6時から勉強したり、オールナイトで勉強したのも良い思い出です。開校1年目からの卒業生は格別です。初産と同じで、初めての子は「あれもこれも」とマックスを望み必死でした。2人目3人目の子になると可愛さは同じでも要領が分かってきます。

 そんなことを言いながら、レギュラー授業は減っているのに通塾時間は年々長くなるという現象が続きました。みんな同一カリキュラムをこなすことの不合理を感じたからです。今のように全員一斉授業はほどほどにして習熟度別に補習するほうが効果的です。試行錯誤を経て、今や受験生は週3,40時間通塾するようになりました。旧校舎は5年半稼働で、1年目に「ワンセってどこにあるかわからん」と言われ、「誰にでもわかる場所に移転する」と宣言したら笑われました。開校時にTVCMをする(ぐらいの塾になる)と言ったらやっぱり笑われました。でも、言ったことを諦めたことはありません。具現化したときは自己満足でいっぱいでした。夢は努力で実現するものですからね。

 思い出が止まらないのでこの辺で…



2021年4月1日木曜日

3/31,4/1の出来事

  今年は中学生の教科書大改訂の年です。つまり、今まで使っていた教材が使えないものが増え、新しい教材作成に追われ続けています。こんなに4月に入ってバタバタしているのは始めてかもしれません。

 そんな中でも卒業生の来訪は束の間の癒しです。今年はそれが多いので頬を緩める機会が増えました。また、卒業生から頂く手紙も例年より多く、この仕事を選んで良かったなとしみじみ実感しています。

 ところで、最近ワークライフバランスについて話す機会が増えました。そもそも「ワーライフバランス」は比較的最近の言葉です。昭和の時代は「ワーク」ありきで「ライフ(プライベート)」重視という風潮ではありませんでした。「24時間戦えますか」というフレーズを地で行っていた時代ですが、今は給料よりも福利厚生を重視する風潮です。「ワーク(仕事)」と「ライフ(プライベート)」のバランスの最適化は人によって異なります。仕事ありきで生活するのか、時間の切り売りとして仕事を選ぶのか。ほぼ出来ない選択肢は「福利厚生の充実した会社で遣り甲斐のある仕事をし、休みは多め」です。まず、仕事の充実(プライベートの犠牲)か、プライベートの充実(仕事は時間の切り売り)と考えるか、どちらの考えなのかを学生時代が終わる2年前には決める。どちらを選んでも「隣の芝は青」く見えます。私はプライベートの充実は全く考えておらず、補習第一の休日の過ごし方なので直前まで予定は未定です。それをストレスに感じることはありません。ストレスの原因になるのは宿題忘れや小テストの勉強をしてこないこと。意欲のある子たちのお勉強に付き合うのは楽しいです。だからワーク9割でもストレスにならないので、仕事時間に不満は起きません。

 充実感やストレスはワークライフの割合が同じでも感じ方は千差万別。私が週休二日になったら、申し訳ない気しかしません。逆に給料が減ってもいいから週休三日が良いと感じる人もいます。個々によって充実度は異なりますが、ストレスなく過ごせるよう気をつけるのがワークライフバランスです。自分と他人を同じ物差しで考えてはいけません。

 そんな3/31(水)は中受の国語算数から。HUは単純暗記や思考は強いものの、応用力・創造力が課題。それを少しずつ付けていって合格を勝ち取りたいところです。夜は中3国語社会。相変わらず緑HAの独断場かと思いきや、緑MSが一気にテストを合格しています。そろそろ特進数学も復活させますが、プラス緑MYの3人が努力で頭一つ飛びぬけています。

 4/1(木)は小4算数から。割り算のひっ算の導入でした。YAはあっさりクリア。THは理解はしているもののミスがあり正答率に課題が。MSは少し時間はかかったものの理解は出来た感じ。MEは少しつまづいていましたが、家でしっかり宿題をやって出来るようになれるでしょう。そんな彼らはビンゴ達成のためにジャンケンを選択。ハッキリ言って私はジャンケン強いです。それでもチャレンジを挑まれたので受ける気満々でいたら、直前になって足立の勝負に鞍替えし、二勝一敗でした。負けたMEはかなりしょんぼりして帰っていったのがとても気の毒でした。夜は中2国語社会。漢字と47都道府県の勉強をほぼ全員して来ているのですが、若干名がまだきちんと覚え込みをして来ませんでした。その後の地理では中部から東京について雑学がてら解説。足立のバイクは時速360km、私は新幹線と勝負、というネタがあるのですが、新入生が信じそうで怖かったです(笑)

卒業生

  今年に入り、卒業生の来訪が多く、その度に良い刺激を受けています。3/30(火)は6名の来訪が入れ替わりやって来てくれました。こちらが思っている以上に頑張っていた子が多くでとても嬉しいです。敢えて欲を言うなら、中学生時代特進として活躍した子たちが高校でも同様の努力を継続できた子が半分ぐらいだったことでしょうか。全員大学進学を目指しているわけではありませんから「親の欲目」のようなものでしょう。

 ちなみにワンセでは毎年正月恒例の飾り絵馬を教室内に置いてあり、6月の創立20周年に備えてみんなの顔を思い出し、成長したであろう顔を想定して「誰?」とならないようにしています。現在200名を超える参加予定者がおり、最終的に400名(会場定員の半分)を目途に来て欲しいと思っています。

 少し残念なのは、この人数になると全員と会話するのが厳しいのではないかということ。コロナ禍の終息が見えませんから、会食もできません。終わってから少人数で鶴見緑地で話すぐらいならありかもしれません。何しても卒業生との会話は掛け値なしにプライスレスです。


2021年3月31日水曜日

最近の出来事

  しばらく更新をサボっていましたので、2本立て出来ればと思います。

 中3は社会の復習モードで歴史と地理の確認中。今年度公立入試は社会が難化したのを受け、それに対応するために早い時期から仕上げていきます。幸い、特進数学はもう少し先からなので国語と共に入試を強く意識して授業しています。ちなみに社会では緑HAがダントツ、その後を緑MY、MSが追いかけています。

 中2社会は日本地理の導入。私は中学生のとき、とても地理が苦手でした。言ったこともない、みたこともない場所を記号風に覚える作業がだめだったからです。だから地理ではご当地ネタを交えて興味付けを目指しています。ただの暗記なら家でもできますからね。47都道府県を訪れたことがあり、コロナ禍でなければ、休日に家にいることはありません。朝起きて、ワンコの相手とご飯を上げてから連れていく場所を考えます。自然の溢れる滝を見に静岡に行ったり、福井に行ったりですね。死ぬまでに日本にある世界文化遺産を巡りたいと思っています。島根の石見(いわみ)銀山、新潟の佐渡金山や厳島神社が未開の地なので、行ってみて地理の知識を増やしてきます。

 中1は最も大変な時期です。覚える量や授業時間、展開の速さなどが全て小学生の頃の比ではありません。毎時間進み続け、春休みが終わる頃には中学校の中間テストまでの範囲は終わっています。毎回毎回小テストと宿題を丁寧にやっているかを追い立てられつつ、頑張っています。乗り越えた向こう側に志望校合格や定期テストの高得点が待っているのです。

 小6は固い表情だったのが少しずつ柔らかくなってきました。楽しそうに授業に参加しているのが印象的です。小5はKKのスピードが速くなったのと、少し強くなったのが成長の跡です。小4は大きな数をしていますが、学校レベルでは95点以上の理解度ですが、少し問題をひねられた応用問題だと首をかしげることもあります。ただ、1年間の成長という点ではこの学年がダントツ1番です

 しばらくサボっていたのでもう少しタイムリーに今日の出来事をアップできたらと思います。

2021年3月18日木曜日

2021年度私立高校・公立高校合格速報

  3/18、まずはFRからの吉報が!続いてMAからも涙声での吉報が!!その後、KRNHSKKHMW、最後に随分時間を開けてKKからも無事に「桜咲く」の報告がありました。これで無事全員本日の合格報告を聞くことが出来ました。最終的に四條畷・寝屋川・清水谷・東・旭・咲くやこの花・芦間高校が今年度の進学先です。ただ、例年になくチャレンジャーが存在し、正直、全員合格は厳しいのではないかと思っていました。

 世間の今年の受験生はレベルが低い学年になったと予想しています。周りがモチベーションを保てない中、気持ちを切らさずに継続して勉強を続けたのは大きなリードとなったようです。オンラインでちゃんと勉強している子を聞いたことがありません。ワンセも様々な方法で試しましたが、対面の半分も伝えられませんでした。そんなオンラインと対面を併用しつつ(対面8割でしたが)冬になってからのラストスパートは申し分なかったです。

 常々「中学生時代は勉強を頑張った」と大人になってからも言えるようになって欲しいと明言しています。今年の子たちも例外なく努力していました。全力で頑張った経験は必ず将来の糧になります。私の責任である、その頑張りを結果に反映できた喜びと安心で胸がいっぱいです。

2021年3月11日木曜日

最近の出来事

  昨日の入試は、数学BC問題が超易化、英語はリスニングが難化、社会は難化、理科・国語は例年通りという感じでした。この問題ならワンセの子たちには良い方向に作用しそうです。そんな受験生の卒業旅行は3/14出発で日曜日ナガスパ、月曜日ディズニーシー、火曜日ディズニーランドに行きます。直営ホテルのディズニーセレブレーションホテルは初宿泊で、どんなところか楽しみです。ここ数年は貸切バスを手配しており公共交通機関での移動ではなく、周囲への迷惑をかける可能性が低いので少し安心です。それでも卒業旅行中は気が全く休まらないので常にピリピリしています。そんな様子を悟られたくないのでできるだけ距離を取るように過ごすので、暇なのに疲れるという状況です。それでもこの1年間、どこにも行けなかった子が多い中で、何とか旅行の手配が出来たのは運が良かったです。ちなみに一時期、授業中以外は一時間に一度はHPをチェックし、チケットの手配に奔走していました。確保できて本当に良かったです。ただ、ディズニー内のショップはかなり営業時間が短くなり、閉店時間はお昼だったりするのでお土産選びは気をつける必要があります。

 久々に授業の出来事。新小4算数は「大きな数」の導入をしました。例年よりも言いつけをきちんと守れているのは、この一年間の成果ですね。MEがスピードも精度も上がりました。新小5算数はKKが自信をつけてきたのか、顔つきが良い意味で変わってきました。MOも一時期よりは自信を持って取り組み、良い結果になっています。新小6算数は2回の授業で小学校で習うほぼ全ての計算問題を終わらせました。来週からは特訓モードに突入できそうです。また、5年の冬から「考える」ことについて口を酸っぱくして言い続けたところ、授業中の顔つきがどんどん良くなっています。

 新中1は数学で洗礼を受けました。小学生のときのような「何となく」のお勉強が全く通じないことを実感したようです。既に再テスト三昧で、満点以外は不合格の洗礼です。もちろん、ここに社会・国語の小テストはほぼ毎回のようにあります。ミスは即お呼び出し・居残りになりますが、今年の子たちは前向きにとらえて頑張れています。GRは学校の休み時間を有効活用し、通塾後即テストを受けて合格し「みんなに励まされたから」という爽やかな言葉共に帰宅。逆に単位を忘れたり、オーストラリカと書いり、しょうもないミスを連発し帰宅時間が遅くなったTHがいたり。ただ、全員後ろ向きではなく「頑張ろう」という意志を持って補習に来ているので良い雰囲気です。新中2は国語社会のおつきあい。国語は答え方のルールの徹底をしました。社会は日本地理で沖縄九州中国四国の解説を終わりました。地理は旅行している感覚を大切にして解説しています。面白くない社会を何とか興味づけしてもらおうと試行錯誤です。47都道府県全県制覇したので、次は国内にある世界遺産を全て観光したいと思っています。私も中学生のときは地理が大嫌いでした。だから、教えるときは暗記からではなく興味付けを意識しています。SSがいまのところスイッチオンなのでしっかり鍛えます。IRは努力に見合った結果ではなくなったとき、モチベーションを切らせないようにするのが課題です。

 新中3はまだ1回しか授業をしていないので、また後日…

 卒業生のマイケルが京大工学部が合格の吉報を、FRも最後まで頑張って志望合格の吉報をそれぞれ持って来てくれ、非常に嬉しい気分です。



2021年3月9日火曜日

受験前日

  本日、受験生の卒業日でした。毎年、受験前夜は名簿を見ながら思い出に浸る日と決めています。久しぶりに男子が多い学年(それでも男女比1:2)で、小学校の学級崩壊が影響を及ぼした初めての学年でした。退塾勧告ができたのもこの学年。手のかかる子たちほど思い出も残っています。

 YAは負けず嫌いなのに、数学センスで苦汁を飲まされる機会が多く、くじけるかと思えばそうではなく、中3の最後に大幅に伸びました。文理学科を受験しても普通に大丈夫なほどまで出来ることを増やしました。THAは第一印象から今まで「もったいない」が不変。いつか全力で何を成し遂げる姿を見せて欲しいな、と思います。FHはモチベーションの上下がとても激しかったです。いつになったら私が一番になるのか待っていましたが、そうなったのでしょうか。ワンセは卒業しましたが、ずっと見守っています。あ、時々口は出します(笑)KHTHIは卒業まで努力を継続できました。悪い波がほとんどなく頑張れたのは凄いです。HYFRは姉が在籍し、入塾当初は保護者の方に案じられていましたが、遜色ないほどに伸びてくれました。男の子らしい伸びを見せてくれたのはUT。スポーツ推薦ですが、入試では一般生徒全く引けを取らないどころか、良い結果だったように感じます。IHも冬の頑張りは良かったです。興国組は全体的にしっかり点数を取れていました。特進の名に恥じない頑張りを期待しています。啓光男子組も冬のラストスパートが時間に見合った結果となっています。常翔組は今後の伸びに期待です。OMはモチベーションを高めで維持できるのかが案じられます。部活で高校を選んだ子は、それに没頭して勉強から離れないでくださいね。興国サッカーはまた別ですが。SKも受験直前にはようやく本気を感じました。これからはもう少し早くにスパートしましょうね。看護コースを選んだ子は、将来の目標が明確なので気持ちを切らさず頑張ってください。

 私立専願組が卒業してからアットホームな雰囲気になった受験生は、連日遅くまで集中して勉強できていました。鯰江の子たちは今まであまり目立たなかったのですが、MAを中心にすっかり主役でした。SKとは話をしようと言いつつ、機会を失ったのでここで書きます。国語力について不安があると言っていましたが、そんなことはありません。それを努力でねじ伏せられる気力を持っています。これはどんな文理学科の高校に行ってもトップレベルで、国語が助けてくれることはあってもハンデにはなりません。だから、安心してどこの高校でもモチベーションだけは切らさずに頑張ってください。普通に力を発揮できれば北野高校合格点ぐらいは軽くクリアです。伸びしろしか残っていないのが国語です。不安があるなら卒業後でもいつでもつきあいます。KKは卒業直前に少し話せて良かったです。NHは少人数になってからのほうが自分を出せていたのかもしれませんね。

 流れで全員にコメントを書きそうです。超長文になるので、この辺で締めないといけません。毎年毎年、全力で感情移入をしながら受験生と接するのは精神をすり減らします。もうこんな思いで送り出すのは今年を最後にしようと言い続けて何年かわかりません(笑)ただ、今は気持ちが変わりました。そろそろ「先生」としての引退を意識しなくてはいけません。お預かりしたお子さまを良い状態で高校に送り出すのを目標に一期一会の気持ちをが強くなっています。引退の時期は私のモチベーションが下がったとき、叱らなくてはいけない状況で叱ることを出来なくなったときです。10年だとすると新小1が中学校を卒業するまでですね。そう考えると眼前に迫っているような気持ちです。ここ数年での引退はないと思いますが、新型インフルエンザや昨年のようなコロナ禍で授業をしてワンセから感染者が出るような事態があれば状況も変わるでしょう。

 私は、全力で「龍神先生」を演じています。自分の演じたい「先生」で、最後まで完全燃焼し、燃え尽きたい。お預かりしている子どもたちがいる間は尽力します。私の子どもたちへの「期待」はとても重いです。それにいつも応えてくれる子どもたち。明日も実力を発揮して応えてください。

 頑張れ!受験生!!

春の高校進学説明会

  昨日、大阪市のワクチン接種が大幅に遅れることが決定しました。本来、ワクチン接種のため区民センターは3月下旬より10月末までホールを借りられない状況で、苦肉の策として春の高校進学説明会を3月19日開催予定に変更しました。ところが、6月末までホールを借りられるようになり、本日、6月4日の大ホールを予約しました。創立20周年でもある本年は少し趣向を変えて実施したい思っています。また、3月19日は小学校の卒業式でもあり、授業を合わせると5時から9時までの拘束になることを非常に心苦しく思っていました。以上の状況から急ではありますが、春の高校進学説明会を6月4日に延期することとなりましたのご了承ください。なお、3月19日は平常通り授業を行います。

 関係者各位さまへ急な変更をお詫び申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。

2021年3月8日月曜日

受験2日前

  日曜日に最後の授業が終わりました。解いた過去問は延べ300校分を超えます。ワンセほど、塾内で真面目に勉強している塾はありません。授業中にスマホを触ったり、Zoomだから全く勉強しないということもありません。ワンセにいると、ごく当たりまえのことですが、普通はここまで全員勉強しないのです。

 コロナ禍で通塾日数は過去最多になりました。5月末までに緩みまくった気持ちを勉強に向けたのに、中途半端な休日で緊張の糸が切れるのが怖かったからです。GWも休みなし、祝日・夏も例年よりも短い休日でした。それでも、受験生に対する気持ちの甘さを嘆く日々が続き、コロナの影響を感じていました。

 過去の受験生の入試当日の結果は、正直かなり高いです。2,3ランク上の学校の合格最低点をクリアしている子がほぼ全員で、450点満点になってからの平均点は300点を超えます。ちなみに300点は四條畷の合格最低点はもちろん、天王寺高校の合格最低平均点すら上回ります。そんな過去の受験生と毎年勝負する現役受験生の意識は必然と高くなります。

 テストと名の付くものでは負けてきて欲しくありません。それが入試でも学校代表に選ばれるような点数を取ってきて欲しいと本気で思っています。また、その期待に応えてくれる子が多いのは自慢です。チャレンジャーだと思っていた子たちも、ようやく過去の合格点をクリアしてきてくれそうな感じです。

 明日は受験前日。例年なら前日諸注意だけのところですが、今年は少し気になる歴史の確認と漢文の確認をして送り出そうと思います。明日は眠れない夜になりますが、今から何とも言えない受験前独特の心のざわざわです。何回経験しても避けたいものです(笑)

 

2021年3月7日日曜日

卒業生へ~贈る言葉ファイナル~

 緑SK

 天真爛漫でややもすると八方美人。様々な距離の取り方に課題を感じた中学生時代だった。感受性や価値観は自分とは異なる。

 微笑ましく思うこともあれば無用のトラブルの原因になることもあり、自分の意図を第三者に正し伝えるには、人によって言い回しを変える必要がある。ただ、それでも周りに人が寄ってくるのは徳の為せることだ。

 等身大でも充分な努力を継続できた。だからこそ、多少の粗さは周りが受け入れてくれる。価値観の違いを意識すれば、更に素敵な大人になれる。

 鯰江MA

 勉強のセンスを感じつつ目的意識を見いだせなかった中学生時代。ようやく現実が見え始めたのは最近だ。

 そこからの努力は悪くない。結果も上々。残念なのは成績が上がり始めてから模試がないことだ。やれば報われる、ということを実感してほしかった。救いは、多少の手応えを本人が感じていることだ。

 センスを持て余し、可能性の拡大充分でなかった中学生時代。それを教訓に後半のような頑張りを学生時代は継続して欲しい。

 茨田北MW

 音楽の努力は出来た。勉強では妥協が目立った。では、現実を直視することは出来たのだろうか。自分のための努力はどうだろうか。

 自分を客観視し、冷静な自己評価をまずしよう。そして、長所を伸ばし、至らぬ点を精進する。出来ることを一つずつ増やす。性格で気になることがあるのが思春期の特徴の一つでもある。

 気になることがあるということは改善できるということだ。自覚さえあれば何歳になっても成長でき、より良い人になる。

 茨田KK

 既に自分の世界とペースを持っている。真面目だが、時おり融通の効かない側面を見せることもある。何よりは「安全志向」だ。

 できることを増やしていく、というよりできることを少し伸ばしていくという感じだ。成長の跡はあるもののやはりもったいない。勉強ではセンスを充分に生かしきれないこともあった。

 安定志向は決して悪くないが、失敗が許されるのだから、多くのことにチャレンジして経験値を増やそう。「私は○○だから」と言い切るにはまだ若過ぎる。

 


 

2021年3月6日土曜日

卒業生へ~贈る言葉ファイナルカウントダウン~

  鯰江KR

 初めてきたのは小学校2年生の夏期講習会。その後、縁があり小6の最初に正式入塾した。線が細く、卒業できるのか危惧したが、無事にその日を迎えようとしている。

 部活も全力で頑張り、勉強も努力の形跡がうかがえた3年間。小学生からの成長を鑑みると非常に秀でている。受験を直前に控えて勉強の伸びも著しい。惜しむらくは勉強面で「自信」を持ってなかったことだ。

 勉強で出来ることが増えても恐々に見えた。ワンセで費やした時間と質を振り返ろう。小中学生で超えれた山は大きい。

 緑NH

 いつも笑顔で人当たりが良く争いを好まない。ただ、優しさは自分が傷つきたくないだけの弱さのときもある。

 本当の優しさは強さと表裏一体のもの。強さは自信から生まれる。自信は経験から生まれる。成功経験でも失敗経験でも大きな財産となる。まず、失敗を恐れず様々なことに前向きに取り組む姿勢を持とう。

 無難に過ごす人生も悪くないが、セーフティーゾーンからほんの少し出て、自分の言動が人によってどう変わるのか見よう。

 鯰江KH

 塾では大人しく、最後まで猫を被ってるように感じた。目立たぬように、目をつけられないように、過ごした。

 遠足など勉強以外の場面で見せた笑顔が本来の姿なのだろう。高校選びでは将来の可能性を先延ばしする学校にした。そろそろ自己分析をして、自分のやりたいこと、将来のことを考えよう。

 まだ決まらないのは全く問題ないが、高校生になったら常に強く意識して高2の夏には適性を見つけられるように考えよう。

 

2021年3月3日水曜日

テスト速報

 まずは小5、6の英語受講者、英検4.5級全員合格おめでとう!!3年目にしてようやくこのフレーズが使えたことをとても嬉しく思います。

 平均点が最も低くなる傾向のある学年末テストという点を勘案しなくてはいけません。中1は緑SSが学習奨励賞の480点の可能性あり。緑YJ、OY順調。鯰江MHは大台突破も失点が気になるようです。緑KWはじわりと実力をつけています。ただ、期待はもう少し大きいです。緑KAは前回下げた分を上げて戻してきたのは大きなプラス材料。新入生MTは大台突破。数学センスがとても磨かれています。新入生KTは塾に来てからは短期間ですが、理科社会を大幅に上げてきました。

 中2は緑HAが久々に学習奨励賞を逃すも、英語の満点報告あり。茨田FNが中1以来の大台に到達。この時期にぐっと上がるのはとても素晴らしいですね。緑ISは微増を続けていますが、伸びしろは残っているので期待値ほどではありません。数学は特進組が恥ずかしくない結果を遺してくれましたが、全体としては少し寂しい結果です。

 さて、明日からは「受験生へ贈る言葉ファイナルシリーズ」再開です。

2021年2月27日土曜日

新年度

  コロナ禍で全てが手探りの一年が過ぎました。まずは感染拡大防止に努め、勉強を止めないと決めた一年間。オンラインは対面授業の代わりにはなりませんが、補助的なものならアリだと感じました。授業の全てをオンラインでするのは効果がかなり薄く、他塾の導入例でも自宅で真面目にやらない子が続出しているようです。ただ、親御様としては家で真面目に勉強しない状況を知ると、気持ちの矛先が難しいですよね。家でしないのは子どもが悪い、だから塾でして欲しい、でもコロナだし…。複雑です。ワンセでは対面を念頭に学校が臨時休校になった場合の流れを考えました。「1日6時間集中して勉強する」ことがコンセプトです。実現したら、勉強密度は今よりも上がるでしょう。

 そんなイレギュラーを考慮しつつ新年度の突入です。2年以上前から考えていた「自主性」の尊重ですが、少しずつ形になってきたように感じます。勉強するかしないかの自主性を与えるつもりはありません。最低限度の勉強は確保した上で、自分にとって必要なことを考えて勉強するというのが根幹です。今まではエンドレス中に全員共通の課題を与えていました。前提は学校・塾の提出物・課題を終了していること。テスト3週間前ぐらいからは意識し始め、2週間前には取り掛かり、1週間前に終わらせるのが普通です。現実は、見事に成績順に仕上がりが速いです。トップクラスの子は1週間前には自分の課題を見つけて頑張っています。

 反面、テスト直前まで提出物に追われ、塾でそれをやるだけで「勉強した気分」になっている子が気になります。例外なく400点を取れません。自宅で勉強してしている姿を見ることは皆無で、それを保護者の方が指摘すると「ワンセでいっぱい勉強したから!」これは点数が上がらない子の常套句です。ちなみに全体の15%前後で、400点取れない子とほぼ同数です。

 それでも「手を差し出し過ぎない」と決め、みんなですることを考えてもらうようにしています。その結果は来週からのテスト返却でわかりますが、ドキドキです。聞かれる前に課題を準備し、これをしておけば大丈夫!というスタイルでは高校で困ってしまう子が発生するのも事実です。新中1は基本の定着のため、自習をほとんどさせません。きちんと自習できるのは「勉強の引き出し」を持っている子だけです。まずは引き出しを増やすため、色々やってもらい、覚えてもらいます。

 ワンセは「全員志望校合格」「学年上位はワンセルフ生」「入試上位もワンセルフ生」「全生徒成績アップ」にとことんこだわりつつ時流を見てスタイルを少しずつ変化させていきます。「放置しない」は根幹ですので不変です。来年度もよろしくお願いします。

2021年2月22日月曜日

勉強

  間もなく学年末テストで、来週からは新学年の開始です。そんな中、初対面の子の理解度を見ると何が必要なのか直ぐにわかります。伸ばそうと思ったときにやらなければいけないことをやり遂げられる気持ちを持って来ていただけるのかどうか。

 例えば、新中3で英語の基礎が出来ていない子は中1内容から復習しての補習が発生します。それに並行して単語の暗記も必要です。数学は計算問題の正答率。文章題・図形の理解度。これらの教科的なことは少しこの業界にいれば普通出来ます。

 換言すると眼前にある出来ないことを指導するということですが、これをやっても出来ることはほとんど増えません。よく水漏れしてるバケツに例えています。上辺だけの部分を補修しても、大元を補修しないと直りません。同様に勉強も基本の基本から定着させないと、目に見えることだけしても意味ありません。

 それを見抜くのも手を差し伸べるのも本当に大変ですが、お子さまはもっと大変です。また、不出来の原因が集中力の散漫や早合点、過剰なマイペースだと修正するパワーは甚大です。ただ、私はそれをする気満々です。よく「ウチの子は大丈夫ですか」と聞かれますが、その度「ウチで大丈ですか」と聞いています。気持ち一つで上位層まで引き上げていく、という強い意志に変わりはありません。

2021年2月17日水曜日

私立高校受験者全員合格おめでとう&私立総括

 私立高校(私立中学受験者なし)は受験者全員合格の報告がでます。連絡がなかなか来なかった子がいたので、アップするタイミングを失っていました。

 関大北陽・国際大和田・常翔啓光・近畿大学附属・常翔・上宮・興国・信愛・大産大・好文学園・滝井全員合格おめでとう!!

 今年は入学金や所定品、授業料等の免除を受けられた子は44%でした。この数値は過去3年間で最低です。それでも半数弱という数値は誇れるものだと自負しています。

 ちなみに国公立大学現役合格に向けて最も鍛えてもらえると思うのが常翔啓光、ついで国際大和田と開明が並ぶ感じ。その次の層で高校で鍛えてもらうなら興国と好文学園だと思っています。それぞれ男子校・女子高で昔のイメージ問題もあり進学校とは言えません。それでも特進と名付けられたクラスの熱量はその他高校の比ではありません。親心として「我が子をしっかり見てもらえるか」「知名度」を優先するかで志望校選びで頭を抱えることもあります。

 私なら迷わず「我が子を見てもらえる学校」を選びたい。かつて、それが大和田でした。つまり過去形ですね。20年前から2年ほど前までの勢いはもうありません。それでも合格実績が良く見えてしまうのは、単に偏差値の高い生徒が入学したからに他なりません。合格者数は過去最高、内容は数年で最低と揶揄しています。そんな大和田を超える面倒見の良い学校が現れるのを待っていましたが、その可能性があるのは常翔啓光。更にその後に舵取りを間違えなければ興国・好文学園でしょう。大和田の実績や常翔啓光の勢いについて、今更書くまでもありません。

 塾で配布している偏差値一覧で興国・好文学園は下から数えたほうが早い位置にいます。それでも私が素晴らしいと思うのは入学時より偏差値が下がった卒業生が見当たらないことです。大和田は残念ながら半分以上が成績を落としています。良い状態でお預けしたのに申し訳なさと失望の葛藤です。

 経験上、進学校で一番上の学科に行けず、指定校推薦を受けられないなら学校のレベルを落として一番上の学科で入学したほうが将来の可能性が拡がります。大阪桐蔭や清風の下の学科に行くと将来性はかなり狭くなります。もちろん、浪人した場合はこの限りではありません。塾の合格実績にこだわるなら全員3ランク上の学校の受験を勧めるでしょう。きっと合格してきたと思います。ただ、子どもたちの将来性とご家庭の方針を鑑みると特待生を狙え、かつ面倒も見てもらえる私立をお勧めしたケースが目立ちます。

 結果、専願者が多いにも関わらず、受験校でトップ合格してきていると確信する子も多数います。近年では天王寺高校(公立)や関大北陽を筆頭に6校以上で入学式で学年代表の挨拶をしています。高校の先生方と教育相談しますが、高校の期待値よりも高い順位で合格してもらうことへのこだわりはあります。

 残す受験者もチャレンジャーが多数いますが、しっかり実力をつけて合格してきて欲しいです。

2021年2月9日火曜日

入試前夜

 延べ200校分の過去問を解いていざ出陣。本当に万全の体調でミスなく終わらせることを祈っています。前日諸注意で終了しましたが、例年、ネタとして「弁当箱の箸忘れ注意」と言って現実になったのが昨年です。当時者には笑えません…ちなみにワンセの子が教室に数人いて少しずつ分けてもらって友情を感じていたようです。

 ところで、毎年同じ嫌な話を聞きます。入試当日の休み時間に「簡単やった」「過去問よりできた」など大声で話させるよう指導する塾があり、それを子どもたちが実行しているという内容です。ここのブログは同業他社が読んでいるのは先刻承知で書きます。

 恥ずかしくないですか

 そんな姑息なことをしてもウチの子たちに勝てないという結果は変わりません。某塾のテキストを見せたら周りがビビるとか抱腹絶倒のギャグです。もし私がまだ大手塾に属していて、そんなことをしている馬鹿がいたら大目玉食らわせます。

 そんないちびったことをウチの子たちがしようとするなら、恥さらしだから絶対にやめて欲しいです。そんなことをしなくとも、ここまで過ごしてきた時間と内容を思い出せば、自信になります。姑息なことをする行為に対して冷静に対処してほしいです。一番を取る子はそんなことを絶対しませんし、人間性を疑います。合格は当然として、今年も大量の特待生を出したい、進学校のトップ合格をワンセっ子にしたいです。そのためにこれまで追い込んできたのです。

 純粋な受験生に愚行を指導する恥ずかしい大人に嫌悪感を覚え、感情のままに書いてしまいました。保護者の方が必死の思いでそんなことを口にするのは親心として理解できます。でも、同業者が、「先生」と呼ばれる人が指導するのは違うと思うのです。

 毎年寝れない受験前夜のつれづれに書いていますが、本当に万全の体調で実力を充分に発揮してきて欲しいです。それさえできれば今年も全員合格&大量の特待生は確信です。

Do your best!!

2021年2月8日月曜日

卒業生へ

私の出番としてはこのメンバーでする最後の授業が日曜日に終わりました。感傷に浸るのは早いですが、少し思い出を。

この学年は緑小学校の学級崩壊が大きな影響を及ぼしました。宿題に対する根本的な認識ができていないことが原因です。この学年が直接のきっかけで「宿題orさぼり月三回で退塾勧告」という新ルールができ、残念ながら数名が対象者となりました。

ワンセは成績下位層にとって勉強から逃さない点でもっとも手厚い塾だと思います。ただ、特進生に時間をかけるより数倍の労力が必要でありながら、全てが正しい方向に導けたわけではありません。退塾すると遺憾ながら関りは全くなくなってしまいます。不本意ながら「厳しい塾」と揶揄される機会が増えていきました。

受験生になってからは、コロナ禍で12月時点ですら緊張感は皆無でした。五ツ木の偏差値が実態よりも高かったり、順位が良かったりするのを見て当該学年のレベルの低さを心底憂いたものです。同時に浮つきまくっていた現状を冬の懇談会で嘆きました。子どもたちのプライベートなことを報告したのは極めて珍しいです。数名にはLINE自粛勧告もしました。教科担当としても国語数学社会で嘆くことが多かったです。

そんな彼らにようやく緊張感が見えたのが年が明けた1月以降です。惚れた腫れたの話も聞かなくなりました。一部の人はうまく隠していただけですが(笑)同時に過去問でも過去最高を塗り替える機会がしばしばあります。社会では緑YAがダントツ、数学では緑SK、THA、FHの成長が如実、国語では緑OMが良いセンスを発揮しています。同時に褒められる機会が少なかった男子も緑UTを筆頭に、荒波ながらも緑IHや緑TKが理系では成長を見せています。ようやく自分のための勉強を始めました。スタートは遅かったですが、高校生になってからの伸びしろはたくさん残しています。

前代未聞のコロナ禍での入試も明後日に控えています。本当にやっとですが、高校の先生方にも恥ずかしくない仕上がり具合で迎えられそうな状態になりました。今年はダメ元で上の学科から願書を出した子が多いですが、何とか全員第一希望の学科で合格してきて欲しいです。

追伸:休日の長時間勉強を最後まで集中力を切らせずに終えられるようになったのはとても嬉しい収穫です。

2021年2月7日日曜日

卒業生へ~贈る言葉⑦~

 緑KH

第一印象は超マイペースな子。何をするにも自分のペースを守っていた。それは「強い自分」を持っていないとできない。

学年不相応のルーティーンがあるのは裏打ちされた経験の積み重ねだろう。考えて行動する習慣が小学生にして備わっていたということだ。ただ、案じられたのはマイペースが過ぎて周囲を全く見なくなること。

しっかり周囲を見て、言動の影響を鑑みて実行することを心がければ更に自分磨きができ、様々な幅が拡がる。

P.S冷静沈着でとても頭の切れるお父様との懇談会は楽しかったです。

SY

塾では自分の意思をあまり口にすることはなかった。課題が溜まったときはこなせるのかどうか案じられた。

それでも無事ワンセで卒業できた意義はとても大きい。壁(努力)の向こう側をみることができた。多数の人が諦める状況下で得意分野ではないことを継続するにはかなり強い意志が必要で貫徹できた。

中学生時代、私はとても勉強を本気で頑張った。何年経っても何十年経っても言えることは非常に大きな糧だ。

TM

志望校を決めてからの自発的な努力が最も顕著な一人だ。将来の目標が決まり、自分の足で歩み始めたのが大きい。

改善点をコンプレックスに感じていた時期もあったが、修正すれば長所になることも見え始めたようだ。今、できないことは当たり前。人と比較して出来る・出来ない・速い・遅いでに一喜一憂しない。

気づいた改善点を一つずつ修正できれば、非常に魅力的な人になる。いくつになっても成長する人はとても素敵だ。

鯰江OM

ワンセを卒業し進学校に入学すると誰からも本気の管理はされない。何事においてもしない選択肢を選んだとき、もう差し出される手はない。

眼前にあることを先送りすると手遅れになることもある。元来持つ能力は決して低くなく、様々な分野で平均点以上あるのにもったいなく感じることが多かった。やらなければいかねいことは早めに手をつけるよう心掛けよう。

真面目ゆえ、学校では問題視されることなく良い子扱いされてきた。だからこそ、ずっと案じられる。

2021年2月6日土曜日

卒業生へ~贈る言葉⑥~

茨田MM

遠路遥々通塾してくれた中学生時代。卒業までに周囲との温度差を感じられるセンサーの精度を上げるのが目標の一つだった。

一般的に小中学生の男子は怖いもの知らずだ。なぜなら、失敗経験が少なく何とかなるさ、で今まで何とかなってきたからだ。そして、失敗する自分をイメージできない。結果、初めての挫折に弱くなりがちだ。

ただ、人間関係で多くの感情を抱く経験をしたのは大きな糧となる。大切なのは「なぜ」そうなったのかを意識して今後に生かす気持ちを持続させることだ。

IH

持て余しているパワーの行き先が見つからなかった中学生時代。やりたいことの「つまみ食い」が多かったように感じる。

しかし、学生時代はどんな失敗も許容される特権がある。それを最大限に生かすため多種多様な経験と失敗を繰り返せば良い。情報化社会だが、経験に勝る情報は存在しない。失敗経験こそ、人を大きく成長させる。

人よりも大きなエネルギーを持っているのだから、存分に惜しみなく使い切れば開拓者の道が開かれる。

HY

初めて見たとき、自信無さげで線が細く、卒業できるのか案じられた。中学生になってからは少しずつ勉強で良い思いができた。

それに伴い自信がついてきて将来のついてもポジティブ発言が増えた。それでも自己評価は低い。自分の弱さを知っているのは充分長所だ。知ったうえで他人の気遣いができるようになれば「良い大人」になる。

自分の殻に閉じこもらず、新たなチャレンジをしよう。好奇心を刺激される何かがあったら、悩まず行動しよう。勿論、はみ出さない範囲でね。

SK

トラブルを好まない平和主義な反面、だめだったときの自分を妄想し限界を低めに設定してきたのがもったいなく感じる。

チャレンジしなかったことは経験値の不足となる。逆も然り。志望校に無事進学できれば7年間時間のゆとりができる。その時間を有効的に過ごそう。目的意識を持って行動するなら内容は何でもいい。

多種多様な分野をつまみ食いし、その中で興味が出た分野を究めるように打ち込む。刺激された好奇心に素直な行動を取ろう。

鯰江MK

独立前の夢の一つ「卒業生がプロ野球選手orJリーガーになる」ことは未達成。具現化の期待がかかる。

スポーツで高校進学するのに最後までみんなと同じ勉強量をこなしたのは大きい。楽な道へ逃げずに努力できたのは大きな糧となる。どんな道でも上を目指すなら人と同じことをしていては無理だ。

ストイックに自分の限界にチャレンジし続ける。自分以外の人間にはこの壁は超えられないと思える努力を継続させよう。


NH

良くも悪くも実年齢以上に色々幼い。人は成長するにつれ野性を理性で抑えられるようになり、そのレベルが上がっていく。

自分の感情に素直なのは悪いことではない。ただ、周囲とのバランスは常に意識しなくてはいけない。言動がどのような影響を周囲に与えるのか考えるということだ。そのためには継続した努力が必要なこともある。

飽き性でもあるが「もうやめよう(終わろう)」と思ってからほんの少しだけでいいので頑張る習慣をつけられれば大きな力となる。

THI

地道努力が出来るのは大きな長所だ。ただ、誰もが「少しぐらいいいか」と手抜きをしたくなるタイミングがある。

それを最小限の波で抑えることができれば長所は更に伸ばせる。周囲よりもできたが、期待値はもっと大きく最上位のものを望んでしまう。それに応えられる能力が充分に備わっていると思うからだ。

人見知りゆえ、自分のことを積極的に話そうとはしないのは思春期の特徴の一つ。どんな言動でも受け止めてくれる人にはしっかり自分を出そう。

KY

笑顔と返事の良さで一生困らないと思わせる最大の長所を持っている。自分の言動から様々な副反応があることを知ったのも中学生時代の大きな収穫だ。

反面、今日のないことへの持続力が課題として残っている。要領良くかわす術に長けると、自分の限界前で止める習慣がついてしまう。それすら吸収される天真爛漫さがあるゆえ、案じられる。

笑顔も素敵だが、努力する姿勢に人は惹きつけられることも多い。自分磨きをして良い意味で「人たらし」になろう。


2021年1月31日日曜日

思考力

 先週、小5の算数で等積変形の演習と解説をしました。この単元は数学的センスが非常に問われます。学校のテストはほぼ満点の彼らなので、例年よりも少し詳しく解説しました。その後、演習になったとき3割程度の子が正解(これは非常に高い数値)で嬉しく思いました。どう閃いたのか聞いたところ、残念ながら理解したのではなく「数字が2つしか書かれていない。だからこれを掛け算して2で割ればいい」という発想でした。

 子どもは○(正解)が欲しいもの。それは充分理解しています。ただ、センスを養う問題で考えることを始めから放棄して答えだけ合わせるやり方を選んでことが軽くショックでした。授業の冒頭で「思考力の大切さ」について触れてから導入したからです。伝わっていなかったのだなと思うと同時に今後の授業の進め方について再考しなくてはと強く感じました。

 高校生になってから伸びるために「思考力」は重要です。「なぜ」を大切にしなくてはいけません。反面、そこに力を入れると授業を聞いているだけ、座っているだけで終わる子が続出します。

 子どもの頃に様々な種類の脳の使い方をするのは非常に重要で一生ものだと思っています。右脳教育の重要性ですね。ただ、そればかりではいけません。暗記脳(暗記の訓練)も必要です。リハビリや筋トレと同じで一つだけ鍛えるのではなくバランス良く鍛える必要があります。

 今までは定期テストで450点や学年トップを目指してきました。これからはもう少し異なる角度から考えています。つまり思考力を養う授業スタイルです。ただ、これは諸刃の剣で成績不振者を増やすことになるのは私立高校のスタイルから明白です。よってワンセでは暗記を鍛え、全員に最低限の勉強と努力を課しつつ、より上を目指せる子にはテストの点では測れない数学的センスや発想を鍛えていきます。

 そう考えるようになった伏線は今年の高1と現中3の数学を教えた結果です。文理学科対応の数学は一朝一夕にはできません。かけてきた時間と結果は比例しないことが多かったです。よってC問題対策や難問にチャレンジする子はある程度選抜してきました。ただ、昨年東の理数科に合格した子は最終的にC問題で四條畷高校レベルの点数は取れるようになっていました。1年前までは数学で入試が楽になる子はいないと思っていたのに今年では緑YAの急成長を筆頭に、緑FHSKなど文理学科受験生の平均点を取れるようになっています。THAは元来のその力はあるのですが、「ウサギとカメ」のウサギさん休憩状態が長く、今必死に追いかけておいつこうとしている状態です。ウサギ2号の緑OMも走り始め、高校生になってからのレベルアップに期待を遺しました。

 元来、努力型の多いワンセっ子。阪大等の国公立大学理系に行ってもセンスではなく努力型が大半でした。今理解できなくとも脳を鍛え続ければどこかで覚醒する可能性があります。その時を信じて「難しい」「わからない」と言われることでも授業で取り入れていこうと思います。

 教える経験の積み重ねで問題を見れば誰が解けて誰が解けないか大体わかります。もっとわかるのは「今、解説している言葉を誰が理解しているのか」です。ワンセではわからない、自分にはハイレベルだ、と言われても脳をしっかり活性化させるために思考力を問う問題をやろうと決めました。

 

卒業生へ~贈る言葉⑤~

 MK

令和の時代ながら昭和&令和のハイブレッドのようだ。良くも悪くも自分の気持ちに素直に言動する。

言わないほうが良いことも苦走ってしまい、色んな経験をした。それでも周りに多くの人が集まるのは徳のおかげだろう。ご家庭でとても良い教育を受けてきたように感じる。集中力の持続が課題だった入塾当初。

今ではクリアできている。高校生になったら是非自分の興味で勉強を始めて欲しい。基礎の構築はやらされてもできるが、そこからは自分の意志が肝要だ。

UT

中学生時代はラグビーと勉強を両立できた。身体は大きいがナイスガイ。勉強では教科の好き嫌いは激しかったが、理数系は男子らしいスパートを駆けている。

部活に励みつつ勉強も努力する道を選んだ高校では、是非得意な教科に磨きをかけて欲しい。ただ、学生の間は逃げられない英語を後回しにし過ぎてはいけない。全てにおいて最低限度のことを済ませておいて好きなことをしよう。

これからも周りに流されず、決めたことをやり遂げるためストイックに自分を追い込み続けよう。

FH

猪突猛進で独特の世界&正義感がある。自分で壁に気づいたとき、高さに怖気づき後ろを向くこともあった。

ただ、軌道修正も早かった中学生時代。将来の夢も見つけた。具現化のための弱さや改善点に気づいたのは大きな収穫だ。流されない強さも身につきつつある。そんな「今」に心配はないが、卒業後にブレないかどうかは案じられる。

失敗が許されるのは学生の特権だ。失敗しても次に生かすか背中を向けるのかで将来は大きく異なる。もちろん常に前者を選択して欲しい。

OM

非常にマイペースで自分の限界への挑戦から避けてきた中学生時代。興味を持ってもハードルがあれば「じゃあいいか」になることもしばしば。

そんなままではいけないと気づいた中学生時代。頑張れる環境の高校を選び、希望と不安が交錯している。人畜無害で平和を好むのも良いけれど、やりたいことを見つけたときは我を通して取り組んで欲しい。

長所は他人の価値観を否定しないことだ。反面、周囲を見なさすぎることもある。長所は伸ばしつつ、視野を拡げると更に成長できる。


2021年1月25日月曜日

最近の出来事

  コロナ禍での入試は第1弾の高専特別選抜が終わりました。この後は私立高校、そして公立高校へ続きます。受験生は連日勤勉に努めており、人事を尽くすまで駆け抜けている真っ最中です。

 さて、たまには受験生以外の出来事。

 小3は計算特訓が終わり復習モード兼教科書内容を終わらせにかかっています。出来ていないことが気になる性分ですが、振り返ればわずか10か月とは思えない成長を見せた学年だと思います。小4は精神的な成長が大きい学年です。もちろん勉強での知識は増えましたが、強くなったと感じる機会が増えました。小5は基本問題の理解度はバッチリ。応用問題の手応えも悪くない。ただ、計算問題の精度と発展問題が次年度の課題です。6年生は中学生に備えて多種多様なことを伝えています。しっかりと育ててトップ争いできる子たちにしようと思います。

 中1は落ち着いてきました。安定してできるレベルが高くなっています。中学生進学時に卒業できるか案じていた子たちも、周りに良い意味で流されて出来ることがしっかり増えており安定してきました。クラスの状態としてこんなに落ちついた中1は久しぶりです。特進数学では文理学科や超難問数学の前哨戦。思考力を養う時期としては悪くないです。センス型の子はいないので、初見の問題には弱いですが、努力でねじ伏せてくれそう。

 中2は中だるみを脱出し、課題の多かった1年前よりも良くなりました。次の課題は志望校を早めに決定し、合格目指した勉強を始めることです。特進数学では既に発展問題に備えた段階で空間図形を強く意識した授業を展開しています。中1は特進同様、思考力を問う問題をしているときにしっかりと脳が回転しています。ここに閃きが加われば無敵なのですが…

 中3は真のラストスパート。特に公立組と国語の論述対策に少しずつ力を入れ始めています。今から取れるのは論述と社会理科。国語は最終的に必ず助けてくれる教科になるれるよう仕上げます。今年も全員合格は最低限、廻し合格なしと特待生合格を一人でも多く出せるよう精進の日々です。

2021年1月24日日曜日

卒業生へ~贈る言葉④~

  緑THA

 様々な分野においてセンスがある。本気でやればそれぞれの道で指導者になれるレベルだ。惜しむらくは「本気」にならないこと。

 重い腰を上げるのはギリギリになってから。ただ、そこからの追い込みは期待を裏切らない。「もったいない」を何度言ったか数えきれない。興味を持った分野でも「これぐらいでいいや」が優先してきた。

 学生時代に一つで良いので自分の意志で決めた何かを追求してほしい。頑張っている姿は最も素敵だ。

 茨田北MM

 入塾前は嫌なことから避けていた。それが許される環境ではない塾で卒業できるのか案じていた。

 ようやく志望校を決め、部活を引退してからは努力を始めた。遅くはあるが、可能性の先送りができたことに少し安心した。勉強しなくてはいけない学校を選び、最も大切に見てくれる高校を進学先にしたからだ。

 勉強では苦しむ姿を見ることが多かった。苦労して努力した人にしか見えない壁の向こう側を是非見て欲しい。蛍雪の功だ。

 

2021年1月21日木曜日

卒業生へ~贈る言葉③~

 緑FS

 勉強において伸びしろを生かせなかった責任を重く受け止めている。部活にかける割合が大きく、勉強ではない方面で頑張ると決めた。

 もちろん、学生の間は勉強から完全に背を向けることはできない。高校生になったら両立をして欲しい。余った時間で無理のない勉強するのではなく、限られた時間を有効的に使って自己錬磨してほしい。

 義務教育ではなくなる高校生。自分で決めたことを勉強でもその他でも最後までやり抜く強い意志を持って臨もう。

 緑YY

 身体は大きいのに精神的には学年以上に幼い。視野は狭いが、自分の弱さを知っいるので人に優しくできるのは長所だ。

 また、人の和の中心にいるのも長所の一つ。そんな長所を伸ばすためにも自分の視野を拡げて出来ることを増やそう。一つのことしか見えないのは意識しないと改まらない。目の前のことだけではなく様々な確認をする。

 自分の言動の結果、どういう影響があったのか常に意識すれば少しずつ周りが見え始める。意識した言動をすれば良い成長を続けられる。

 緑MS

 中学生の間では根幹となる考えや将来の決定には至らなかった。流されやすいのかと思いきや少し頑固な一面もあった。

 高校は自分でやりたいことを決めて臨む場所だ。やらない選択肢もあり、それを選んだときに止めてくれる人はいない。どんな選択をしても強い意志で決定する必要がある。そして首尾一貫で臨む。

 後悔しないためには選択するときに自分なりの理由を見出すことだ。目的意識を持って取捨選択をしよう。

 

2021年1月17日日曜日

卒業生へ~贈る言葉②~

 緑TK

 良くも悪くもマイペース。良く言えば動じない、悪く言えば周りを見ない。興味のある分野については色々惜しまない。

 これまでは視野が非常に狭かった。好奇心を刺激される機会が少なかったのだろう。それは周囲を見えていなかったことに起因する。視野を拡げると選択肢が大幅に増える。学生時代の経験はなおさらだ。

 社会人になったときの糧のために、高校生になったら自分の意志で周りを見て、言動の取捨選択をしよう。

 横堤HS

 勉強癖のない状態から入塾して、ずいぶん出来ることが増えた。定期テストでも大台を突破できた。が、期待値には至らない。

 集中力の持続が大きなテーマだったが、かなり改善されてきた。その結果が高得点に結びついている。反面「このぐらいでいいや」という性格が様々な影響を与えてきた。ややもすると無気力と思われる。

 卒業が近づくにつれ、力が入ることが増えてきた。それに伴い充実感も得ているようだ。出来る喜びを糧に力をつけていこう。

 鯰江MH

 極度の人見知りで感情や思いを伝えるのが苦手で避けてきた小中学生時代。齢を重ねるうちに少し緩和されてきたようだ。

 それでもやりたい仕事を自分の性格と向き合って仮の結論を出せたのは素晴らしい。言葉に出せないながらも馳せる思いを大切に出来ることを増やそう。もし、道のりの途中で気持ちが変わっても構わない。

 出来た目標に対して真摯に取り組めば問題ない。失敗や進路修正は若者に許される特権だ。少しだけ勇気を出して交友関係も広めよう。

追伸:贈る言葉はある法則性によって書かれています。気づいた人はラインか口頭で伝えてください。先着1名様限りにですが、ささやかな品を用意しています。

2021年1月14日木曜日

卒業生へ~贈る言葉①~

 緑FR

 自分の中に強い価値観があり、ややもすると排他的になることもあるが、直接見える範囲のことは気を遣おうとする。

 基本的に諦めるのは早いが、こだわりのあることは継続できる。良くも悪くも子どもらしい。つまり周りを見ない行動がある。中学生だとそれでも良いが、どこかで周りを見て行動できるようにならなくてはいけない。

 周りを顧みず突き進むのは中学生男子の特徴でもある。周りを見る努力を始めれば、自然に周りに人が増え、多くの刺激を受けられるようになる。


YA

 面倒見の良い姉御肌。努力は当代1位だ。それでも超えられない壁があった。ただ、その壁が見えていたことに大きな意義がある。

 自分に厳しい分、他人にも同じことを望み妥協をしてきた中学生時代。そこでもやはり同じことをしても出来ることは千差万別だと気づいた。そこで起こった感情の落としどころを暗中模索していた。 

 達観するには早すぎるが、多くの刺激を得た。自分の限界や周囲との差を中学生で気づけたことが糧になる。これからも多種多様な経験を積み重ねて欲しい。

TK

 中学生代時代の最後は自分の身体との相談が長かった。体力や様々な持久力の限界など自分の知らない世界にいた。

 みんな最初は自分の限界を知らない。少し無茶をしてそれを知る。知ってからどのように自分の身体と付き合うかは自己判断だ。労わるのか、無茶を繰り返すのか、過保護にするのか、色々試すのか。

 しっかり相談しながら少しずつ出来ることを増やそう。歩みはゆっくりでも止めなければ成長し続ける。

受験間近

 高校入試第一弾まで10日を切りました。冬期講習会では、上位陣は変わらぬ顔ぶれ緑SK.FH.YA.THA.THI.KHでした。彼女たちが飛び抜けて出来ていると感じたことは失礼ながらあまりありませんでした。努力型なので数学的センスは微妙だったので難問に対応できるとは一年前に全く思いませんでした。

 それでも諦めずにチャレンジし続けて難関私立や公立C問題も悪くない手応えになりつつあります。繰り返しになりますが、彼女たちは努力型です。ワンセルフ生らしく泥臭い地道な努力を継続しています。

 勉強が得意で頑張ることより、得意ではないのに努力を継続できるのは何にも変えられない糧になり財産になります。そして、就活時など人から評価されるときには大きなポイントになるでしょう。

 勉強しても敵わぬ上がいて、努力で勝っても試験では劣る経験をして来た子たち。間違いなく私の誇りです。塾内には2年生のHA.1年生のMHという究極の努力型がいます。反面、彼女たちを「賢い」と言う子は努力で不足があり、聞くたびに残念な気持ちになります。

 例年以上にモチベーションの差がある状態は卒業まで続くでしょう。それでも中学生の頃は本気で勉強したと十数年後に言えるようラストスパートを駆け抜けます。

 次回より恒例の卒業生へ贈る言葉の開始です。

2021年1月4日月曜日

2021年の出来事

  1月3日は仕事始め。ついでに自習室を開放すると中3緑FHと茨田北MMだけが参加。彼女たちの目があると思うと集中力が増してエネルギーが充電され始めました。1月4日から冬期後半の開始。まずは小4の授業から。大量の宿題を出しており、丸付けと解説だけでおしまい。大きな数の単元で最大値や最小値に関する応用問題が少し理解が甘いように感じました。5年生になる前にクリアしておかないといけません。その後、小6も解説に時間の大半を費やしました。単位変換で「分」を「秒」にする問題では3秒は何分か、といういつもの逆をなかなか理解できない子もいました。OMは計算問題のときは嫌そうにしていましたが難問に取り組むときは生き生きとしていたのが印象的でした。中学生になるにむけてモチベーションを上げていこうと思います。

 受験生は数学国語にチャレンジ。国語の長文読解がかなり厳しい子がいる現状を憂いていますが、受験までには必ず間に合わせて足を引っ張る教科ではなく、助けてくれる状態にまで仕上げます。ちなみに、公立対策の長文記述では例年に比べて「時間内に書けない子」がいないのが救い。書けない子は書けるまで書き直しなので、今後は国語メインで頑張ってもらいます。数学社会に力を入れてきましたが、公立組は「国語」の時期が到来しました。